矛盾

独活日記(相場を生き抜くために)

コロナパニックは続いています。

私は新型コロナウイルスの社会的受容必須ともう何年も馬鹿みたいに繰り返し主張しているわけですが、残念ながらその方向性には向かっていません。

まあ相場師の戯言など信頼性がないということになりますね。多数派は大抵煽り屋に煽られて間違えるということは相場でもう何度も何度も見てきておりますので一般社会においてもそれが通用してしまうということになるのでしょう。

要するに社会というものは矛盾を抱え続けているわけですね。

正しさが通らない事象など今回の新型コロナウイルスに関することだけでなく無数にあるということです。

相場も例外なく矛盾に満ち溢れた世界です。

今日はこの矛盾について少し考えてみたいと思います。

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矛盾とは何か?

まあ有名ですからご承知だろうとは思いますが、一応矛盾について簡単に説明しておきましょう。

まさに文字通り盾と矛を合わせて矛盾ということであり、逸話としては最強の盾と最強の矛で互いにぶつかり合ったらどちらが勝つのか?といった疑問に対して答えがないことから矛盾という言葉になっているということになります。

最強の盾ならどんな矛に突かれても壊れないはずですし、最強の矛ならどんな堅い盾でも貫き通すはずですが、その両者同士で突き合った場合には盾が勝つなら矛は最強ではなかったということになり、矛が勝つなら盾は最強ではなかったということになってしまいそれぞれ最強の盾である最強の矛であるという主張は互いに矛盾してしまうというわけですね。

矛盾を解決するもの

しかし私が考えるところではこの矛盾を解決するものはあるのです。

それはまさにその最強の盾と最強の矛を突き合わせてみればよいのです。

矛が折れるか盾が貫かれるか、いずれにせよ結果が出てどちらかが最強でどちらかが最強ではなかったということが分かるからです。

つまり矛盾とは最強の盾と最強の矛といったそのものが互いに真実であるということが大前提の上に成り立つものであり、現実は嘘が多い世界ですからどちらかが偽物である確率は高いということになります。

私は今大事なことを言いました。見逃さないで下さいね。

相場を張る上で非常に重要なことです。

相場における矛盾

相場は矛盾だらけの世界です。

割安割高といった評価があるのは要するに実際の企業価値からしたら安すぎる高すぎる株価を付け続けているということを意味します。

チャート形状でもこの形になったら買いだ売りだというのがありますが、必ずしもそうならないことが少なからずです。

つまり常に矛盾を抱えた株価形成が成され続けているわけですね。

従ってこの矛盾に対してどうしたらよいか分からないとして誰かに何かに頼ろうとしてしまうのが多く投資家たちの行き着く先です。

この銘柄が買いだ!と力強くその薔薇色の将来を示して株価10000円になるなどと強調されることで安心感を得てその銘柄を買いに走るわけです。

勝率90%の必勝法などといった売買手法を10万20万だしても購入してしまいます。素晴らしい売買手法なら10万20万など安すぎるほどに100万1000万1億と稼げるからと安易に手を出してしまいます。

こういった現象が今日も起きてしまっているのは相場におけるこの矛盾が無数にあることが一因となっているのですね。

相場における矛盾は常に結果として株価が上がることが正しいとなるか株価が下がることが正しいとなるか分からないということなのです。

市場の考えに従え

さてここまで矛盾に関して述べてきてではこの相場の矛盾に対してどのように対処していけば良いのかということになりますが、その答えはもうすでに出ている話であり、それは市場の考えに従えという相場の基本三原則第三番目の言葉となります。

株価が上がるという最強の矛、株価が下がるという最強の盾、それぞれが最強たる所以となるその事象が高確率で起こるだろう理屈、論理展開があったときに、迷う必要はなくそれを互いに突き合わせてみれば良いのです。

具体的に矛でも盾でも好きな方を選んで良いということですね。

ただし選んだものが最強であるというものが嘘であることが判明したら即座に撤退する決断が必要になります。

その決断を促す思考が市場の考えに従えという言葉になります。

具体的実践としては手仕舞う、迅速に損切りするということです。

相場における矛盾に対する具体的対処は極々基本となる迅速な損切りがすべてなのです。

これが出来ない投資家で満ち溢れているのは常に市場の考えに従わず自分の考えに従う、自分が選択した最強の矛、または最強の盾が、最強であるとこだわり続けてしまっているからです。

矛盾に対する対処法は容易ながらまさにそれを実践継続するのは人間心理上至難の業なのです。

適切な実践に矛盾なし

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日は矛盾という言葉を主軸にして結局は不変の相場の真理を説きました。

二年経っても全く人類存亡リスクが露呈していない新型コロナウイルスに対して相変わらず自己反省なきマスメディア以下煽り屋たちの不安と恐怖に煽られて翻弄されている社会の矛盾、この解決はただただ時間が解決していくことなのかもしれませんが、相場の矛盾は時間が待ってくれない局面もあり、その局面においてはあっという間に自己破綻の憂き目にあってしまう投資家も少なからずです。

そこに潜む投資家心理は常に自分の考えにこだわり、市場の考えに従えない、矛盾への対処が出来ていない、出来続けていないというただ一点のみなのです。

矛盾という言葉で考えるべきは矛と盾、どちらが最強なのかということではなく、どちらが最強であっても関係なく、どちらを選んで実践しようとも関係なく、市場の考えに従って対処すれば矛盾など造作もなく解決することであるということです。

一般社会においてはそれが取り返しのつかないことになってしまう可能性がありますが、相場においては容易に矛盾への対処が出来てしまうのです。

このことをしっかりと認識して今日も自分の考えではなく市場の考えに従って適切に売買実践を継続することを心掛けてください。

その実践行動の前では矛盾など一かけらも存在しないのです。

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