プーチン大統領の戦略、相場概況

相場日記(日々の全体相場観)

グローバルマスメディアは相変わらずロシアは悪、ロシアはやばい、ロシアは劣勢といったような嘘捏造をまき散らしていますね。

ここまであからさまな喧伝活動をやられていても騙されてしまってプーチン大統領は酷い、ウクライナ可哀想といったような短絡的な思考回路となってしまっている人も少なからずですから、グローバルマスメディアの影響力は相変わらず侮れないということになるわけですが、以前にもこのブログでもご紹介したようにオリバーストーン監督のドキュメンタリー映画などを見てみるのも良いのでしょうね。

彼はプーチン大統領のインタビューの作品も作られていますし、キューバのカストロ首相のインタビューの作品もあり社会派の映画監督として単純なマスメディアの一方的な自分たちの流す情報だけが真理であるかのごとき誤った思考を取り除いてくれる視点というものを身をもって示してくださっています。

もちろん彼のみならずその他にもあらゆる国々でそういうことをしてくださっている映画監督やフリージャーナリストの方々などおられるわけですが、いずれにせよ結局我々一人一人がマスメディアの流す情報を鵜呑みにせずにむしろ常に疑いの眼で見ながらそれとはまったく異なる視点による情報というものを取り入れていくことでより真理の方へとどんな分野の世界においても近づいて行けるのでしょう。

今はインターネットでこういうドキュメンタリー映画なども安価にいつでもどこでもパソコンやスマホで見られるようになりましたからそういう意味では良い時代ですね。

逆にインターネットに対しても大手マスメディアが侵食してグローバルマスメディアの情報を喧伝するようになっていますから気を付けなければなりませんが、それでもしっかりと探していけば違う視点というものは誰でも得られるようになっていますから私も出来る限り紹介したいと思いますが、みなさんもご自分で探してみる時間を取ると良いでしょうね。

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着々と進むプーチン大統領の戦略

ロシアは悪である劣勢であるといったことを喚起させるようなことだけがグローバルマスメディアでは喧伝されていますが、欧米側から垂れ流された情報だけの偏ったものですからそこに真理があるわけがないわけですが、ただそれ故にそこから見えることはあって要するにプーチン大統領にウクライナ侵攻を決断させた欧米側が劣勢であるからこそ必死でマスメディアを使ってロシア劣勢を喧伝させているといったことが逆に見えてくるかなと私は考えています。

こういった一方的な報道も使いようであるということですね。

私は欧米側以外の報道なども見ているのですが、グローバルマスメディアとはかなり違った報道がなされています。グローバルマスメディアは自分たちのことは棚に上げてこういったものはロシア政府によるプロパガンダだと一蹴するわけですが、クレムリン報道などではもちろん一理はあるのですが、中立国の欧米側に偏っていないものもありますし、ロシア政府が現況をどう考えているのか、どうしていきたいと考えているのかという指針を知るためには必要な情報だと私は考えています。

結局人の数だけ国の数だけ考え方というものがあり、それぞれの正義、自己主張というものがあるわけなのですが、そこで大事なことは世界規模でどういう思考が多数の幸福、あらゆる豊かさに繋がるのかといったことを考えることだと私は思っていて、そのためには残念ながらあらゆるヒトモノカネの世界均一化、標準化といったグローバルマスメディアが喧伝する国境なきグローバリズムは結局権力一極集中といった完全弱肉強食な、世界に生きる多数の総合的な幸福には繋がらない思想であると確信しています。現在の欧米はバイデン大統領を中心にその方向性へと回帰しようとしておりその思考からはロシアは邪魔者となります。

ロシアのプーチン大統領はそういった反グローバリズムといった方向性において奮闘している数少ない国家のトップの一人であるからです。

ウクライナ侵攻といった事象だけを見つめてしまって一般市民の悲しみや嘆きの映像を垂れ流されると単純にプーチン酷いといった発想となってしまいます。

しかしウクライナの過去の歴史、極右武装勢力ネオナチに支配されている傀儡ウクライナ政府、そしてその勢力を育てたバイデン大統領も所属する米国政治の一大勢力ネオコンの存在といったことを丁寧につなげていくと実は我々世界各国民の最大の敵はロシアプーチン大統領ではないということに気づけるはずなのですね。

いずれにせよプーチン大統領は着々とウクライナにおける戦略を臨機応変に最新情勢に応じて変更しながら進めているところといったことが私の現段階における見立てですね。

何度も繰り返しますがバイデン大統領は傲慢でありあまりにプーチン大統領を見くびっていると私は見ます。

バイデン大統領はプーチン大統領によるウクライナ侵攻を決断させるような仕掛けをすべきではありませんでした。

戦争すれば支持率が上がるというのは過去の論理だと思いますね。バイデン大統領は低い支持率の浮上という思惑もあったと思いますが、残念ながらそれは成就していない状況です。やはり一定の割合でインターネットなどを通してグローバルマスメディアなどに踊らされない米国民も増えてきているということを示しています。

