何事も起こり得る

相場日記(日々の全体相場観)

コロナウイルスショックが起こっております。

NYDOWの値がそもそも20000ドル台なのですごい値幅のように見えますが、率としてみると30%程度の値幅調整ということになり長期においては少なからず起こっている動きですね。

新型コロナウイルスCOVID-19が世界的にある程度の感染拡大することは間違いないことであることは最初から分かっていたことですから別に驚くべきことは何もないのですが、投資家心理というものは感情的なものですのでこういったことは起こってしまいます。

買いしかできない投資家の方々は大丈夫でしょうか?

バフェットは買っていますので彼と似た投資手法を用いている方なら絶好の機会ということになりますからよいですが、私は多くのそのような投資家の方々は買わずに様子見姿勢でキャッシュポジションを厚くしておくことが最適な状況だと考えていることは前回述べましたね。現状圧倒的な乱高下をしておりますので我々相場師を除いては基本様子見が吉でしょう。

不安や恐怖を感じている方々も多いかと思われますが今日は相場や新型コロナウイルスに関して改めて考えていきたいと思います。

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米国市場の現況

NYDOW週足

NYDOWは先日私がテクニカル的な可能性として示した去年末の安値更新を一時的に一気に突破しました。その後はさすがにリバウンドが入っている様相ですね。

何度も述べたとおりセリングクライマックスが到来している可能性は高いでしょう。

さすがに前回述べたことがすぐに実現するような展開は私も驚きましたが、それほどに米国ではパニックになっている投資家がいたということなのでしょうね。

200週移動平均線から大きく下に乖離してますがこの200週移動平均線まで一気に急反発できるかどうかがまず目先注目ということになります。

その辺の度合いを見て中期的な上昇トレンドがいよいよ終わるのかどうかといったことが見えてくることになります。来週以降の値動きはしっかりと注視していかねばなりません。

NYDOW月足

さて今日はさらに月足を挙げました。

基本的には長期指標としてあまり取り上げることもないのですが、今回は急調整しておりマスメディアなどはこれ見よがしに大騒ぎして煽り立てていますので俯瞰的に相場を眺める視点を冷静に提示しておこうと思い取り上げました。

前回同じような暴落があったのはまさにリーマンショック時ですね。このときは高値から半値になるようなまさに株式市場の崩壊でした。しかし今回のコロナショックにおいては前述したように20000ドル台といった値が大きい故に大きな値幅に見えるのですが、現段階においては実際は30%程度の値幅調整、しかもこのチャートで見る限りは圧倒的上昇相場が続いてきた中での移動平均線からの乖離収束の利益確定が入ったと考えられるといったようにまったく当時とは異なることがわかりますね。

そもそも論としてリーマンショックはまさに経済構造問題といった世界経済に構造的にマイナスを与えるものでありましたが今回は経済構造の問題ではなく新型コロナウイルスといった開戦だとか天災といった類いの影響によるものですので質が全く異なるということも理解しておかねばならないでしょう。

しかしいずれにせよ、大きな値幅調整には間違いなく、もちろんさらなる暴落が起こるリスクも依然としてありますので引き続き来週以降もその変遷に注意していかねばなりません。

調整局面というもの

相場の調整局面にはご承知の通り二種類あります。

一つは値幅調整ですね。

今回のような急調整はその前の過去のトレンド相場が長く続けば続くほど大きく起こります。実際リーマンショックからの回復以降、調整らしい調整はなくトランプ大統領誕生以降は圧倒的な上昇相場を形成し続けてきましたので私も何度か調整局面があるといいねとは過去述べてはいましたが、ようやくそのような局面が新型コロナウイルスといった過剰にも不安や恐怖が煽られた材料によってやってきたということであり、非常に健全であり、良いことであると個人的には考えています。

もう一つは時間調整ですね。

たいした値動きはない、マスメディアも大騒ぎすることはない平和な市場ながら一進一退の攻防が長く続き時間だけが無為に過ぎ去っていく局面となります。

我々相場師としてはこういう局面では大きな利益を出しにくいのですが、むしろやり甲斐がある局面ではありますね。

トレンドが継続しているという前提はどちらもありますが、どちらもトレンドが長く続くためには必要な局面でありどちらが良い悪いというのもなく、あるかないかといったことが大事となります。

今回の米国市場は前者でしたのでトレンドが維持されるのであればある程度のリバウンドが起こるのが普通です。

過剰に恐れられている新型コロナウイルスCOVID-19

中国だけが冷静といった感じですが、その中国も最初はパニックでしたので世界的に感染拡大が始まっている状況でパニックになるのは仕方がなく、自己反省を決してしないマスメディアの罪も相当に重いですが、これが多くの人間たちの性であるということなのでしょうね。

マスクや消毒薬、ティッシュにトイレットペーパー、はたまた納豆がコロナウイルスに効くだとかいうことで飛ぶように売れ、子宮を温めると新型コロナウイルスにかからないといったことを医者が言うなどといった馬鹿げたパニック状態であり、まさに未知なるウイルスが過剰にも恐れられて人類が右往左往しているということになります。情けない話です。

私は言っている人が医者であれ何であれ客観的なデータから導き出された考え以外、今回の新型コロナウイルスにおいては感染者数や致死率、感染者の診療データ、ウイルスの種類の研究進捗データ等ですが、そういうもの以外は一切考慮には取り入れません。

WHOにおける中国での疫学専門家チームによる現地報告データは以前にご紹介しましたが、最新のデータとしては例えばCDCによるシンガポールにおける封じ込め政策の実例の分析があります。こういうものは事実認識として有用です。

