相場と新型コロナウイルスの現況

相場日記(日々の全体相場観)

NYDOWは52週線を突き抜けて200週線へ向けて突き進んで週末を迎えたといった現況です。

200週線は大体24000ドル前後となりますが米国内における新型コロナウイルス感染拡大の初動といった状況でのパニック売りの様相であり、極短期的には行き過ぎていますのでこの位置を大きく割り込む確率は短期的には低く、後は急反発してくるのかどうかそれはどこまで行けるかといったところで中期的な上昇トレンド継続か上昇トレンド終了かといったことの判断をしていくということになりそうです。

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米国市場の現況

NYDOW週足

NYDOW週足を取り上げています。

基本的上昇トレンド継続中であることは前回にも述べましたが、前述したとおり200週移動平均線まで達するような動きがあるのかどうか今週が大きな節目となる週となりますね。

これは新型コロナウイルスの米国における全国的拡大の情勢によって変わってくることになるでしょう。

米国には多数の中国人がいますのである程度の感染拡大はやむを得ない情勢でしょう。

ただ米国政府の対応は日本政府と異なり迅速ですから一定程度で抑えられる確率は高いと現段階においては見ております。

トランプ大統領及びコロナウイルス特別調査委員会による記者会見2月26日
トランプ大統領記者会見続報3月1日

トップは常に国民に安心感を与えるような自信の満ちた演説をしなければなりません。そして同時に具体的対策を迅速に提示し実践する必要があります。トランプ大統領は少なくともそれを行っていることがこの動画で容易に理解できることでしょう。

米国より早く問題として上がっていた新型コロナウイルスに関して安倍総理が記者会見を開いたのはトランプ大統領が記者会見を開いてから3日も経ってからであるといった事実だけを見ても日本のトップの初動対応の遅れが露呈していることが明らかとなってしまっています。

日本市場の現況

さて日本市場も当然のごとく米国市場に連動しないわけがなく、暴落中となっており、短期的に空売りが効く情勢であることはもう何度も述べましたね。

相場師的にはそのように淡々と売買していけば問題なく良い仕事ができるのですが、日本政府の感染拡大阻止への初動の遅れによって日本全国的に感染拡大しつつある段階に入ってしまったことは残念なことでした。

同様に初動で隠蔽工作をしていたとか報じられたもののその後は強権発動して対処している中国政府のような封じ込め政策ができる共産権力体制ではありませんので安倍総理は休校を要請するなどといったお願い的なものになってしまうといった後手後手の対策となっていますね。そしてすでにWHOによる新型コロナウイルスに関する調査結果によれば子供は感染しても重症化する、死亡する確率は非常に低く、やはりインフルエンザ同様高齢者や基礎疾患のある大人が致死率が高く、それでも80歳以上の感染者の20%程度で80%のご長寿な方も無事生還しているというデータが公開されており、もっとも重症化、致死リスクのない子供から休校にして具体的対策をしていると安倍総理がアピールしているのは新型コロナウイルスの今日までの症例からの最新データを安倍総理ご自身がきちんと認知なされていないことが露呈しているということになるでしょう。

いずれにせよ、日本はこれから感染者数をどれだけ押さえ込むことが出来るのかといったことが大事となってきており、感染しないように特に注意しなければならない人はインフルエンザなどと同様に高齢者と基礎疾患を持っている方々ということになります。

日経平均週足

日経平均株価の週足を挙げました。水平線も引いておきましたが20000円台から24000円台のレンジ相場に移行しており、20000円が大台数字ということでこの水準ではレンジ下限として一端は反発する確率は高いと見ておいて良いでしょうね。

ただ日本国内経済そのものは東京オリンピック前であるというのに非常に厳しい状況であり、新型コロナウイルスの全国的拡大情勢の現況によって落ち着くとしても夏までは最低かかる確率は高く、日程的に東京オリンピック開催も中止もしくは延期となる確率が高く、そうなると日本経済悪化は確実となりますので私が以前提言したように緊急事態宣言を出して消費税減税法案をまとめて成立させるといった素晴らしい政治実践がない限り、ごく短期的なリバウンドで終わる確率が高いでしょう。

ですからリバウンド狙いの買いはもちろん行ってよいでしょうが、極短期的な売買にしておいた方がよいでしょうね。

そして買いしかできない投資家の方々は国内の新型コロナウイルスがある程度収束見通しが立ってきたことが確認できてから改めてその経済への影響度を分析した上で検討を始めた方がよいでしょう。要するに空売りしないなら様子見姿勢に徹するのが吉である可能性が高い相場状況ということになります。

