総裁選、相場、テーパリング

相場日記(日々の全体相場観)

さて自民党総裁選の告示がされましたね。

野田氏が出馬を決めて4候補による争いとなってきました。

私は自民党員ではありませんので支持者を開示しても問題ないということで高市氏を推しておりますが、情勢としては党員では河野氏が優勢で議員では野田氏以外の三氏が同程度くらいということで最初に過半数を取れる候補がおらず、恐らくは決選投票まで持ち込まれてその後2,3位連合となるのか1.3位連合となるのか、この辺りは当日のその瞬間までわからないということになりますね。

いずれにせよ総理大臣を決める選挙となりますから、自民党員の皆様は大事な選択となり、そして解散総選挙も間近ですから議員にとっても自民党が大きく勝てるかどうかを占う総裁選選びとなっています。

個人的には前回述べた通り高市氏の政策に近いものが多いということで高市氏支持となります。

私はその人の人格とか性格とか話ぶりだとか印象だとかいったものではなくどんな政策を訴えているかのみで判断していますので新しく出馬なされた野田氏の政策も拝聴したうえでやはり高市氏の述べている政策が日本をこれから復活成長させるために最適と判断しています。

しかし前回も述べましたが最終的にはどんなにすばらしい政策を提示していてもそれを変節せずに実際に実践できるかどうかであり、高市氏の現主張を拝見しているところでは靖国神社を総理になっても参拝すると明言しており中国韓国、そして米国にさえも阿らない姿勢を示しておりますし、国民の安全安心財産を守るためにやるべき法整備、実践をしたいという想いは強く伝わってきてかつ具体的な新しい政策も各種提示しておりますので他の曖昧な政策提示に終始している候補者と比較して自己主張がはっきりしていてしっかりしているということは保守派の方々は当然として真っ当なリベラル派の方々からも評価をされているといったところですね。

本当に高市氏の述べていることが実際に実践できると良いのですが、第二次安倍政権における安倍総理もまた同様に素晴らしい政策を掲げて最初は実践していたものの年を追うごとに変節し改悪して最終的には売国政策のオンパレードになってしまいましたから高市氏が仮に総理大臣になったところで過大な期待感を抱いてはいけないのだろうと覚悟しています。

そして党員は人気の石破氏票が石破氏が河野氏を推すことでとりあえずは流れているようで過半数の支持を集めており、満遍なく支持を集めている岸田氏との決選投票可能性が高いというのが現実的で私の当たらない予想では岸田氏が二位で決選投票で勝利して総裁となる確率が高いと現段階では見ておりますが、願望としては高市氏がメディア出演を繰り返して正論を述べ続けて自民党員の心を掴んでいって票を大きく得ていく展開を期待しています。

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相場概況

今週は総裁選が始まっており、祝日も二日あり、すでに期待相場は起きて高値に来てしまっていますので動きづらい週ということになりますね。

日経平均日足

極短期的には総裁選への期待出尽くし売り可能性が高いと言うことになります。

実際コロナ対策は4候補ともに緊急事態宣言を解除する気は当面ないようなコロナパニック政策を提示しており、私がここだけやればよいと述べている指定感染症指定を第二類から第五類に変更すべしと力強く主張して下さる候補者は一人もいませんでした。

ということは日本国内経済は厳しいままであるということを意味しますので期待は一気に剥がれていくリスクが高いということになります。

菅総理は意外と頑張ったといった評価も出ていますが、その多くの言説は市場原理主義者のグローバリストたちによる規制緩和構造改革政策への評価で結局菅総理は補正予算も連続的に行うことなくコロナパニックを維持したまま日本経済を疲弊させていますので私は残念ながら評価できませんね。

消費税減税を述べて下さる候補者も一人もおらず日本国内経済の厳しさを正しく現状認識しておられる方は残念ながらいなかったということになります。

補正予算的には高市氏は現在を緊急時として潤沢に財政出動をすると仰っていますので実際に実践なされるなら高評価となりますが、本来は消費税減税を述べていくべきであり、それをするなら恐らく野党連合がそれを目玉にして戦う準備をしていますからその出鼻を挫いて自民党圧勝になると思いますが、そういった強かな戦略を考える政治家はほとんどいないようですね。自分たちが勝ててなおかつ国民にとっても現状の日本経済にとっても素晴らしい政策が話題にすらならないのですからこの点においては政治の劣化が著しいということになるのでしょう。

