有事の金、有事として対策する世界各国政府、有事と思っていない脳天気な日本政府、国家から自立している相場師というもの

相場日記(日々の全体相場観)
金週足

GOLDについてはすでに以前に述べているとおりの見解で現在も変わっておりません。

このときに保ち合いから一気に離れていく可能性を提示しましたが、実際にそうなって上昇トレンド継続中となっています。

2011年の金バブル相場の最高値へ近づいてきており、まずはそこに達することができるかどうかといった現状となります。

基本的に新型コロナウイルスの世界的感染拡大によってこれは有事であるということを金価格が示唆しているということですね。

間違ってはいけないことは新型コロナウイルスそのものではなく、その対策のために国境封鎖をして人の行き来を断絶し、都市封鎖などをすることで世界的に経済崩壊が起こっているということが問題であるということです。

米国を含め世界各国緊急的圧倒的財政出動をしておりますが、このような状況が改善されない限り、持続的に経済的損失を与え続けますので何度も繰り返し述べておりますが、どこかの時点で新型コロナウイルスと上手く付き合っていく覚悟を決めた上で経済活動を再開していく、中国のような決断を世界各国しなければならない瞬間が近いうちにやってくるということになります。

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有事として対策する世界各国政府

世界各国においては急激な金融緩和を行っていることも金価格には追い風となっていますが、大規模かつ大胆な財政出動も含め世界各国政府が適切なリスク認識によって適切な政策を実践しているのは今回の新型コロナウイルスによる世界経済崩壊リスクを出来うる限り防いで、自国がいち早く経済回復していこうとする有事として今回の事態を認識しているからです。

何度も繰り返しますが新型コロナウイルス、COVID-19そのものは人類存亡の危機といったものではありません。

問題はワクチンや抗ウイルス薬開発のための時間稼ぎとしてできる限り感染急拡大を防ぐために国境封鎖などで人の往来を封鎖し、ロックダウンで国民の経済活動を制限することで経済が圧倒的に悪化していることです。

こちらは大いなる危機であり、新型コロナウイルスによる死者を圧倒的に上回る規模で死者を出すリスクが世界中であるということになります。

それは経済的困窮による暴動や戦争、餓死者や自殺者、不安や恐怖による精神的損害によってすでに自殺者も出ているように、新型コロナウイルスに感染して死亡するよりもずっと多くの人たちがこれから無数に死んでいく危険性がこの状態が長引けば長引くほど大きくなっていくのですね。

ですから私のブログにおいてもCOVID-19を取るのか経済活動を取るのか決断の瞬間は迫っていると述べているわけですね。

新型コロナウイルスだけに狭い視野で集中してしまっている人たちはCOVID-19による死亡者だけを取り上げてそれを避けるための命だけが大切であると述べるわけですが、それは一方で経済活動が出来ないことによる死亡者は無視しているということを同時にしているというわけで、結局最終的にはどちらかを取らねばならない決断しなければならない瞬間は近づいており、そのタイミングを計る上で後者の死亡率が高まる可能性が大きくなっている故に、気をつけるべきことをしっかりと遵守することを奨励しながらそろそろ経済活動再開を開始していかねばならない段階にあると私は見ており、中国は世界に先駆けてそれを実践しております。

もちろん中国のこの判断が吉と出るのか凶と出るのかわかりませんが、私は適切な実践だと考えています。

日本にとっては敵性国家である中国が最も適切に動いているということは忸怩たる思いを抱きますが、評価は常に客観的に行わねばなりませんので正直にそう述べておきたいと思います。このことはいずれ誰の目にも明らかとなると考えています。

