日銀利上げ、大谷選手通訳違法賭博、相場というもの

相場日記(日々の全体相場観)

マイナス金利を解除し実質利上げを日銀が実践しました。

多くの相場のプロと称する素人たちは日銀利上げで円高急進と述べてきたわけですが結果むしろ円安が進むといった皮肉なこととなっています。

まあ為替は日米金利差方向性だけで決まるわけではなく実際そこに相関関係はありませんのでプロの相場師としては当然の現況ということになり、私個人は相変わらず長期円安方向性にあるとみておりそれが長期においては確実に実現していく時代方向性であるということを認識して投資なさると良いでしょうともうずっと前からこのブログで述べ続けてきた主張を反復するだけですが、日本経済という意味でも円安株高という相関もあり、何より日本の輸出産業の大復活といった奇跡のシナリオも輝きつつありますから多くの日本はもう駄目だ将来は少子化で暗いと述べている悲観論な方々を叩き潰していく日本経済繫栄時代に少しずつ期待感を高めつつあるといったところです。ただしもちろんこれから日銀が急進的に利上げをしていくといったことになったり、財務省による円買い介入売国行為が大々的に行われていけば時代は急変していくことは変わりなく引き続き予断なくこれらの権力者たちの動向を注視し続けなければなりません。

いずれにせよ現段階においては日銀の緩慢な利上げ方向性という私の予測が的中していて何よりです。引き続きその方向性で慎重に植田日銀総裁はご判断なされ続けるということを期待しております。そして適切な金融政策を行い続けると仮定するなら最終的にもそれほど大きな利上げとなることはなく低金利を維持し続ける何十年といった展開になるということも現段階であらかじめ述べておきましょう。日本がハイパーインフレになるだとかいったナンセンスな論理は実現しないと私は考えています。

一方で米国は高インフレに苦しんでいる状況ですね。

FRBとしては何よりここを最重要視していますから私の予測通りこちらも非常に緩慢な利下げ方向性になり、多くの識者の予測では6月頃には利下げかと言われているわけですが、私はさらに遅れる可能性が高いのではないかとみております。

バイデン大統領が行き過ぎとなる財政拡大にまい進しておりますのでインフレ抑制は経済政策的に困難になっておりますのでFRBも安直に利下げできないだろうと踏んでいます。

大統領選をにらんでバイデン大統領はFRBに利下げを促して圧力をかけていますからその兼ね合いも考えながらどうパウエル議長が適切に判断なさることが出来るか?大統領などに屈せずにタイミング良い金融政策を実践継続してほしいものですね。

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完璧な人間はいない

大谷選手の通訳のギャンブル依存症による違法賭博関与は衝撃的でしたね。大谷選手が借金を肩代わりしたということのようですが、これが事実であれば米国では選手生命に関わる厳しい処置が行われるリスクが生じてきてしまいます。いずれにせよどれほど親しい相手であっても契約書無き金銭のやり取りはやってはいけないことでした。

代理人やその他の人以上に通訳を信頼していたということなのでしょうね。日本人的とも言えますし、日本なら同情的に道徳的に許される行為となりえますが米国のような契約社会、法律至上主義社会においては違法賭博への送金と知りながらそれを容認した、実際に送金したとなれば各州で賭博がなし崩し的に合法化されている時代であっても彼らが住んでいるカリフォルニア州では現段階においては賭博自体が違法ですし、違法賭博は当然違法ですから米国全土で違法ですし、メジャーリーグ規約でも出場停止など厳しい措置が賭博関連において規定されておりますので大谷選手自身が違法賭博に関わっていないとしても大問題となってしまうでしょうね。

ある意味では大谷選手は野球少年がそのまま大人になったような人物ですから故にこういうところに甘さがあり、本人には何の罪もなくても今回のように周辺の人間が罪を犯してしまってそこに巻き込まれてしまうといった事態になってしまいます。

マスメディアなどでは顕著にプロアスリートの方々をすべての人が完璧超人な人格者であるかのごときに美談を報道して持ち上げるわけですが、実際は彼らも何でも知っていてなんでも自分でできてしまうわけではない未熟な人間であり、誰しもが完璧な人間というわけではない欠点もある普通の人間なのです。

本来はそういう側面もしっかりと見てあげなければならないのですが、どうしても圧倒的結果を残していたりすると何の欠点もない完璧超人であるかのように美化してしまいますね。

株式投資もギャンブルの側面もありますのでギャンブル依存症なのかそれとも仕事なのか、それとも依存症ではなくギャンブルとして楽しんでいるのかということをきちんと自己認識したうえで実践しなければなりません。

私の場合は仕事ですから楽しむ姿勢を保ちながらも真剣に取り組み、当然どんな相場環境であれ結果を残し続けなければならない厳しいものですが、ギャンブル依存症を生みがちな現相場環境でありますからしっかりと自分というものを見つめ直してみてくださいね。

