相場での誤謬

独活日記(相場を生き抜くために)

結局上がるものを買い下がるものを空売り続けていれば投資収益など造作もなく出ていくわけですね。

こう言うとさも相場で簡単に儲かるかのごとき誤解を与えてしまうわけですが、論理的には実際この相場の真理が通用しているということは事実なのです。

しかし結果として圧倒的収益を挙げ続けることが出来ている投資家が数少ないのは結局下がるものを買い上がるものを売ることしか出来ない投資家たちでこの世は満ち溢れているからなのですね。

私が何度も述べているこの相場の真理の部分を決して多くの投資家たちは理解しようとはしませんし、そもそも熟考してみることさえもせずに、ただただ安くなったら買い高くなったら売りだと信じ続けて大成功を収めることがないままにい続けているわけです。

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これ以上上がるわけがない

これ以上上がるわけがないといった発想は知識豊富で自信過剰な投資家の多くが陥る発想です。

もちろんこれ以上下がるわけがないといった発想も同様ですが、この発想は本当に危険な発想なのです。

この中には感覚的に何と無しに考えてしまう人もいますが、そうではなくきちんと論理的に、割高すぎる水準、テクニカル的に行き過ぎの水準であるということを客観的に分析した上でそういう発想をする人もいますので、そういった人たちの方がむしろ自分の考えにこだわってしまうことが多くなります。

ファンダメンタル分析にせよテクニカル分析にせよ、感情的ではない客観的な分析をすること自体は別段間違いではないのですが、しかしそのような分析も100%の結果を生み出すものではないという当たり前のことを理解しておかねばならないということです。

あくまでこのような分析は高確率事象を確実に掴むためのものなのですね。

これ以上上がるわけがないといった絶対的思考をあなたが持っているなら、それはあなたが高確率事象に自分は賭けているに過ぎないということを全く理解していないということになります。

運の効用

運の要素というものが相場にあることは間違いないことです。

宝くじに高額当選したかのように大成功を収める投資家というのは常にい続けています。

ただその中で本物となる、それが何十年も継続し続けるような投資家は極々少なくその多くがそれ以上の大成功を収め続けることは出来ないままで終わっています。

こういった一時的大成功といったものがとある投資家に起こり続けているという意味では運というものがあるということを認めねばなりません。

しかし運というものは基本的に自分で掴み取ることが出来ます。

ですから運が悪いから成功できていないとあなたが考えることは大間違いなのです。

相場で成功できていないのはただただ相場で成功し続けるための精神確立が出来てないからただ一点のみなのです。

運の要素が絡んでくる部分は短期的圧倒的大成功を収められるのかといった点です。きちんとした精神確立が出来ているなら誰でも確実に相場で持続的な一定の成功を収めることが可能です。

ここは誤解なさらないようにしてくださいね。

一貫性なき売買

そして実際のところ一番大きな要因としてあるのは実は売買が杜撰である投資家がほとんどであるということですね。

現在のような日経平均株価が30000円の大台に乗せるような易し過ぎる相場においては適当な売買でも上手く行ってしまう投資家も少なからず生じてしまいますのでなかなか理解されない状況なのですが、私がいつも述べているのはどんな相場付きであれ、上昇相場だろうが下落相場だろうが横ばい相場だろうが関係なく利益を出し続けることが出来る投資家であることといったことですから、その観点からすると一貫性無き売買では決してそれを満たすことは出来ないということになります。

一貫性についてはすでにこのブログでも述べておりますが、大切なことなので何度も反復しているわけですが、要はこういうタイミングで売買するといったものがあり、それをどんな誘惑物、煽り屋にも翻弄されることなく適切に継続できる姿勢ということになります。

多くの投資家たちはこの一貫性無き売買を繰り返してしまいますから継続した成功をもたらすことが出来ないのです。

そして一貫性無き売買によって誤った成功体験を経験してしまうリスクも大きく生じ、誤った成功体験は大いにその投資家の売買姿勢を狂わせますから投資家として生涯生き残り続けるためには出来る限り避けたいことなのです。

私が読者を最も惹きつけることになる特定銘柄を煽ることを決してしないのはそういった情報は決してそれを見る投資家たちに良い影響はもたらさない、一貫性を保とうとしている投資家たちを阻害してしまうと考えているからなのですね。

相場での誤謬

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日は相場での誤謬と題して結局相場の真理を反復したということになりました。

新型コロナウイルスに関しても相当に誤謬に溢れていてコロナパニックを世界的に巻き起こしてしまったわけですが、相場でも同様で、一見正論であるかのごとき、正義であるかのごとき常識なる誤謬というものが少なからずあり続けているのが現実ですね。

この取捨選択を適切に出来ることが本当に相場でも大事なのですが、そのためには最終的にはその本人が実際に経験するしかない、経験することで誤謬に気づくことになるという場合が多いということになります。

今日述べたことは相場の真理の極一部の話ですが、思考、要素、実践法においてそれぞれで一つずつ大事な相場での誤謬を取り上げました。

最初からすべてを理解することは難しいですから、何度も何度もこのブログを読み返して反復しながら、実際に相場実践を通して経験を積んでこの辺の真理を頭だけではなく身体で理解できるような状態に少しずつしていってください。

こちらもいつも述べていることですが机上の論理、書物やらテレビ、インターネットなどで得た知識を元に語っているだけの評論家では現実の世界における真理は決して掴めないのですね。

何故ならそれは頭で理解しただけで身体で理解したわけではないからです。

相場では体得するということがとても大事です。

相場での誤謬は何なのか、それを体得することがまず相場で成功し続けるための精神確立のための第一歩なのですね。

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