努力は苦痛ではない

独活日記(相場を生き抜くために)

相場師なんて博打打ちだからたいした努力をすることもなくぼろ儲けしているのだろう。

世間の印象はこの程度のものです。

まあ確かに私自身がやっている身体行動はタイミングよく短時間ぽんぽんとマウスをクリックするだけでお終いですから随分と易しい仕事だなあと思われるかもしれませんね。

そして実際努力など何もしていません。

今日はこのことを考えてみましょう。

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私の努力

私は相場を張る上で努力は一切しておりません。

相場を研究するために時間を取っているかといえばかなりの時間を取っています。

時間を取って研究することが努力と言うのであるなら努力をしているということになるわけですが私は努力というのものをそういう解釈はしておりません。

私が日々やっていることとして全銘柄のチャートをチェックするというのがあります。

私同様にやっている投資家の方々はおられますかね?

やったからといってより大儲け出来るとは限りませんが、私は今日もそれを継続しておりもう数十年以上毎日欠かすことはありません。

やれば利益をより出せるようになるわけではないのに何故私はやり続けているのか?

こう問われると困ってしまいます。

やはりプロの相場師ともなると大変な努力を為されているのですねと言われるととても困ってしまいます。

私が適切に仕事をこなすうえで必要となる準備を淡々とやっているのは当たり前の話であり、努力しようと思ってすることではなく、やらねば適切な仕事にならないからやっているだけだからです。

私の努力は相場を張る上では何もしていないのです。

努力をしなければならないことはない

努力をしなければ大成出来ないよ。

多くの大人たちから子供のころ言われ続けてきた言葉であり、今日も親が子に先生が生徒に言い続けている言葉でもありますね。

しかし大谷選手を見ていれば分かりますが、彼は本当に努力をしていますかね?

いやいや裏で必死な努力をもちろんしているんだよと言うかもしれません。

実際その通り野球の練習をしていることは間違いないことでしょう。

しかし努力をしなければならないとして彼は野球の練習をしているわけではありません。

より野球が上手くなりたいから練習に時間を割くわけでそれは努力をしなければならないとしてやっていることではなくただただよりよいプロ野球選手になろうとしているだけであり、そのために必要なことは何かを考えて取捨選択し実践継続しているだけの話なのです。それをやらなければその願望を果たすことは決してできないからです。

ただただそれだけの話なのです。

私の場合はより良い相場師になりたいだけです。

そのためには全銘柄のチャートを毎日チェックすることなどどうということもありません。努力でも何でもなく自分の好き勝手にやっていることなのです。

努力をしなければならないことはありません。

やりたいことなら仕事としてこなさなければならないことならやらざるを得ないし、ただただ夢中になって必死になってやるだけだからです。

やりたくないことをやるのが努力なのか?

好きなことを仕事に出来ていて羨ましいです。

多くの宮仕えとなるサラリーマンの方々はこういう私に対してそう述べられます。

確かにサラリーマンの方々は日々定時に出社して与えられた仕事をこなし続けなければならない人生であることは間違いないことです。

従って自分としてはつまらないことマンネリ化したことでも仕事として与えられたらこなさなければならないことになります。その対価として毎月一定の給料が手に入るわけですから当然と言えば当然の話ですね。

私のような相場師は自分が失敗したらそのまま自分が路頭に迷うハイリスクがありますが、サラリーマンの方々は余程の大失敗でもない限り、そして日本ではそういう場合でも容認されてそのまま会社員でいられるローリスクな環境にあるということにどれほどのサラリーマンの方々が気づいているかどうか?

つまらないこと、やりたくないことだとしてもこの圧倒的なローリスク環境を鑑みるとその程度のことをやるのは大したことではないのではないかと私は愚考します。

そしてそのサラリーマンの方々でも違いが見受けられますね。

例えば宅急便の配達をしている方々を比較しても容易に分かります。

とある方は不機嫌そうに無造作に荷物を置いていきます。

とある方は笑顔を絶やさず丁寧に荷物を置いていきます。

給料としては同じ仕事ですから大差ないでしょうし、カスタマーからクレームを付けられない限り評価に関わってこない程度の異なる行動、態度なのかもしれませんが、後者の方が同じことをしていても幸せで良い人生を送ることになります。

結局人生も良きものとするのか悪しきものとするのかはその人の心次第なのです。

何をやるときもどんな環境でもやるべきことを努力しなければならないと考えるのではなく積極的に楽しんでやり抜くのか?

その心ひとつで同じことが全く別物になってしまうというのが何事にも通じる真理です。

相場もまた同様なのですね。

すべては自分の心次第

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日はあまり相場とは関係なさそうなことを述べましたね。

しかし真実は非常に関係性のある重要性のある事象です。

努力は苦痛ではない人が成功し続ける、幸せであり続けるというのが人間の真理なのです。

同じ仕事をしていても同じ環境においてもその人がどう考えるかどう心で捉えていくかで180度意味合いが変わっていってしまうわけですね。

相場を張る上でもこの思考はとても大事な思考となります。

相場は常に自分の思い通りにはなりません。

これで間違いないというものを確立したように見えてそれが一定期間継続していても将来も同様にそうなり続けるといった確固としたものは何もありません。

相場は常に変容し続けておりそこで相場を適切に張り続けるためにはその状況を適切に認識して臨機応変に究極的には自分自身の成功した思考さえも排除していくことが出来るほどに自分の心が確立していなければならないのです。

そのための研鑽は努力ではなく苦痛でもなく、楽しいものであり、積極的に意欲的に自らやっていくべきことなのですね。

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