いずれにせよ期待先行で相場は上がっている段階で、米国市場は上値が重くなってきてテーパリングは間違いなく近いうちに実践されそれは株式市場にとっては明らかにマイナスですから調整局面が来る可能性は高く、日本市場もそこに連動していく確率は相当に高いと私は見ております。

それを逆転して独歩高という展開に持っていくためにも本来は消費税減税と大規模財政出動をセットで一気にやるといった政策をすることが大事です。

米国のテーパリング開始時期

何度も繰り返していることですがいよいよ米国ではテーパリング、量的金融緩和縮小開始となる時期が迫ってきています。

明日はまあないと思いますが、次回の11月のFOMCでは可能性は高いですので年内開始確度は高いと見ております。

観測気球的にマスメディアを使ってにおわし続けており上手く株式市場がそれを消化していってくれると良いのですが、これはどうなるかは全く分かりません。

FRBは基本優秀ですから株式市場に配慮しながら上手にやってくるとは思いますが、株式市場にとってはマイナスであることは間違いないことですのでいざ実践が近づく、実践された段階においてはさらなる追加量的金融緩和縮小タイミングも含めて流れが株売りの方向性へと進んでいくリスクがあるということは常に心の片隅に置いて相場師としても基本空売り姿勢に転換するといった難しい姿勢大転換を大胆に行わなければならない瞬間が来る可能性をしっかりと認識しそのときには今までの基本買い姿勢で良かった成功体験に囚われることなくしっかりと実践できるように今から準備しておかねばなりません。

もちろんこれはあくまで可能性の話ですので上手く消化した上で上昇トレンドを再び築いていく可能性もあり得ますが、現段階のNYDOW水準はファンダメンタル的にもバブルではないですが割高水準ですからここからの大きな上値余地は現段階では見えないということは理解しておくべきでここから大きく上昇していく展開はまさにバブル相場となるということはしっかりと理解しておくと良いでしょう。

相場師はそういった基本的前提は理解した上で淡々と上がるなら買うし、下がるなら空売るのですね。

ここを間違えないで下さいね。

自分の考えではなく市場の考えに従い続けること。

これが相場師として生涯生き残り続けるための唯一の方策です。

反グローバリズムの日本ファースト政策が出来るかどうか

最後までお読みいただきありがとうございました。

日本では誰が自民党総裁になるのか非常に大事な時期となっています。

非常に高確率で自民党総裁が日本の総理大臣となるわけですから当たり前の話ですが、日本の行く末を占う上で非常に大事な選択となります。

四人の候補者の誰が自民党総裁になられたとしても反グローバリズムの日本ファースト政策をして欲しいと私は願っております。

コロナは風邪ですから緊急事態では全くないですが、コロナパニックが生じており緊急事態と認識している方々は少なからずですからその環境を生かして批判を吸収して大規模な財政出動が出来るタイミングです。

緊急事態に乗じて消費税減税も敢行すれば日本国民の大絶賛は間違いない状況です。

この好機を自民党の政治家は是非とも生かして欲しいですね。

本来は政治は現在の国民に利すらないことでも批判を浴びることでも果敢にやらねばならない時代というものがありますが、現在は現在の国民に利することでかつ称賛されることを果敢にやらねばならない時代といった政治家にとっては最大幸運となるタイミングとなっています。

次の総裁はこの機をぜひ生かして、大胆な減税と大規模財政出動をして日本経済のインフラを強く支える政策実践を財務省などの抵抗に負けることなく国民の支持を支えに自分の進退を賭けて実践して欲しいと思います。

総理大臣が大きな方向性としてこれを掲げて命令すれば官僚はその方向性へと進まざるを得ません。

日本国内経済の将来のために財政緊縮論者やグローバリストと戦ってくれる本物の政治家が総理大臣になってくれることを期待しています。

そうなると今でも忙しい相場師である私はますます大忙しになるということになりますねえ。

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