市場の考えに従い続けるということ

相場日記(日々の全体相場観)

財務省に関してはもうこれ以上は言わないでおきましょう。

分かったことは私が謝罪する必要性は早くも一切無くなったということです。

日本経済が良くなるためならいくらでも私は恥も外聞もなく謝罪する意欲満々でしたが財務省は間髪入れずの自己正当化をなさって私の超エリート人種の行動予測にことごとく嵌ってしまいましたので悲しいですが日本経済衰退へ向けて着々と進んでいくということになりそうです。財務省内で下剋上が起こり、財政政策大転換となることを淡い期待とするしかありませんね。

その中で生き残っていくためには国家に頼らず何とか自分で資金をより多く作って生活の足しにするしかありません。

従って財務省を利用して円売りで稼ぐことも大事でしょう。

しかし資金管理はしっかりとしたうえでレバレッジは小さく無理せずにやってくださいね。

毎回確度が高いことは間違いないですから私にしては珍しく銘柄推奨的なことを述べているわけですが当然絶対的なものは何もないですからね。ただドル円は圧倒的流動性がありますので私も含めて誰が何を言おうが財務省が何をしようが関係ないということが分かる良い教材となる市場でしょう。そして今日述べる話においても非常に相性が良いということになりましょう。

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市場の考えに従うということ

市場の考えに従え

私の相場基本三原則第三番目においている言葉で私も日々このブログで何度も登場させている言葉です。

この言葉は本当に深い意味がありますので何度使っても使い足りない大切な言葉ですね。

相場を張る上でこの言葉を絶対的な真理として置いておく投資家で成功しない投資家はいないと私は確信しています。

それは逆に言えばそれが出来続けている投資家は数少ないという意味でもあります。

そこには常に人間心理というものが入ってきますから難しくなるわけです。

何が難しいかというと自分がこれが正しいと思って行った行動を否定し間違いであったと認める行動を自らしなければならないということに対してどうしても抵抗感を抱いて抵抗してしまうことが人間の基本心理だからです。

まともな人間であるなら必ずそうなるということですから市場の考えに従えない行動をしてしまうなら正常な人間であるとも言えるわけですね。

市場の考えに従うということは言葉の理解は容易に感じてそれぞれがそういうものではないかと漠然としたイメージは抱けるのですが、実際に実践継続に生かせているかということはプロの領域となるものなのです。

様々なドル高円安要因

過小資本銘柄などでは例外事象も多々あるのですが、大型株やドル円のような流動性の非常に高い市場においては市場の考えというものに逆らって行動することは致命的となります。

長期的に大きな流れ、方向性というものがある場合、短期的にはもちろん逆行させることも出来ますし、そうなる局面は多々あるのですが、そこに逆らい続けて成功し続けることはあり得ないのです。

もちろんその市場の考えというものは完璧に正確に測れるわけではありません。

相場は何事も起こり得るという観点から言えば当然の話となるのですが、それでも長期的な方向性という観点からはかなりの確度でそういう方向性に進む可能性が高いという局面は各市場随所で見られており、現在においてはドル円が様々な要因から強いドル高円安方向性にあると見なされるということになるわけですね。

その要因は複雑に絡み合っているわけでこれで正解というものは一つもないわけですが、その複合的な要因のいずれもで円安方向可能性を示す状況故に強い相場となってしまっているというのが現在のドル円における市場の考えを把握するということになります。

なかなかこういう状況の市場はありませんので敢えて私も取り上げておるわけですが、日米金融政策方向性の圧倒的違い、経済情勢の違い、経済成長していくのか経済衰退していくのかの違い、テクニカル要因としては長期月足チャートのトレンド大転換、債券金利変動方向性、とにもかくにも要因を挙げれば切りがないのですが、そのいずれもが円安ドル高方向性にある稀有な現状であるということなのです。