新型コロナウイルスの現況

相場というのは思惑で動きますのでこういう新型コロナウイルスといった未知なるリスクに対してパニック的に反応することは過去も何度も繰り返しありました。

相場は何事も起こり得るということですね。

しかしやはりこういった未知なるものを見るときは常に冷静かつ客観的に変な憶測や印象を取り入れずに今わかっている事実だけから判断していくことが本当に大切です。

そして発生国である中国を事例に考えていくことが一番良いということになります。

当然ながら現在最も感染者数が多く、症例データが残りつつあり、客観的データが見えて、ウイルス拡大の日数も多く費やしているからです。

そしてその新型コロナウイルスの中国における現況は感染者数の伸びが落ち込んできています。

深刻なパンデミックは感染者数の指数関数的な伸びを示し続けねばなりませんのでもちろんこれから再び急拡大する可能性もゼロではないですが、現況から客観的に判断すると感染者数は収束しつつあると判断せざるを得ないというのが客観的判断となります。

日本は中国における1月下旬の段階に現在あり、これから指数関数的に感染者が伸びてくるのかどうか中国を超えるような数になってしまうのかどうかという瀬戸際にありここは日本政府の国家としての結果を残す必要のある大事な現況ということになります。

圧倒的致死率があるわけではないので人類存亡的には楽観的に考えられるわけですが、それでも感染者数が急増すれば死者も増すことは確かであり感染拡大を出来うる限り阻止していく封じ込め政策の遂行はとても大事となります。

先行指標としての中国の推移を見ている限りはこれから数週間でどう対処して防ぎ切れるかが鍵となりその結果によって収束が中国より早くなるか遅くなるかが決まるといったことになるのでしょう。

米国は日本よりさらに前段階といったところでありこちらも米国政府の対処次第でどうなるかは全くわかりませんので現段階では何とも言えない、故にパニック売りなどが起きているというところなのでしょうね。

いずれにせよ、中国で再び感染者数が急拡大するといった客観的な事実が判明してこない限り、きちんと封じ込め政策を行えば収束をしてくる、人類存亡の危機となるような圧倒的なハイリスク性はないだろうと述べた私の推測が客観的事実になる可能性は高いということになるでしょう。時間推移的には数ヶ月くらいで一旦は収まるのが多くのウイルスの傾向でありそれを今回も踏襲することになる可能性は高まっていることが前述したWHOの最新の報告書と中国の現況からは見えてくるということになります。

巷ではテレビからインターネットまで新型コロナウイルスに関する多くの煽りや印象、憶測から陰謀論のようなものまで様々な人が好き勝手に述べていますが私はそういったものは一切参考にせず、ただ客観的な事実、つまり感染者数に致死率といったこと、新型コロナウイルスに感染した人たちの症状や経過等々を現地に赴いた疫学の専門家チームによってもたらされた情報と過去の当時新型ウイルスと言われたものの歴史的事実だけを現状分析判断材料として採用しています。現地に赴いて調査した結果がすべて正しいことを述べているわけではないですが、勝手な思い込みや政治的思想的思惑、根拠なき憶測で危機を過剰に煽る各種メディアや個人よりよほど信頼に足る情報だと私は考えますのでこれからも世界各国で感染拡大を防ぐ努力をしていただきながら感染者の臨床データが集まっていき分析されていくことでより正しい客観的な事実がもたらされてくるのでその最新データを元に適宜客観的判断を冷静にしていきたいと思います。

現段階のそのような客観的データから実践すべき個人的対処はインフルエンザ同様の対処でよいということになります。

私は日本が大事です

最後までお読みいただきありがとうございました。

私は日本人ですので日本が一番大事です。

他国を毛嫌いすることはないですがやはり日本を愛しています。

ですから新型コロナウイルスよりも日本経済の方が現在においてもやはり心配です。

何度も何度も繰り返しますが、休校要請より何より先に非常事態宣言という体で消費税減税を安倍総理には実践してほしいと思います。

何度も裏切られてもう諦めの境地に達しているのですが、それでも日本経済の隆盛が未来に生きる日本人たちの幸せにも繋がると私は信じていますので今この政策を最もできる可能性の高い地位にいる人にお願いするしかありません。

それほどに大きなリスクを私は感じています。

その大きなリスクと比較したら新型コロナウイルスの蔓延など些末な話なのです。

批判されても怒られてもやはり私はそう思います。

高齢者は確かにこの新型コロナウイルスの感染がきっかけで肺炎などを起こして死ぬ可能性は高まってしまうという意味で一定程度のリスクはあるのですが、それでも必ず死ぬわけではないばかりか多数が生還しているという事実があり、さらに基礎疾患のない若い人たちやましてや子供が死亡に至るようなことはほとんどないウイルスであるということが感染者たちの症例によって明らかになりつつある状況である一方で日々消費税で消費するたびに10%を徴収されて懲罰される日本国に生きる人たちの死ぬような苦しみは減税廃止しない限り永続するのです。

こちらの方が塗炭の苦しみであると思う私はおかしいのでしょうか。

命より金が大事なのかとお怒りになるでしょうか。

しかし若い健常者でもばたばた死んでいくようなウイルスなら話は全く異なりますがそうではないことが明らかになってきている段階でもなお恐がり続けてそのことばかりに注目し、消費税の悪影響に関しては黙認していくのは間違っていると私は思います。

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