自分で臨床データを検出し分析していないのにこうなのではないだろうかと勝手な憶測で医者ともあろう人たちが述べることは大間違いです。もちろん医者以外の人たちも同様ですが、分かっている客観的事実から考察したものだけが参考にし得るものであり、それは上記したものだけとなります。

後は過去のウイルスにおける歴史的な事実は残っていますから今回の新型コロナウイルスが本当に全く新しい特異なウイルスである可能性はありますが、過去のウイルスの変異体に過ぎない可能性の方が高いのですからそういった過去のウイルスの発生から収束までの歴史を紐解けば今回も概ね同じような傾向となる確率は高いと考えられますのでそこまでが煽るのではなく淡々と冷静に導き出される事実となります。

ということで私は面白くないでしょうし、新規でも新奇でもない当たり前の事実だけを淡々と反復しますが、今回の新型コロナウイルスCOVID-19においては致死率はわずか数%であり、中国で封じ込めが出来てきたようにインフルエンザほどの圧倒的感染力はなさそうであるということ、ということは感染力と致死率の反比例の法則からはインフルエンザよりは致死率は高いがそれでもたいした数字ではなく、いずれにせよ、世界的にある程度感染は広がる可能性は高く実際広がっているが世界各国きちんと封じ込め政策を行えばある程度の感染者数で押さえ込むことが遅かれ早かれ可能であり、そしてたとえ感染してもほとんどの人たちは回復していくものであるということになります。

もう何度も何度も繰り返していることですがこれだけが現状の客観的データから導き出せる論理的帰結となります。

こうかもしれないああかもしれないといったことは誰でも気軽に言えますし、それは結果論的に正しいかもしれませんし正しくないかもしれませんが、そういうことを現段階で述べる方々は不安や恐怖を煽る行為であり犯罪的だと私は思います。

沈黙は金

知らぬが仏

我々大衆にとってはこういった諺の実践が大事ということになるでしょうね。

いずれにせよ過剰に恐れる必要性は全くない、もちろん感染拡大を出来るだけ防ぐ対処は各国政府は行わねばなりませんが、人類存亡の危機ではなく、ワクチンがないだとか抗ウイルス薬がないと言う方々にはそれでも致死率は数%しかなく人間の自然治癒力によって感染しても90数%の人たちは回復してしまっているという純然たる事実を提示しておきたいと思います。ワクチンや抗ウイルス薬などは当然近いうちに開発されることになるでしょうし、そうしたらさらに致死率は小さいものになるのではないでしょうか?

インターネットの登場によって情報過多時代となっており、そこからいかに取捨選択していくかが大事な時代となっています。今回の新型コロナウイルスでのことを教訓にして情報過多にしない自分形成というものを一人ひとりが考え直したいところです。

迅速な実践をするトランプ大統領

米国は良い大統領を保持していますね。すでに中国、イランからの入国禁止は行っているところでイタリア発の欧州全体への感染拡大を見て即座にイギリスを除く欧州全国からの入国禁止を決めました。さらに日本時間の本日4時に記者会見を開いて国家非常事態宣言をし、新型コロナウイルス感染拡大抑制のために州政府や地方自治体に対する最大500億ドルの支援をするとしました。

President Trump Holds a News Conference
国家非常事態宣言をしたトランプ大統領

まさに米国ファーストの迅速な対処であり、すべての記者の質問に答えるといった圧倒的な対応で日本政府と比較しては失礼なのでしょうが、リスク認識の圧倒的差があることがわかりますね。

日本はまだイタリア北部地域のみで欧州全国からの入国禁止を決定すらしていません。まあ欧州から日本に入国する外国人は米国よりずっと少ないとはいえリスク認識があまりに希薄で遅々とした実践になっていると言わざるを得ないでしょうね。

とにもかくにもこういう大統領の迅速な行動を見ている限りやはり米国市場のパニック売りは行き過ぎのように思います。

もちろん迅速に実践したから感染拡大しないというわけではないのですが、新型コロナウイルスによって様々な制約を課す代わりにしっかりと財政出動をして政府として十分な金銭補償をしていくことで経済的影響は短期的に終わる確率は相当に高まることになります。

感染拡大国からの入国禁止を迅速にすることでさらなるリスクを高めることを未然に阻止し、出来うる限り米国内での感染拡大を抑えようとし、かつその経済的損失補償を一手に引き受けようとする行動は本当に素晴らしい、そして羨ましいと思いますね。

後手後手の対策に終始している安倍総理にはトランプ大統領の爪の垢を煎じて飲んでいただきたく思います。

相場は面白いものである

最後までお読みいただきありがとうございました。

相場は何事も起こり得るということです。

そしていかに市場の考えに従うことが大事かということをまた証明したことになります。

私は新型コロナウイルスはたいしたことがないと述べていますが空売りをして利益確定は進んでいますが売り玉を保持しています。

新型コロナウイルスはたいしたことがないという自分の考えに従うのであれば良き買い機会として買い玉を膨らませるべきでしょうね。

しかし私はそういった自分の考えを相場に持ち込むことはしませんでした。

相場は何事も起こり得るということを知っており、自分の考えではなく市場の考えに従うことが大事であることを知っていたからですね。

相場は面白いものですね。

当然私の考えどおりにいつも必ず動くことなどあり得ませんし、それほどたいしたことはないが未知なるウイルスに対して過剰にも反応することもあるということを今回も示しています。

しかしそういう異常事態にこそ割安になる優良企業が生じて絶好の機会として淡々と買っているバフェットのような世界最高の投資家もおられるわけでやはり大事なことは自分自身の手法に忠実にどんなときも淡々と実践することであるということです。

もちろん優位性が証明されているものであるということは必須ですが、この投資家としての精神性が常に問われ続けるのが相場であり、そこに相場の一番の醍醐味があるということになりますね。

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