NYDOW20000ドル割れ

相場日記(日々の全体相場観)

NYDOWが20000ドルの大台を割れる事態となってきました。

パニックここに極まれりといったところですね。ファンダメンタル的には史上最高値更新していた割高状況から妥当株価へと一気に修正してきました。まさにリーマンショック級となる15000ドルを目指していくような展開が何事も起こり得るとして起こるならいくら新型コロナウイルスパニックによって世界経済が短期的に落ち込むことが確定しているとはいえ、圧倒的に割安性を示す状況といったことになります。

とはいえ米国市場がまだ依然として新型コロナウイルス感染拡大報道が過熱し始めた段階であり、沈静化し落ち着いてきた中国、連日報道するマスメディアに飽きてきた日本と比較してまだ一歩前段階というところであり、米国のグローバルメディアたちはトランプ大統領を叩くための材料として利用したいと当然のごとく考えていますからそういったことに米国の投資家も多分に影響を与えるリスクはあるので依然として予断は許さない展開といったところになります。

今日はこの落ち着かない相場について最新情勢を踏まえながら現段階における思考というものを提示していきたいと思います。

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米国内感染拡大初段階におけるパニック

米国でも残念ながら誤情報が拡散しており、パニック状態です。

我々大衆が知っておくべきは数多あるウイルスの一つに過ぎない新型コロナウイルスCOVID-19の致死率は数%であり、かつそのほとんどが高齢者と基礎疾患を持っている方々、さらにそういった人も80%は生還なさっているという純然たる事実です。

このことだけをリスク認識した上で感染拡大阻止のために出来ることとして自分が感染せず、自分が他人に移さないために、手洗いうがい洗顔などを帰宅時にする、人混みはなるべく避ける風邪の症状が出たら無理せず自宅待機といったインフルエンザウイルス対策でもやっていることを励行するということになります。

しかし残念ながらマスメディアは相変わらずの煽り商売であり、インターネットの負の側面としての嘘デマねつ造情報がツイッターなどで拡散してしまっているといったパニック症状となっています。

これは世界各国でどうしても起こらざるを得ない人間的な性質ということになるのでしょうね。

NYDOW時間足

NYDOW時間足を取り上げました。

ちょっとしたリバウンドをしながらも20000ドルを割れて順調な下落トレンド中といったところであり下げ止まる気配は現段階においてはないといったパニック状況です。

いつ下げ止まってくるのかは当然私には皆目見当はつきませんし、誰にもそれはわかりません。

私はセリングクライマックスが近いと考えていることはもう何度も述べておりますが、下げが大きければ大きいほどリバウンドも圧倒的なものになりますので注意しなければならないでしょう。

NY市場は相当にパニック状態にあるということになりますね。ただ長期的に見た場合はリーマンショックからの回復以降、調整らしい調整なく圧倒的な上昇相場を10年以上継続してきて直近かなり割高水準を維持し続けていた最高の上昇相場を演じてきましたので新型コロナウイルスをきっかけにして利益確定が入っている段階であると見ることは可能です。

いずれにせよこのパニック症状がいつ止まるのかが目先の最大の注目点となります。

株式市場は世間より早く動くのが通例ですから明けない夜はないように、当然ながらいずれ止まることは確実です。それがいつなのかピタリと的中させて実践できるならあなたは天才投資家ということになりますが、相場師としては依然として基本空売り姿勢でリバウンドに注視しながら売買していくということになりますね。

私の実践姿勢を漏らしておくとしたら少なくともこの時間足において底打ちが確認されて上昇トレンドが開始しそうなタイミングが来るまでは買えないということになります。

ただこれほどの暴落ですとチャート無視で一気にリバウンドが来たりしますのでまあ普通の投資家の方々はキャッシュポジション厚く、一切手出し無用です。

日銀砲は通用するか?

日銀はETF買い枠をさらに増枠して対応しようとしています。

下げたらバイアンドホールドが日銀砲の基本戦略ですから現在は難平買いを繰り返しているというところなのでしょうね。

割安優良株の一部には買いが入りとりあえずの自律反発をしています。

この日銀砲は買いしかしない最大の投資家として君臨していますのでその買い動向は常に注目ですがパニック売りをすべて吸収するのはさすがに不可能でしょうね。

せめて底堅い推移は演出したいところなのでしょうが、基本的に日本国内経済は失政によって最悪の状況ですし、日銀だけでそれを何とかすることは無理というものです。

私は日銀は出来るだけのことは十分にしていると考えています。

それよりも日本政府の持続的長期的財政出動や消費税減税廃止の方がよほど大事な点です。

財政赤字が問題となっているとされている米国でさえトランプ大統領の英断によって最大500億ドルの財政出動をする覚悟を決めています。

そのような緊急事態であるという認識が日本政府にあるならすでに消費税減税法案をまとめて実践しているはずですが、その兆しのキの字もない状況ですので日本の将来は厳しいということになりますね。