私はこれだけを信じている

相場師の私はチャートしか信じておりませんので以下を挙げておきましょう。

ドル円50年チャート

結局はこれだけで良いのかもしれません。

というよりあれこれ屁理屈を述べて円安の要因を述べる必要性は全くなくただただチャートに書かれているでしょうというのが私の非常に単純な論理です。

これを見る限り長期円高トレンドが完全に底打ち大転換していよいよ長期円安トレンドに入ったその初動の時期に現在あると見えるということになります。

ここが私にとってとても大きいことで実践の動機になりますね。

チャートに描かれる値動きの変遷が市場の考えの変遷であるというのが私の持論です。

その前ではどんな理屈も無意味である、常にそれは当たるも八卦当たらぬも八卦の占いか、後出しじゃんけんであるということですね。

いずれにせよ長い歴史のあるドル円ですが、長期トレンドが大転換しており、様々な要因が円安方向性を示しており、その初動であるように見えるチャートである故に長期ではこの円安トレンドを覆すことは財務省でも不可能であり市場の考えに従い続けるしかない、つまり自然と円高方向性になっていくのを待つしかないということになります。

今回の波動がどこまでの波動となるかは分かりませんが、1ドル200円の大台を成し遂げたとしても長期においては特に普通にあり得る問題ない小波動ということになりますね。

1985年のプラザ合意からの急激な半値までの円高局面は本当に凄まじかったのでそれと比較すると現在財務省が右往左往している状況は苦笑するしかありません。

大事なことは戦後一貫して長期円高トレンドを作り続けてきたがその円高方向性はだんだんに角度を緩やかにして底堅く推移していき二番底形成を2012、3年にした以降は日銀の異次元金融緩和開始とともに底打ち転換へ向けて進みだし、それでも長期チャートでの重石から上値は抑えられていたのですがいよいよ今年そのトレンドラインブレイクを果たして円高トレンド大転換完了したということになります。

上値の目途がどこになるのか私にはもちろん皆目見当が付きませんが、いずれにせよ大事なことは長期円高トレンドは完全に終了し、長期円安トレンド時代に入ったということを認識しなければならないということですね。

これから何十年そうなるかは情勢変化で分かりませんが、少なくとも現段階はその初動であり、絶好の円売り機会で未だあり続けている可能性は高いということをまあこれから50年後など生きていない私翁の置き土産にしておきたいと思います。

市場の考えの本質的な意味

市場の考えの本質的な意味は相場のことは相場に聞けという有名な相場格言に置き換えても良いのです。

結局誰にも分からないことながらただ今現在の市場の考えというのは示しているのだからそこに従い続けなさいということなのですね。

近い将来遠い将来どうなるかは分かりませんが、現在こう考えていることは分かるのでとりあえず自分の考えがどうであれその方向性に仕掛けて見なさいということです。

どうしても現値という意味ではその方向性が見えている間はその瞬間においては最高値ということになることで人間心理上仕掛け難く思うのですが、当たり前の話なのですが、円安が続いていくなら当然新高値を更新するはずですから現在あなたがドル円150円が高いと思っていてもそれは円安が続いていく上での当然の通過点の数字であるということになるわけです。

だから仕掛けるしかありません。それが出来るということが市場の考えに従えるあなたが存在しているということになります。

自分の考えではなく市場の考えに従うということはつまりきちんと相場を連続的に認識し続けてそれをきちんと把握し適切に対処しているということです。

市場の考えに従い続けるということ

最後までお読みいただきありがとうございました。

市場の考えに従い続けるということは困難極まりないことです。

長年相場を張り続けてきて生き残り続けてきた私も今日も試行錯誤する局面があります。

常にそこには人間心理が絡んでいます。

自分自身の傲慢性、固定観念の固執、自己正当化の欲求、財務省長官が陥っているような人間心理に常に誰しもが陥るリスクがあるわけですね。

相場においてはそれは顕著にハイリスクです。

絶対に避けなければならない投資家心理です。

ですから市場の考えに従い続けなさいと何度も反復するしかありません。

あなたがどういう考えでどういう投資をしようと自由です。

しかしそれが市場の考えに反することであるなら絶対に成功を継続させることはありません。

これだけは真理です。

さてここまで来てしっかりと気づいている人は優秀ですね。

つまりはあらゆる状況が長期円安方向性を示しているとしても円高になるなら円買いをすべきなのか?

という疑問が生じるでしょうね。

もちろん市場の考えに従って円買いすべきですね。当然私も円買いすることになるでしょう。

それが市場の考えに従い続けるという誰しもが難しい実践です。

ただまあ財務省の円買い介入が要因で長期円高トレンド転換することは絶対にないでしょう。

それほどに今はその他の様々な情勢がたまたまでしょうが完全に一致して長期円安方向可能性を示している現状なのです。

その大きな流れにおける市場の考えというものを無視して行動するのは財務省だけにしておいた方が賢い選択でしょう。

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