中間選挙は上院下院共に民主党の勝利ということで圧勝と言って良いのでしょう。
私もまあ民主党の圧勝の様相とこのブログで述べていましたから予想的中ということではありますが、マスメディア以下大方の予想通りですからあまり褒められたものでもありません。しかし今回は本当に共和党に不利な情勢が各州で起きておりましたのでバイアスをかけずに客観的に判断できればどんでん返しもない誰でも結果が容易に分かる選挙だったかなといったところですね。
トランプ大統領が自分第一主義な大統領であるならイランを叩くことはなかったかもしれませんし、少なくとも選挙前に妥協してホルムズ海峡は解放されて原油も大暴落して中間選挙も共和党の勝利となっていたことでしょう。
しかし彼は米国ファーストであって自分ファーストではなかったので選挙で自分に優位にするためにイランを使うということは決してしませんでした。私にとってはむしろこの敗北はトランプ大統領の評価を高めたことになりました。彼は決して自分ファーストではなく米国ファーストであり、イランとの安易な妥協はこれで絶対になくなったと考えます。これは世界平和にとって大事なことです。
いずれにせよ米国民もまた自分たちの生活というものを最重要視する自分ファーストな方々が当然多いですから例外なく原油高はトランプ大統領への批判につながったということになります。
ただこの民主党の圧勝をみてもなお米国は大統領制ですから日銀の植田総裁とは違ってトランプ大統領がレームダック化することにはならず、トランプ大統領の本質からして何も変わらず淡々と大統領権限でできることを実践してくるだろうと思います。そして大統領の権限は大きいものがありますから拒否権発動も含めてやるべきことをやろうとすることになると思います。
もちろん民主党は足を引っ張ろうとしてきますから今までのようにはいかず予算編成などでは遅延が生じるリスクは生じますが、もう大分大統領令でやり切っていますからそれを淡々と施行していき米国経済を繫栄させていく二年となる確率は高まり続けるかなと私はみております。
相場への影響
この辺はいわゆるトランプトレード銘柄は大崩壊している現状というところでしょうかね。
米国で言われていることは民主党の圧勝によってトランプ大統領のAIを中心とした各種インフラ政策がおじゃんになるということですが、日本ならともかく米国ではこれはなかなかに難しいことではないかと思います。米国がAI時代に覇権を取る方向性は共和党だろうと民主党だろうと変わらないというのが私の意見です。
従って中期的な相場の流れは不変かなと見ます。
中間選挙を控えて様子見姿勢、見切っていた投資家が多かったかと思いますがそういった人たちがイベントが通過して短期的な動きが落ち着いてきたら動き始めてくるのではないかと思います。

結局のところ市場は経済指標次第、企業業績次第であり、各種企業を見ている限りその業績が悪化するような兆しはどこにも見つからないというのが現状であり全体市場の中期的方向性としては巷で大暴落だと大騒ぎしているほどにはそれは実際に起きていない現状であり上昇トレンド継続中ということが客観的に判断できますね。
この圧倒的成長力に継続性がないのではないかという疑問が常に言われ続けているわけですが、現段階ではその兆しさえ見えないというのが冷静に数字だけを見る人間から見る事実となります。
つまり相場への影響は軽微かなという結論となりますね。
ネットセキュリティの専門家であるはずのGMOハッキング
これは喜劇なのかというところではあります。
私も予測していたわけではありませんがセキュリティが大事と述べ個人でも犯罪AIを作成可能な時代に入っているから時間の問題だとこのブログで先日述べていたところでいきなり日本では専門企業のはずの企業が脆弱性を突かれてハッキングされたという事実が大きな話題となっておりますね。
改めてセキュリティの重要性が高まったということになりますが、この事象に関してはどうも基礎的な穴を自社の専門家から指摘されていたのに経営判断としてコストを意識して改善しなかったという失態が起きていたようでそうなるとちょっと話が違うことになってトップの責任問題というものが生じることになります。
記者会見の社長の発言はお粗末で31年間儲ける、儲かるという言葉は使ったことがないと自己弁明に終始していたのは大間違いな余計な発言でしたね。
31年間生き残り続けてここまで自社を大きく出来ている時点で儲けることを冷徹に合理的に実践してきたことが明らかであり、こんな嘘は言うべきではなかったということになります。
経営者として実績がある、優秀だからと言って人として成熟しているとは限らないという典型例です。
しかしまあ完璧な人間などこの世に一人もいないですからこういう人間性の社長であり、それゆえにむしろ魅力を感じた人たちも集まってここまでの大企業を形成できたのでしょう。
ただいずれにせよネットセキュリティの専門家であるはずのGMOがハッキングされたという事実は日本のレベルが知れてしまったということでもあり、実際個人的にも個人情報漏洩のお詫びのメールやら手紙やらが増えている方々も多いのではないでしょうか?
