今年の反省

相場日記(日々の全体相場観)

今年もいよいよ終わりが近づいてきていますね。

きちんと一定の利益を出すことが出来たでしょうか?

それが出来ようが出来まいが関係なく常に自己反省をしていくことは大事なことです。

ただ流されるままに買った売ったをやっているだけの投資家が生涯成功し続けることは皆無です。

常にアップデートし成長しようとする努力を怠ってはならず、そのために毎年その年の売買記録を見返して自分がどういう考えでどういう売買をしてどういう結果となったのか自己反省することが将来の自分のよりよく相場を張れるようになることにも繋がっていきます。

世界一のプロ野球選手の評価となった大谷選手の例を挙げるべくもなく、ひたむきな努力をし続けることの大事さはどの世界においても何も変わらないことです。結果としてお金が大量についてくる、それが相場の世界です。

従って長年プロの相場師として相場を張り続けてきた私翁も相変わらず今年もしっかりと自己反省することを示すことで奢らず謙虚な姿勢を保つことの重要性を提示していきたいと思います。

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日本市場の一年

日経平均株価日足1年分を取り上げます。

日経平均日足

今年は前半で年初からレンジ相場が続いていましたが、5月に一気に日本市場の独歩高といった展開がやってきて、後半はそれが続かず高値もみ合いで一年を終えるといった展開となりました。

去年の来年の展望を眺めてみると揉み合いの一年となると見ておりましたので私の予想に反してかなり強い展開が突然やってきて短い期間でそれは終了してしまっている現状といったことになりますね。予想は不的中となりましたこと誠に申し訳ありませんでした。深く自己反省したいと思います。この強さの前提にあったのは日銀の対応が新総裁誕生で急進的な利上げ方向性ではなく緩慢な利上げ方向性に向かうことが明らかになったからということが大きいのかなと見ております。いずれにせよ今年もかなり強い展開が一年間継続し買い方に圧倒的利益をもたらし続けた非常に容易な相場となりました。

直近米国市場が高値更新し続けていますが、その割に上値重い展開となっている日本市場は来年に向けて不穏な雰囲気に見えています。来年に関しては来年の展望にて語りますので割愛しますが、注意しておかねばならない点でしょうね。

基本的には日銀によるマイナス金利からの脱却といったネガティブサプライズをまたもや年末に実践してしまって緩慢な利上げ方向性といったものが覆されてしまうのか、それとも忍耐強く緩慢な姿勢を保ち続けて来年に向かうのかどうかといったところが思惑となって直近ではネガティブサプライズが起こることを織り込む円高が急進していますが、結果どうなるか楽しみですね。

株式市場は基本的に長期上昇トレンドが継続中でありそこにおける高値もみ合い局面が続いている現状ということになります。米国市場が高値更新し続ける大統領選ラリーが来年に起きてくるなら日本市場もさすがにそこに連動してきて高値更新となってくる確率は高まっていくかもしれませんね。

米国経済においては高インフレリスクが緩和してきている現状があり、FRBも利上げを打ち止め来年以降は利下げ可能性を探っていく段階となることで株式市場は直近は高評価ということになっているわけですが、歴史的には利下げ開始局面こそが株式市場の崩落局面であることが多いといったことがありますので実はあまりよろしくない展開でもあるということもまた心の片隅に置いておくとよろしいでしょうね。

コロナパニックの反省無し

コロナパニックを大いに煽ったマスメディアや専門家と称する医療関係者たちの責任を問う声は全く上がってきませんね。過去のパニックなどすっかり忘れたかのように他の話題に向かっていますが、これではまた同じようなパニックをしていくだけです。

本来であればきちんと検証し反省しなければならないのですが、自己反省なきマスメディアはさておき、各所で煽りまくった専門家と称する医師たちの責任は非常に重いものです。日本で何十万何百万と死者が出ていく可能性があるなどと煽った医師などは一体どんな顔をして未だ医師でいるのでしょうかね?その煽りを受けて多くの関係ない人たちが苦しみ悩み他の理由で経済的にも肉体的にも精神的にも死んでいきました。

指定感染症を第五類に変更したところで意味がないと言っていたコロナ利権を疑われる医療関係者も少なからずいましたね。しかし結果それを実践することでコロナパニックは収まりました。ここも私の主張が的中したことになりますね。私はもう最初からこれだけを述べ続けていましたからね。

