忍耐力

独活日記(相場を生き抜くために)

相場を張り続けていく上で大事なメンタルの一つとしてあるのはこの忍耐力というものになります。

ただし忍耐力と一言で言っても必要な忍耐力というものがあり、ものによってはむしろ有害にさえなる忍耐力もあります。

従って今日はこのことをしっかりと考えてみたいと思います。

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仕掛けの忍耐力

まずはここで躓いている投資家は多いですね。一生懸命分析してこれだと思う銘柄選択が出来たとしてすぐに仕掛けてしまう投資家が後を絶ちません。それでも効を奏するような相場環境に今現在あることでますます誤解を与えてしまっているのですが、本来的には目星をつけた銘柄があったとしても仕掛けるにしても打診で留めるべきであり、本当に自分の思い通りの方向性、つまりは上昇トレンドを形成していき自分の仕掛け値を大きく超えて含み益となっていくのかどうかを図るために仕掛けない忍耐力が必要となってくるわけですね。

ところが大抵の投資家たちは分析するまでが大事として選択したら即仕掛けてしまうという忍耐力のなさを発揮してしまいます。

とにかく自分の精細な分析力で導き出した解答を実践して大儲けしたいという想いが強くなってしまうのです。

忍耐力があまりに足りないということになります。

仕掛けの忍耐力はまさに仕掛けを待てる忍耐ということですね。

手仕舞いの忍耐力

同じように手仕舞いの忍耐力というものも困難を極めます。

早すぎる手仕舞いで早期トレンド形成の段階で実践して利食い千人力とは言えないほどの小幅な利益でせっかくの大成功取引を逃してしまいます。

逆に遅すぎる手仕舞いでトレンドが崩れているのに最高値を見ながら、最高値で手仕舞いは理想であって現実ではないとはいえ、その言葉を言い訳にして元のさやに戻っていく過程を手仕舞いせずにいてしまいます。

適切な手仕舞いというものは何なのか?

ここに正答はありません。

間違いないことはすべての投資家がすべての取引で大底を買い天井を売ることが出来ることは決してないということです。

長年相場を張り続けている私翁も全く例外ないということを知っておいてくださいね。

何十年相場を張り続けていてもそういうことが出来るようには決してなりません。

それなのに自分はそれが出来るかの如くにここだと手仕舞いをしてしまう投資家が後を絶たないのです。

手仕舞いの忍耐力が相当に乏しいということになります。

手仕舞いの忍耐力はまさに手仕舞いを待てる忍耐ということですね。

保有の忍耐力

そしてここからさらに難易度があがっていきますが、保有の忍耐力ですね。

これは圧倒的に難しい。

バフェットのように適宜仕掛け手仕舞いを繰り返しながらもきちんと保有し続ける忍耐力を持っている投資家は稀有であり、バフェットだけが出来る芸当です。

私はもちろん、長期投資家を標榜する方々もそれが出来ている人は稀有でしょう。

何故ならバフェットと同様に出来ているなら自己資産が兆円を超えていておかしくないですがそんなカリスマ投資家なる人を見たことはありません。せいぜい100億円レベル程度の人がちらほらというところでしょう。バフェットは最高峰ですから比較してはいけない対象ではあるのですが、保有の忍耐力がバフェット同様にあるなら同程度の成績が残せていてもおかしくありません。