確実に犯罪AIによって迅速に的確にハッキングが可能となっている時代となったということになります。
まあネットショッピング等々、ネットで何かをしている限り、個人情報は筒抜けであると覚悟はすべきでしょうね。まあ我々個人は名前や住所やメールアドレスが漏洩したところで金になりませんから取得する側も意味がないのでこれからもあり続けるでしょうが、実害はほとんどないでしょう。
AI時代の負の側面はもうネットにかかわる限り入力情報、保存情報は筒抜けであるということになりますね。
敢えて狭い狭い道を進む日本
最後までお読みいただきありがとうございました。
今年最大のイベントとなる米国中間選挙が終わり、今年も終わりかなという感じですね。
相場としても米国はクリスマスラリーが来るかどうかというところですが、今年の牽引銘柄が二番天井をつけて大暴落して調整局面に入っていますので最高値更新は難しそうであり、日本も残念ながら財務省が足を引っ張り日銀の年末利上げがまたありそうですから上値の重い展開となるかなとみています。こちらも今年は終了かなという感じですね。財務省官僚の天下り多数の財務省支配企業であるJTはロシアへのカントリーリスクへの管理の甘さが露呈してプーチン大統領にしてやられて大暴落しており、財務省の無能さが二重に露呈している皮肉によって日本の株式市場にも一定の影響を与えそうです。財務省が関わるものはろくなことがありませんね。JTの場合は安定増配優良成長企業として人気がありましたがこういうカントリーリスクを無視して利益を貪っていたという財務省OBらしい企業であることが分かったというところは冷徹な投資家視点としてはPLでは見えない実態が判明して良かったなという印象ですね。ロシアに関しては単純に酷い国だという論説は意味がなくそれが世界の権力者たちの権謀術数であり、酷いですなんていう感情論で終わってはいけないことです。冷徹に見たときに私の考えはエネルギー資源豊富で金に困ってはいないもののウクライナ戦争での戦費は嵩んでおり、JTの収益力は魅力的なものであるということなのでしょう。お花畑な官僚企業をこの日のためにロシアに誘致し膨大な利益を出すのを容認し育てていたという遠謀であったということになりますね。相変わらず強かなプーチン大統領であり敵ながらあっぱれと言わざるを得ません。

全体市場としてはもちろん米国市場が復活、騰勢を強めれば連動していく可能性はあるのですが、とにかく日銀の急進的な利上げがマイナスで国内景気を確実に冷やしていっているので高市総理が消費税減税し、財政拡大に努めても経済的には相殺されてしまうリスクが来年以降生じていると私は見ており、市場もそれを織り込みつつある情勢かなと思います。
日銀の愚行を埋めて余りある財政拡大となればよいのですが、その辺はまだ現段階では未知数であり、年末へかけての来年度の税制改正大綱などを見なければ分かりません。
消費税減税もまだ確定したわけではありませんが、それが出来たとしても隠し増税などがあるかもしれませんし、まだまだ未知数なことが多い現段階ですね。
アクセルを踏みながらブレーキを踏むちぐはぐな政策は日本の長年のお家芸ではありますが、ブレーキを早く強く踏んでいくとなるとそれを埋めて余りあるアクセルを踏めるかどうかにかかってくるわけですが、なぜに日本はいつもこういう同じ過ちを繰り返すのかなというのが私の悲しき想いですね。
嘆いてばかりいても仕方がないのでその狭い狭い道を進んでいけることを信じるしかないという現状となります。