実際今もコロナは変異し続けて感染者を出し続けてもちろんこれがきっかけによる死者も出し続けているわけですが、それは自然淘汰の範疇であり、人は誰でも必ず何らかのきっかけによって寿命を迎えるという当たり前の生物の論理であり、そこにパニック性を呼び込むべきではないということが一貫した主張でしたが、その通りの時代を迎えており祝着なこととなりました。本来であればマスメディアや専門家となる医師たちが私のような主張を展開してパニックを引き起こさない世の中を形成していかねばならないのですが、実際には逆となってしまったことは本当に反省しなければならないことなのですが、こういったリスクはこれからも起こり得るということを認識しておかねばならないでしょうね。パニックは真理を掴むことを阻害します。

相場を張る上でも何をする上でも同様ですね。

的中してしまったウクライナ情勢

ウクライナ情勢に関しては残念ながら的中してしまいましたね。

来年末になっても相変わらず戦争状態である可能性は十分にあると私は穏やかに述べましたが、この年末に近づいてきた段階において相変わらず戦争状態が続いていますから恐らく年末までにサプライズ停戦などということもないでしょうから、残念ながら来年も戦争状態が継続するということになります。

何度も繰り返していますが米国バイデン大統領とロシアプーチン大統領の思惑は一致しておりますのでウクライナ情勢はまだまだ長期戦争状態可能性が高いということなのでしょうね。欧州各国も停戦させようと動いている気配はなく、結局バイデン大統領失脚だけがウクライナ停戦となるための唯一の方策ということになりそうです。

相場の真理

最後までお読みいただきありがとうございました。

今年もまた反省と言っても自分が去年予測したことの検証といった形となってしまいました。

しかしそれでも言いっぱなしの各種評論家たちと違ってきちんと自己反省していく態度はより読者に対して親切だろうと私は考えますのでつまらなかったでしょうが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

こういったことが的中したしなかったといったことは相場的にはどうでもいい話です。

大事なことはあなたが今年一年行った売買実践においてその一つ一つの取引においてどんな考えで仕掛け手仕舞ったのか、そして結果はどういうものが出てそれは適切だったのか不適切だったのか、そういったことを全取引できちんと振り返ってみることです。

これだけが大事であり、私ももちろんそれは個人的に完了しており、私の場合は今年もきちんと適切な売買実践を全取引において繰り返すことが出来ましたのでそのことに関してここで述べることは何もなかったということになりますね。

米国市場はクリスマスラリーに沸いており、その一方で日本市場は私の直近の相場日記で述べているように円高株安リスクが露呈していくことで上手く連動出来ない現状となっています。この変化は注意して見ておかねばなりません。

植田日銀総裁の発言でいよいよ実質利上げが開始されていくのかといった思惑に過剰反応している為替状況ですが、日銀の方向性は緩慢な利上げ方向性というスタンスは変わらずに行くだろうというのが私の現段階での見立てであり、もちろん米国FRBの利上げ打ち止め利下げ可能性というところでのドル安方向性と言った可能性を見ている向きもあるわけですが、ただ大きなファンダメンタル要素としての日本経済の世界比較における相対的衰退方向性による長期円安方向性というものを完全に無視して円高に持っていくことは非常に難しいというのが私の相変わらずの考えですね。

そしてここを大転換するような政策が日本政府に打たれる気配はなく、財務省も何故か円安が悪で円高が良などといった思想をお持ちのようなので非常に確度の高い長期的な将来だと考えております。

まあ相場師としてはここまですべてどうでもよい話ですね。

相場師がやるべきは簡単です。

上がるものを買い下がるものを空売りなさい。

円高になるなら円買いすべきであるし、円安になるなら円売りすべきである。

ただこれだけを信念として実践継続し続けて下さいね。

円高になると見て円買いしたが円安になってしまったら損切りし、円安になると見て円売りしたが円高になってしまったら損切りし、円高になると見て円買いし円高になったならトレンドが続く限り保持し、行き過ぎれば適宜利確し、円安になると見て円売りし円安になったならトレンドが続く限り保持し、行き過ぎれば適宜利確する。

全く何も難しいことはないのです。

ただこれを生涯正しく実践継続できる相場師は数少ないというだけの話なのです。

ドル円だけで飯を食っている人は少なからず存在しています。

そういう人たちはただただドル円の値動きを研究し続けて適切に仕掛け適切に手仕舞い、時に損切りし時に利確しながら、総合的には損小利大となって圧倒的利益を叩き出し続けているわけです。

その前ではどんな為替の知識も金融の知識も経済の知識も物の役に立たないというのが相場の真理であり、多くの投資家たちが相変わらず全く理解できていない、疑ってしまう真理なのですね。

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