有事と思っていない脳天気な日本政府

安倍総理の脳天気な動画は見る気も紹介する気もありません。

権力は腐敗する

それだけの話です。

そして彼は日本人ラースト政策を遂行してきた人物らしく、国による休業補償はしないと公言しています。

要するに緊急事態宣言は出しているが緊急事態だとは思っていないということなのですね。

確かに安倍総理個人的には緊急ではない安泰な状況なのでしょうし、ですから今話題になっているような脳天気な動画を投稿できるわけです。

必死にがんばっている医療従事者の方々はもう緊急事態を直に経験している状況で医療崩壊している病院もあるのではないかと思います。

多くの国民は真面目に不要不急の外出を控えており、経済活動は停滞しています。店舗を構えるあらゆる商売が酷い状況で、買わねばならないものも出来るだけECで済ますことで感染リスクを低める人が増えているという意味でECはまずまずなのでしょうが、いずれにせよそういった状態が続けば倒産も増えて失業者も増えますのでそうなればECでもなんでも物を買うお金がなくなるといった人たちが増えるわけですからそこで国が休業補償を大胆に全国的に一手に引き受けるといった英断をすれば大きな経済的な支えとなり、倒産も減り、失業者も減り、なんとかこれで当座を凌いで頑張ろうと思える国民が一人でも多く増えていくことが出来るのですが、有事と思っていない安倍総理率いる日本政府は完全拒否状態で各都道府県知事にお任せといったところです。

しかし東京は潤沢な資金がありますからそういったことを出来ますが他の道府県はそんなことはできないのですね。

ですから国が動かなければならないのですが、残念ながら安倍総理は日本人をむしろ毛嫌いしている感があるようなおちょくり方をしている現在ですから、消費税減税は当然決してやるはずもなく、日本経済崩壊をただただ傍観するということになるのでしょう。

大衆の顔色を窺って不評とみて給付金対象者を少し広げてみようなどという小出しの遅々とした対処では駄目なのですね。大胆に大規模に迅速にやることが緊急事態においては大事なのです。

国家から自立している相場師というもの

私は相場師ですから国による休業補償など全く必要ありません。

ですから安倍政権が脳天気だろうかなかろうが全く関係ありません。

このように国家から自立しているのが相場師というものであり、個人的には相場師であって良かったなあと実感している今日この頃です。

しかしながら私のような相場師は極々少数派なのですから、多くの日本国民は国の支えが必要なのですね。

ですから私は個人的には他人事ながら、日本人として多くの日本国民を救うためには日本政府に苦言を呈し続けるしかないということになります。

安倍総理は一刻も早く述べていることを撤回し、働いているすべての国民の休業補償をせよ

そうすることで無理をせず外出を控えることが出来る人が増え、もちろん生活費の足しにもなり、精神的にも不安が緩和されて免疫力が上がり、新型コロナウイルスに対抗し得る国民が増えるのですね。

安倍総理以下、政治家が考えなければならないことは国家から自立している相場師のような国民は極々少数派であるということの事実認識です。

有事である今こそが政府が大胆に率先して民間では出来ない規模感で迅速に実践しなければならない、まさに大活躍できる絶好の機会なのです。

まさに今そこで仕掛けるんだよ手仕舞うんだよというタイミングで実践できない投資家のような対応をしている日本政府は見ていてあまりに情けなく思います。

新型コロナウイルスからは生き残ったが・・・

最後までお読みいただきありがとうございました。

新型コロナウイルスなどどうでもいい些末な話であると私は考えていますが、それはすでに最終的死亡者として経済活動が出来ないことによるものが圧倒的に大きくなる状況になっているからです。

米国政府は大胆かつ迅速に対処をしていますから、それでも当然ながら短期的に米国経済も大きく沈む経済指標がすでに出てきており、間違いないことでありますが、その対処をしているからこそ米国市場は底堅い推移を示しつつあるといった現状となっています。

それが救いとなってそこで安心感を持って日経平均株価が連動しているからといって日本経済も同様に大丈夫と考えるのは早計で短絡的です。米国などで活躍している日本のグローバル企業は米国政府が適切な対処をすることで救われますが、日本国内経済は日本政府の政策次第であり、それが惨憺たる状況ですから、日本国内経済は大崩壊待ったなしなのですね。

何度も繰り返しますが新型コロナウイルスを圧倒的に上回るリスクがここにあるということを予言しておきたいと思います。

日本だけが脳天気な経済対策をしており、日本だけが世界に先駆けて経済的に沈んでいく将来というものが着々と進んでいるということをどれだけの人たちが気づいているのか、それよりも新型コロナウイルスで何人死んだ怖い怖いと懊悩するだけなのか、なんとか新型コロナウイルスでは生き残ったが経済大崩壊で明日食べる糧を買うお金が無くなったといった国民が多数となってしまう事態は非常に社会的にも危険な段階に入るということになります。

そうなって初めて安倍総理は気づくのでしょうか。

いずれにせよ、盲目的であれ消極的であれ安倍総理支持者たちの罪はあまりに大きいということになりますねえ。

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