プライムスタンダードグロース

相場日記(日々の全体相場観)

4月から東証も生まれ変わりました。

とはいえ大きな違いがあるわけではないのですが、基本的にはプライム市場スタンダード市場グロース市場の三種に分かれて大分煩雑さが無くなりましたね。

後は基準を満たさぬ銘柄を上場廃止にしまくることでしょうね。

企業というのは別に無理に株式上場する必要性はないのですが、上場するなら常に成長意欲を持って株式市場から資金調達し小企業なら中企業へ大企業へと飛躍する気概のある経営者でなければなりません。結果として大失敗してしまって上場廃止になってしまうということも生じてしまいますが、それは結果論であり、どうであれ株式市場を利用して高成長を目指そうとしない新規上場ゴールで個人的に一儲けなどといったレベルの低い企業経営者が上場すべきではないのです。

実際今も全く無成長の何のために上場しているのか理解できない企業が少なからずですが、こういった企業はさっさと上場廃止にすべきなのですね。

実際東証としても出来高がないわけですから儲からないわけですし、誰にとっても有益とならない上場企業なのです。

別に会社は未上場企業であっても優良企業も大企業もありますし知名度だって上げられますので、株式市場を利用して高成長を目指す気が無いような長期業績推移の企業はさっさとMBOなどをして上場廃止して欲しいというのが昔から変わらぬ私の考えです。

今回プライム市場、スタンダード市場、グロース市場と三分してその棲み分け基準がはっきりしたことで多少はこういった意味ない企業が減る可能性は出てきましたかね。

本来的にはもう少し厳しく区分けすべきだと考えるのですが市場の混乱があってはいけませんので変えて行く経過措置としての期間と見てこれから少しずつそれぞれの市場の役割の明確化、棲み分けをきっちりとして最終的にはプライム市場を目指すことが有益となるといったような方向性を確立して欲しいものです。

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日本ラースト政策のオンパレード

株式市場はそういうわけで何とか変わろうと頑張っているのですが、日本経済の将来をつかさどる日本政府たる岸田プライムミニスターがやっていることは残念ながら安倍政権の踏襲となり、日本ラースト政策のオンパレードとなっています。

元々外務大臣を担当していたこともあるということで岸田総理も外国に血税をばら撒くのが好きなようですね。結局強い軍事力が背景にない属国は世界に金を貢ぎ続けるしかないということなのでしょうか。

素晴らしい国際貢献だとお花畑な方々は述べるわけですが、私はこのような記事を見るたびにまた日本ラースト政策をやっているのか、哀しいことだという印象を持ってしまいますね。

確かに国際貢献は大事なのですが、物事にはいつも順序というものがあるべきなのです。

日本ファースト政策、要するに日本国内に生きる国民が十分に満たされたうえでなおお金が余るなら国際関係にも目を向けて国際貢献のために使っていくというのが常識ある国の普通のやり方だからです。

トランプ元大統領が米国ファーストと盛んに述べたのは米国においてもグローバリズムが蔓延してグローバル企業が経済支配をし、米国内に生きる人たちが十分に満たされていないと感じていたから敢えて当たり前の基本を述べたということなのですね。

国家とは常に自国の繁栄のためにはどうしたらよいかということを第一義に考えるべきなのです。

しかし日本政府はそれを後回しにしなければならないほどに世界においての力が失われていっているということなのでしょうね。

悲しいことですがこういうことをやっていけば金を貰っている国々は表面上は喜び感謝しますが金の切れ目が縁の切れ目となっていくこと請け合いでしょう。

日本国を守る、支え続けるのは当たり前の話なのですが我々日本国民だけなのです。

ですから日本政府は日本ファースト、日本国内で生きる日本国民を大事にすることに専念すべきなのですね。

日本ラースト政策のオンパレードを見ていると相変わらずの売国政権だなあという印象を残念ながら持ってしまいます。

しかし岸田総理は意外と支持されているようですから日本国民の多数派の自虐性、マゾヒズムはここに極まってきているということになります。

相場は上値の重さ目立つ

今は無きマザーズ市場が二番底を付けて下落トレンド転換して少なくとも底打ちとなったかなといったところで米国市場のリバウンドの流れに乗って日本市場もある程度短期的リバウンドに興じてきましたが、やはり上値の重さは目立ち、高値更新はもちろんのこと30000円の大台に達することも難しい戻り売りの絶好の機会がやってきた感がある現状となってしまっています。

日経平均日足

圧倒的下落トレンドは免れたものの、上値はしっかり切り下げながらのレンジ相場に移行した可能性が高いかなといったところですね。

NYDOW日足

もちろん米国市場が再びの上昇トレンドとなっていけば話は別ですが、こちらも上値は重い状況で少なくとも上昇トレンドは崩れてレンジ相場には移行した感があり、何度も述べていますが35000ドル台の攻防戦が続いていますので引き続きウクライナ情勢に一喜一憂しながら基本的には利上げ方向性の金融政策、インフレ過熱抑制政策の行方をどう消化していくのかといったところが焦点となりますね。

相場師としては売り買い問わず市場の考えに従って淡々と売買していけばよいことであり何も問題はないのですが、世界株式市場方向性としては依然として注意深く注視していかねばならない状況です。

何も変わらないこと

最後までお読みいただきありがとうございました。

市場が乱立してどうも煩雑になっていた日本の株式市場ですがようやく基本三種の市場に分かれてまあ松竹梅といったような分類となりました。

松竹梅といっても優劣が有るわけではなく松には松の良さがあり、竹には竹の梅には梅の良さがあります。

東証の場合はまあ大企業中企業小企業といった区分という印象が移行過程の現段階における認識ですが、いずれは単純に企業規模で測れるものではない区分けとなっていくのかどうかその辺は要するにそれぞれの市場の上場基準というものをどういった形態にしていくのがよいのかということを考えて変えて行く中で生じていくのでしょう。

投資家としてはどうであれ株式市場を利用して大きく成長する意欲ありありな経営者たちが気軽に参加できるような市場になっていって欲しいと思います。そして上場したもののそのような経営者ではなかったと判明するような経過が出てしまったら即上場廃止にしていくような厳格な基準を形成していく、まさにそこに上場することがプライム、最重要な、最良な企業であるということの証となる容易には成し遂げられないそして油断なく経営していかねば即取り下げられてしまうような厳しいが経営者にとって誇らしい場となることを期待したいと思います。

相場師としてはどうでもいい話であり、流動性のない銘柄はすべて上場廃止して常に多くの投資家たちが参加するような企業だけで構成された株式市場になって欲しいというのが一番の望みです。

時代は常に変わっていきます。

東証もまた変化していきますね。

投資家も変わり、相場師も変わっていくのでしょう。

しかしそこで何も変わらないことは相場師は日々淡々と市場の考えを見つめ市場の考えに従い続けるしかないということです。

これは永遠不変のどんな時代になっても変わらぬ真理としていつの時代においても通用し続けるのでしょう。

今週もしっかりと反復してこれだけを心にとめて売買して行きましょう。

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