数字は嘘をつきません。
私が相場を張る上で判断する材料は数字だけです。
投資先企業に関しては財務諸表の数字だけが信じられる材料であり、PL,BS,CFとして全上場銘柄が四半期ごとに出す数字だけしか興味がありません。
私が評論家を全く無視し、軽視しているのはこれから株価が上がる銘柄はどれだなんだ今日はこの銘柄が上がった下がったそれはこれこれこういう理由だと何の役にも立たないくだらないことばかり述べているだけだからです。
アナリストはもちろんこういう人たちではないですが、同様に無視し、軽視しているのは結局数学遊びをしているだけの人たちだからです。
将来など誰にも何も分からず、いくらでも変容し続けるものであり、DCF等々各種企業価値計算手法はあるのですが、どれもこれも結局その計算式がどんな企業にもしっかりとその数字を将来に叩き出すということは全く保証されていないばかりか実際には全く的中しないということが露呈しているのですね。
数字は嘘を付いていないのです。問題はその計算式の方であり、それを使って自分がこうなって欲しいという思いを証明しようとしてしまっている人間の感情的な問題となってしまっているのです。
だから数字を正しく使うことはとても大事となります。
数字の何を信じるのか?
それでは数字の何を信じればよいのでしょうか?
それは投資家によって異なるという回答になりますね。
ただその数は本当に少ないもののみになるということは確かです。
あれもこれもと様々なものを使うときにこちらでは買いだがあちらでは買いではないといったようなことが常に生じますので完璧主義に陥り、相場実践を妨げるリスクが常にあるからです。
私の場合はチャートしか信じておりませんから、テクニカル指標の基本的なものを愚直に長年使い続けているだけですね。
例えば投資初心者なら誰でも通る登竜門である移動平均線を用います。
ただここで気を付けなければなりません。
私は数字しか信じません。
つまり25日移動平均線の値がいくらなのか?
200日移動平均線の値がいくらなのか?
52週移動平均線の値がいくらなのか?
その値しか信じません。
つまり巷で言われているゴールデンクロスで買いやらデッドクロスで売りやらといった教科書通りの使い方というものは当然信じていないということです。
この表現は難しい表現となりますかね。
ゴールデンクロスで買い続けた場合、それが正しいタイミングであればあるほど総合的損失が出ることが長い相場の歴史の中で分かっています。
デッドクロスでの売りも同様ですね。
要するにその通りに相場を張り続けると確実に資産減少していく優位性のないもの故に信用できないということになります。
ただその計算式自体には間違いなくそこから算出されたゴールデンクロス、デッドクロスという現象自体は正しいものなのです。
数字は嘘をつかないが、数字の何を信じるのかが大事であるということですね。
確率統計学としての数字
結局確率統計学としての数字でしかないということをいかに理解しているかということになります。
つまり確率として述べるとやり続けると期待値がプラスとなる手法を淡々と正確に再現し続けることが大事であるということになるわけですね。
しかしそれは数字が必ず結果として実現することを保証するのではなくそうなる確率が高いということであるということです。
正しい計算式で導き出されたその数字の値自体はその通りのものであるのですが、それが結果として現実となるかどうかは確率という数学の問題で高確率であってもそれが実際にそうなるかどうかは目の前の一取引という点では必ずしも実現するとは限らないという当たり前の事実を受け入れられなければならないというわけです。
ここが多くの投資家たちがどうしても間違えてしまいがちな点です。
どうしても自分の分析の正しさを証明することを第一優先としているとしか思えないような自分の銘柄選択へのこだわり、自分のポジションへの固執に走ってしまうのです。
それはひとえにあなたが確かに優秀な素晴らしい投資分析をした自信のあるポジションであったとしてもその結果は高確率事象というだけで必ず実現するわけではないものということをきちんと理解していないということになるのです。
確率統計学としての数字であるという理解がまず何よりも大事な点ということになります。
数字は嘘をつかない
最後までお読みいただきありがとうございました。
数字は嘘を付きません。
結局嘘をつくのはそれを使う人間なのです。
自分の考えの自己正当化のために多くの統計手法が恣意的に使われて論理付けされて、もっともらしいものに変貌しています。
こういったものが巷の各分野でも無数にあるのです。
多くの人間は数字を見せられると黙ってしまう、納得してしまうことがほとんどなのです。
しかしそれは統計学的に有意があるということでしかなく、必ず今回それが事実となるという意味ではないということなのです。
私の経験による直感ですというよりは何かもっともらしくなるという意味で役立つわけですが、それが真理を語っているとは限らず、とある経験豊富な人間の感覚の方がよほど的中するなどといったことが多くの事象で起きているというのが実際です。
そういう意味では数字は嘘をつかないが当てにし過ぎてもいけないということになります。
しかしそれでも私が数字しか信じていないのは数字は決して嘘をつかないという真理があるからです。
人間側がバイアスをかけず、自己正当化をせず、本当にその数字に従える精神性を保てる場合、圧倒的な総合結果をもたらすのが相場においては顕著に証明されているのです。
