RCEPグローバリズムの再進撃

相場日記(日々の全体相場観)

着々とグローバリストたちによる国体破壊は続いていますね。

自由貿易協定という名の国境なき経済統合であるRCEPがアジア15か国で署名されるに至りました。

コロナ禍で経済的に苦しい中で何とか他国から富を奪うことで立ち直りたいといった各国の思惑があるのでしょうね。とんとん拍子で進んで署名に至ってしまった感じです。

しかし国家の法の上にあるこの自由貿易協定は弱肉強食を推進し国境を無くすグローバリズムにとっては念願の結果ということなのでしょうが国家としては諸刃の剣です。

トランプ元大統領は反グローバリズムといった立場で関税を復活させたり経済連合から脱退したりと米国ファースト政策に邁進していましたが、バイデン新大統領は恐らくグローバリストですから再びTPPなどにも関与してくる可能性もありますね。

EUでの失敗に学ぶことなくアジアにおいても中国が主導する形でRCEPは動いており、中国のアジア支配へ向けて日本もその一つに組み込まれてしまう時代となってしまうリスクが生じています。

単純な反グローバリズムではただの反対になってしまいますので私はグローバリズムに代わるものとしてのインターナショナリズムを提唱し続けていますが、この違いはやはりそこに国家というものがあるのかないのか国境というものを大事にするのかしないのかといったものがあります。

いわゆるEUの経済統合は移民問題や格差問題などが生じて大失敗に終わったことが明らかになっている段階でそれに準ずるような経済統合的な経済ブロック形成はまさに経済的に国境を無くしてその域内では関税がほとんど無い完全自由貿易を理想とするグローバリズムが根底にあるわけですね。

この恐ろしさを意外と認識していない方々は多いですが、それは実力以上の圧倒的格差を生む弱肉強食社会になりますので自分の実力に圧倒的自信がある極々少数の方々はますます富むわけですから良いですが、それ以外の実力の劣るその他多数は総じて貧する社会形成となっていきます。

こういったことをある程度緩和する役割として国家があるわけなのですが、そんな国家など要らないといった無国籍主義のグローバリストたちが日本でも勢力が大きくなってきていますから注意しなければなりません。

このような発想の日本人は国民皆保険など利用して欲しくないですね。

国家あって初めて出来る制度で日本が世界に誇る富める者も貧しき者も平等に安価で医療を受けられる制度はグローバリズムの世界ではあり得ない制度だからです。

自分では国家があることの旨味は享受しながら国家無きグローバリズムを推奨していくのはやはり言行不一致であり、まさに国籍を持たない無国籍主義者となって医療も自己責任で全額負担で生涯やり続けて欲しいですね。

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歴史上最高値更新するNYDOW

今まではナスダック連動型相場が続きNYDOWは上値が重い展開が続いていましたがバイデンご祝儀相場なのかコロナワクチン開発期待なのかここにきてナスダックが三尊天井的に調整する一方NYDOWは歴史上最高値更新を力強くしてきました。

物色傾向はバイデン銘柄として変化してきており、文字通りの売電といったクリーンエネルギー、つまりは環境関連といったものが物色されている現状ですね。後は民主党政権ということでオバマケアの連想で医療ヘルスケア関連ですかね。

基本はファンダメンタル要因があり、FRBによる緊急的な当面のゼロ金利政策維持に政府による大規模財政出動によって底堅い推移を示す確率が高いといったものがありますので何度も繰り返し述べていますが、コロナの社会的受容が進む進捗と緊急的な金融経済対策の解除の時差がバブル相場を生む可能性というものは見ておかねばなりません。

日本においてはコロナ第三波によってさらなる補正予算が組まれることになりそうであり、それはまさに大規模に持続的にやり続ける必要があるでしょう。

新型コロナウイルスの社会的受容をしなければならないと私は考えていますが、このコロナ禍というものをだしにして財政規律派を抑えて潤沢に財政出動をしていきやすい環境があるという点は祝着なこととなりますね。

ワクチンのプラシーボ効果

ワクチンに関してはあれば良いけどあったから感染しないわけではなく死亡者がいなくなるわけではないというものです。

しかしながらコロナパニック症状にある世界中の人たちが一定の安心感を持たせるプラシーボ効果的なものはあるでしょう。

もちろん実際のワクチンはプラシーボ効果程度で開発完了となるわけではないですが、ここでいうプラシーボ効果とは社会的な意味で医学的な意味ではありません。

新型コロナウイルスの社会的受容、この方向性へと進む上で現実的には別に感染阻止出来るわけではない感染して死亡する確率がゼロになるわけではないワクチンであってもそれが出来たといったことが社会的受容へ向けての人類の意識の転換点になり得るということです。

そういう意味で私もワクチン開発には期待しています。

結局は新種の風邪に過ぎないものですから過敏に感染を阻止しようとしてストレスを溜めてでも過剰な生活活動制御をすべきではないのですが、一度パニック症状に陥ってしまった人が立ち直ることはなかなかに難しいようですからいわゆる救世主的なきっかけが必要となると考えています。

その役割としてのワクチンの社会的効果は相当に大きいということになります。

驕る平家は久しからず

最後までお読みいただきありがとうございました。

相場は誰でも儲かる易しい相場が続いています。

基本環境が良い状況ですから我々相場師にとっては圧倒的大利を出し続けることが出来る素晴らしい環境にありますね。

個人的にも圧倒的に仕事に忙しい日々となっておりブログ更新さえ滞るほどの多忙さになっています。

しかしここで奢らないことです。

驕る平家は久しからず

と言われているようにこの結果は良い環境があるからに過ぎないと謙虚な姿勢を保ち続けていきましょう。

基本的には緊急的な金融経済政策が大転換する時代になるまで環境は変わりませんので底堅い推移は続く確率は高いですがその辺の可能性が生じた段階において市場は素早く反応してくるリスクは常にありますので油断することなくしかし市場の考えに従って歴史上最高値更新してくるなら淡々と買っていくしかないということになります。

やるべきことは相変わらず簡単ですが、そろそろ反落するのではないだろうかいくら何でも高すぎると言った自分勝手な発想で買えない人が多いのはまだまだ市場の考えに従うことの大事さを認識していないということになります。

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