それほどに保有の忍耐力というものはだれにでも出来るもでない難しいものなのです。

もちろん恥ずかしながら私もこの保有の忍耐力がありません。

長年相場を張り続けてきましたがやはりバフェットのような保有の忍耐力がないので兆円レベルに達することが出来ていない二流の相場師であるということを自覚しています。

もちろんこれから目指したいとは考えていますが寿命が尽きるのが先でしょうね。

この辺はこれからの若い相場師たちに期待したいと思いますが、プロの相場師の世界は最高峰は兆円レベルであるということを認識しておいてくださいね。

そしてそれをあなたが生涯で成し遂げるなら保有の忍耐力がある投資家であったということになるでしょう。

私も含め大抵の投資家たちは利食い千人力を合言葉に保有に忍耐力をバフェットのように維持は出来ない投資家がほとんどとなりますね。

もちろんほったらかしでの保有ではなく日々厳しく適切に判断を更新しながらの保有です。

保有の忍耐力はまさに保有を適切に継続できる忍耐ということになります。

資金管理の忍耐力

そして最後にこれが一番重要ですが資金管理の忍耐力ですね。

相場を生涯張れない投資家のほとんどの原因は杜撰な資金管理をした瞬間があったということに尽きます。

大抵は身の丈を知り、きちんと自分の総資産に対して適切な比率で資金管理をして相場を張るのですが、一時増長したり、復讐心に駆られたりしてこれを犯すような余計な取引をしてしまうことがあります。すぐに気づいて見切れれば良いのですが、それで上手く行って成功体験を得てしまったら最後、そのまま破綻するまで継続してしまうリスクが高まってしまうのです。

株式市場であるなら余程のことをしない限り手酷いことにはならないのですが、杜撰な資金管理による売買は間違った売買を犯してしまうことよりずっと早く破綻させますので気を付けなければなりません。

この忍耐力はあなたのこれだけ利益を出したい、これだけの損失を取り返したいという欲望が関わってくることなので非常に誘惑に屈しやすく、克服困難な忍耐力となります。

資金管理の忍耐力はまさに資金管理を適切に継続できる忍耐ということになります。

生き残り続けるということ

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日は投資家に必要な忍耐力というものに関して考えてみました。

結局相場では生き残り続けるということが大事であるということになります。

上手く行かぬ日々が続いても不安にならず、無理もせず、しっかりと損切り見切りも継続して適切な売買を繰り返し続けることが出来る忍耐力というものが必要となるということになります。

仕掛けにしても手仕舞いにしても保有にしても資金管理にしても結局はすべてあなたの心の問題なのです。

心の問題を解決しないで相場を張っていると上記したことを犯してしまう忍耐力の無さを発揮してしまいます。

そういう意味で忍耐力とは我慢強さというよりも淡々と機械的に動ける精神形成ということになるのかもしれません。

ただこれは言うは易く行うは難しです。

私も今日も自分自身の心を見つめ続けて増長していないか、不適切な行動をしていないか、自己監視し続けていますがそれでもなお油断すると誤った売買をしてしまうこともあり得るのです。

相場師は生き残り続けていれば生涯においては圧倒的資産を残すことになる。

この言葉を皆様には贈りたいと思います。

今日どれだけ儲けたか?明日どれだけ儲けるか、今年、来年、数年後までにどれだけ資産増殖させるか?

大抵の投資家たちが考えることはこんなことばかりですが、大事なことはそこにはなくただただ日々適切に相場を張り続けることに集中していると最初は10万円、100万円の資産でも死ぬ間際には最低でも10億円、100億円といった資産増殖になっているというのが本質です。

誰でもそうなれるのか?といえば誰でもなれますと私は述べますが信じない方がほとんどでしょう。

もちろん適切に相場を生涯張り続ける精神形成が出来ているなら誰でもなれるということになります。

つまりあなたの心の問題で恐らくはほとんどの人たちは達成困難な目標となってしまうのでしょうね。

私のような相場師は巷では短期売買を繰り返す目先しか見ていない博打打ちだくらいにしか思われていないのですが、その本質は違って生涯における資産増殖という長期的視点で考えており、一般の投資家たちが企業に長く投資し続けることを長期投資と述べているのに対して私にとっては自分自身の相場人生における長期投資戦略ということを思考し、そのための何万分の何十万分の一の取引が目先の取引であるという思考であるということになります。

この思考の違いがまあ心の持ちようの違いということですね。

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