軍事的にはもちろん米国の方が圧倒的ですが、核兵器というものはその兵器の良し悪し多寡が問題ではないですからね。持っているか持ってないかだけであり、故に私は日本も持たないではなく、持っているが一切使わないといった国になるべきであると考えるわけですが、それはまあ実際の実現には困難なことがたくさんあり、またその是非に議論の余地があるべきことですから割愛しますが、いずれにせよ核の抑制によって米国が本格的にロシアに侵攻することは不可能です。

故にウクライナを使って代理戦争をさせているわけで、その口実のためにプーチン大統領との約束を何度も反故にして煽り、今回彼らにとっては目出度くウクライナに侵攻させることに成功してロシアの戦力、国力を削ぐ正当な機会を得たということになります。

しかしプーチン大統領はその思惑も当然御存知であり、それを含めてウクライナ侵攻を決断したと私は考えますので停戦が成立するまでは着々とロシアの戦略が順調に成就していくと判断するわけです。

相場概況

相場という意味では引き続き原油相場の行方がどうなるかというところが焦点でしょう。

WTI原油先物日足

現状はロシアのウクライナ侵攻が長期化していく方向性ですから底堅い推移となっています。

停戦合意などすれば一気に急落していく可能性は高いでしょうし、それは有事の金なども同様でしょうね。

その辺のタイミングは注意しつつ、相場師としては当然適切な対処をしつつ、強い流れに積極的に付いていくことが大切です。

ドル円日足

円安の流れは前回述べた通りでその考えに変化はなく、中長期的にはどこまででも円安方向に向かっていく可能性が高いということになりますし、実際130円の大台に達してもまだまだ140円150円と突き進んでいくような気配です。

停戦合意などが行われれば短期的には円高方向性に進む可能性が高いでしょうがそれは短期的に終わる可能性が非常に高いと思います。

株式市場は世界各国利上げ方向性にあり実際に英国やオーストラリア等々実践してきておりFRBも利上げを開始しこれからさらに利上げしていく方向性は変わらないということと増税や財政緊縮などをインフレ過熱抑制のために行わなければならない局面となってきて各国政府は厳しくそれを実践していくという意味で景気は減退し政治は不安定化しますので弱含み可能性が高いということになります。

こちらも何度もこのブログでも繰り返している自己主張ですね。

コロナバブル崩壊の象徴的米国代表銘柄月足

実際コロナバブル相場となっていた有名米国企業群の一角が圧倒的バブル崩壊となってきておりその兆しはしっかりと見えてきています。そしてウクライナ侵攻が長期化すればするほど欧米経済は疲弊し、減速していきますからそれは株式市場においては全体的にも株価下落の一因になってしまうということになります。

バイデン大統領は現状の彼の言動を見ている限り、むしろ長期化を歓迎しているように見えますからおそらくは長期化して米国経済を減速させていく元凶となっていくことでしょうね。彼が米国民のことではなく自分たちの限られた人員による組織のことを大事にしているということを裏付けるここまでの行動だと思います。

日本市場に関しては日銀の異次元金融緩和による下支えというものはあり続けるという意味では底堅さを演出する可能性もあるのですが、しかし日本政府の誤ったデフレ促進政策と世界情勢の影響を多分に受けざるを得ないという意味では独歩高となるような状況はあり得ないだろうと思います。

希望と現実

最後までお読みいただきありがとうございました。

マスメディアが必死でロシアは劣勢だと煽れば煽るほどロシアの戦略は概ね順調なのかなと認識できるといったところですね。

もう少し巧妙に喧伝しないと騙される人は減ってしまうでしょうね。

いや実際はテレビしか見ない人の話を聞くとロシア劣勢で喜ばしいだとか、プーチン大統領は酷い、ウクライナ可哀想といった言葉を走らせる人が少なからずなのですけどね。

私の世代はテレビっ子な方々が多いですから扇動されやすいのでしょう。

そこは残念なのですがしかしそれでも以前よりも我々も騙されにくくなっていることは確かであり、マスメディアも劣化してきているのかそのやり口は短絡的な嘘がばれやすいものとなってきていることは確かです。

人類という意味ではロシアとウクライナの停戦合意がなされると良いですね。

しかし現実には仕掛けているバイデン大統領が長期化を望んでおり、プーチン大統領も長期化を覚悟した上でのウクライナ侵攻に見えますので実はこの一点ではどちらの思惑も一致しておりまだしばらく時間がかかるかなというのが私の現段階における見立てです。

希望と現実は当然異なりますので淡々と冷静に見て行かねばなりません。

プロの相場師の当たり前のメンタリティですね。

こちらももう一度繰り返しておきましょう。

ここまで私が述べてきた全ての予測可能性を相場実践に持ち込んではいけません。

ただただ市場の考えに従い続けて下さい。

最後に一生懸命私が主張してきたすべてを否定する言葉を自ら吐くことになってしまいましたね。

しかしそれが相場を張る上では大正解なので仕方がありません。

私は相場においては真理しか語りません。

必ずこのブログの読者がプロの相場師としてのメンタリティとなるように仕向け続けています。

その細やかな優しさを感じ取って下さったら私は嬉しいですねえ。

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