というわけで難しいだろうとは見ておりますが、日銀のETF買いがパニック売りを吸収できるほどに出来るのかどうか?ということになります。

まあすでに日銀は最大の投資家といったような状況ですからその買い動向には注目ですね。

神の国日本

日本は地理的に本当に恵まれているのですね。

もちろん海外から飛行機や船を利用して行き来は出来るようになったグローバル時代ですが、それでもやはり人間が歩いて外国から日本に入ることは決してできません

海に囲まれた孤独な島国だからですね。

その地理的要因がかつてはグローバル化の波から多分に逃れることが出来て、移民問題も小さいものであり続けてきましたし、新型ウイルスもまた日本に入り込むことは困難であったわけです。

そんな中で安倍総理はグローバリストとしての思想を存分に発揮なされてグローバリズム政策に邁進することで外国人観光客を積極的に呼び込み、移民を推進することでウイルスを呼び込みやすい国土作り形成に励んできたというわけですね。

せっかく色々なものから自然に守られてきた神の国日本を破壊してきたのがこの安倍政権の時代なのです。

さてわざわざ神の国発言をしたのは偶然ではありません。

ご存じの方はご存じでしょうがこの発言をしたのは森元総理です。

当時はこの発言が叩かれたりしたのですが、私は個人的には何故この当たり前の言葉が叩かれているのか皆目見当がつきませんでした。

まあそれはともかく彼は現在東京オリンピック組織委員会の会長をやっています。

オリンピックは偽善の大会です。

多種多様なスポーツの世界一を決める崇高な大会ではないのですね。

表向きは汗と涙の感動を呼ぶスポーツマン同士のスポーツマンシップに則った世界最高の競い合いを観戦するということなのですが、裏では莫大な金が動き、政治的な酷いことが横行しており、実際にプレイをしている選手たちに罪は全くないのですが、私は見ても感動するより冷ややかな目になってしまうというのが本音です。

そんな東京オリンピックを何とか開催せねばということが安倍政権の最大の動機ということになるのでしょうね。

オリンピックには膨大な利権がありますので中止延期は難しいのでしょう。中止すれば関係者たちが膨大な損失となってしまいますし、延期は延期でワールドカップだとか世界陸上だとか多くのスポーツという偽善を傘に行う利権大会があり時期を上手くずらす談合をしながら毎年所狭しとスポーツ大会が開催されていますからそういったところにまで影響してしまうということで延期するのも宵ではないのです。

しかし私は現在の世界的な新型コロナウイルスパニック症状が出ている段階で仮に日本で検査数を抑えて感染者数を沈静化させたとしても世界的にやるべきではないといった論調が醸成するリスクは相当にあると思っています。

安倍総理が決断しなければならない瞬間は来るのではないでしょうか?

そのときの日本経済の大崩壊は待ったなしということになりますが、東京オリンピックを強行するにせよ、中止するにせよ、そんなことは関係なく相変わらず暢気に消費税減税する気はない大事な社会保障の財源だとして経済崩壊してもどうでもいいと思われる財務大臣発言があり、消費税減税をする気はさらさらないという状況であることが何よりも日本にとっては最悪な状況であり、日本は衰退国としての地位を着々と固めようと日本政府が実践しているということになります。

ここに圧倒的変化がない限り新型コロナウイルスが沈静化しても暗い将来が待っているということになります。

百聞は一見にしかず

最後までお読みいただきありがとうございました。

以前にこのブログで述べておりますが、米国には中国人が多数おりますのである程度の感染拡大は避けられないことは最初から分かっていたことでした。

しかし分かっていても実際にそういった推移が起こることで、そしてマスメディア等々で連日煽りまくることによってパニック状態を作り出し、株式市場は圧倒的パニック売りといった状況を作ることが可能であるということを今回示したということになりますね。

こちらも何度も繰り返していますが新型コロナウイルスで死ぬ方々より圧倒的多くの人たちが他のウイルスや病気、不慮の事故などで今日も死んでいます。同じ死でも片方は大々的に取り上げられ片方は無視されるわけですね。面白いものです。

こういったことをパニックにならず冷静に対処できるのはやはり日頃からリスク認識をしている、仕事でリスク認識が必須となる我々相場師くらいのものなのかなあと考えています。

世界の大多数の方々は百聞は一見にしかず、自分のこととして実体験して初めて理解し非常に狭い視野でそのことだけに集中してしまうということなのでしょう。

もうしばらくパニック状況が続くといった現況ですが私は淡々とよい仕事を継続していきたいと思います。

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