完璧な人間はおらず、人間は常に失敗を繰り返しながら成長していくわけですから間違うことは全然問題ないのですが、やはりきちんと自己反省して改善しようとする努力を怠ることだけはやってはいけないことです。

それは自己正当化に走るということであり、財務省役人のように長期にわたって日本経済をダメにする主犯格となって、間違っているのにそれを認めずに間違い続けて日本を衰退させるといった最悪の結果となってしまいます。

大谷選手はきちんとそこに気づいてどんなに親しい間柄でも金の貸し借りは絶対やってはいけないと学んだと思います。

人間は誰もが日々勉強です。

なぜ勉強するのかといえば私もあなたも完璧な人間ではないからです。

その謙虚な姿勢を生涯保ち続けることが出来るかどうかが人間の人生における究極の課題です。

相場も同様である

相場もまた同様であり、ギャンブル性の高い場です。

いくらでも相場をギャンブルにすることはできます。

借金をして相場を張るというのが多くのギャンブラーの典型例でしょうね。

後は有り金をすべて費やしてしまうような張り方もギャンブルとなってしまいます。

当たり前の話ですが相場は余裕資金、つまり自分の総資産に対して生活資金を抜いて近い将来必要となる資金も除いて余ったらその資金の範囲内で無理せず張るというのが大前提です。

どうしても一攫千金を狙ってと考えてしまうのがギャンブルとなってしまう主因であることが多いですが、無理してはいけないのです。

億り人なる人たちが盛んに各所で煽っているのも大きな責任があるわけですが、そういうたまたま成功できただけの人というのは何度も繰り返すように宝くじに10億円といった高額当選する人は毎年確実に出ていてそのお金を手にしているように相場でもそういう人を作り続けているだけの話であるということを決して忘れてはいけないのです。

本物はそういう煽りは一切しません。

自分の相場手法やら相場での成績などをそもそもひけらかすような卑しいことはしないのです。

有名な方になると税金額などで結果ばれてしまったりしますが、自分からこれだけ儲かっているだとかこういう銘柄がこれからいいだとか、こういう売買手法だと事細かに言ったりすることは決してないのです。

それは別に秘宝だから秘密主義だからではなく、そういうところに相場の本質はないと理解しているからです。

この理解をしているのは結局日々相場を張り続けてそれを長年続けて一過性ではない相場環境に依存しない結果を出し続けている、ごくごく少数の本物のプロの相場師だけなのです。

大相場な現況でギャンブル的に参加しようとしている方々も増えているようですが、決してそんなことは止めてくださいね。

そういうことをして一時的成功がもたらされるとその多幸感からもう手の施しができない沼にはまっていきます。

それがまさに依存症という病気であり、そういう人は決して相場を張ってはいけないのですが、自分がその当事者であると気づくときには手遅れだったり、分かっていても止められないといった事態になってしまうことがほとんどです。

私はそんな可哀想な人たちを過去何人も実際に見てきましたので本当に気を付けてください。

相場は人生そのもの

最後までお読みいただきありがとうございました。

大金をつかむと多くの人は変わってしまいます。

何か自分がちっぽけな人間ではなく偉大なる存在であるかの如く錯覚してしまうのです。

しかし実際にはちょっとした天災や事故でコロッと死んでしまうちっぽけな存在にすぎないわけですからそのギャップで第三者から見ると人が変わったように見えるわけですね。

私は常にこのことを自分自身に戒め続けてきました。

いかにして謙虚であり続けるかということを考えてきました。

こういった事件が起きるたびにギャンブルは良くない、お金は人を狂わすとか否定的にお金というものを捉える人たちが自分はそうではない聖人であるかのごとくに述べるわけですが、私はそういう捉え方をすることはありません。

お金はいくらあってもよいものです。

そして私はもっともっとお金を得ることになると思いますし、それを望んでいます。

しかしその数字の多寡で私自身が変わることはありません。

どれほど親しい相手であってもギャンブル依存症で苦しむ違法賭博に手を出した人であっても資金を提供することは一切ありません。

私は親しい相手だからこそむしろ厳しく罪を償い自己反省し自分の力で更生しろと叱咤します。

大谷選手はある意味では世間知らずの優しい少年のような人間なのだろうなと思った今回の事件でした。大谷選手に道義的責任は全くありませんが、米国の法律上問題となるかどうかは別問題でそれはこれから明らかになっていくのでしょうね。圧倒的メンタリティでこういうことがあっても変わらず自分の仕事をこなして大活躍してくれると思いますが、いずれにせよ今回のことは大谷選手もまた完璧な人間ではないということが明らかになったということですね。

我々は一人一人誰も完璧な人間ではありません。

だからこそ日々謙虚にそして注意深く生きていかなければなりません。

相場というものもまたそれは変わらず、損益状況がどうであれ淡々と謙虚に適切に実践継続していくことが大事となります。

私翁は人生が相場ですが、相場は人生そのものです。

改めてそう思わせた大谷選手通訳の事件でした。

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