世界的巣ごもり環境がもたらすもの

相場日記(日々の全体相場観)

世界中で個人投資家が急増しているということが塵も積もれば山となるといった感じで大きな勢力となり、個別における歪なパニック相場が形成されているといった側面があるようです。

ナスダックはプチバブル化している一方でNYDOWは健全な調整局面が続いているということがこのことを暗に示していますね。

日本においては大きな収益が出るはずがないのにただ新型コロナウイルスのワクチン開発に着手したと発表するだけでコロナ相場が生まれており、こちらは流石に相場崩壊にいずれなってくると思います。

また巣ごもり消費ということでネットEC関連も年初来高値更新銘柄が続出しています。こちらは確かにEC化が急激に進む方向性は見えていますので可能性としてはあり得るシナリオですね。ただ本当にEC化が一気に進んでいるかどうかは現段階においては未知数であり、もう少し推移を見なければなりません。

いずれにせよこういったあたりも巣ごもり投資で個人投資家が世界的に急増しているといったコロナパニック現象の一面が出ているということなのでしょうね。

参加したばかりの誰でも最初は初心者の投資家は非常に感情的に行動しやすいですので普段の相場観ではあり得ない異常状態が生まれやすくなります。

大前提としての世界的な金融緩和というものがあり資金量が膨らんでいるといった側面もあるのですが、この巣ごもり投資家といった側面も考慮しなければなりませんね。

投資は自己責任ですからこのような初心投資家の方々も痛い目を見ることに確実になるわけですが、コロナ関連銘柄を買えば楽して儲かるといったような展開で聖杯を見つけたような気になっている参入したての投資家が急増している現状はそれが完全崩壊するまで異常性を示し続けるということになるかもしれません。

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コロナパニック相場は継続している

全体相場的には大分落ち着いてきた感じなのですが、個別的にはコロナパニック相場が継続しているということなのでしょう。

NYDOW日足

NYDOWは200日移動平均線の攻防ということになっています。

こちらはコロナパニックを終えた後、第二波やロックダウンによる経済的損失、大規模な金融緩和と財政出動による経済回復の綱引きが行われている健全な日柄調整局面となっています。

NASDAQ日足

一方でナスダックは歴史上最高値更新をしており、上昇トレンド形成を始めてしまっています。

つまりいわゆるネット関連企業の多い、過小資本銘柄の多い、新興市場がコロナパニック相場を演じている現状ということになります。

いわゆる世界的巣ごもり投資家急増といった一時的現象によってこの乖離が起きているということなのでしょうね。

コロナパニック相場が続いているということになります。

故にファンダメンタル的にもテクニカル的にも異常状態となっている銘柄が散見しています。

もちろん通常時でも常にそのような異常状態となっている銘柄は散見しているわけですが、現状はちょっと歪にかなり多くの個別銘柄で起きてしまっている状況ですね。

もう100年分、1000年分の利益を織り込んだような株価となっている銘柄もあり、そこに何もおかしさを感じることがないというところがパニック相場ということを証明しているのでしょうね。

私は相場師ですので上がるものを買い下がるものを空売り続けるだけなのですが、現状の相場を見ているとかなり手酷いことになって終わる相場が近づきつつあるなと認識しています。

それも相場であり、それで退場させられる投資家たちは自業自得であり、自己責任なのですが、そのような一時的幸福感を抱かせて一気に奈落の底へ突き落すといった展開がかなりの高確率で予測されるような現状は相場を愛する者としては危機感を大いに感じていますね。

現状の背景にあるのは世界的な緊急避難的な金融緩和と財政出動、そして世界的巣ごもり状態による初心者投資家が急増しているといったことが需給面に歪な異常性をもたらしているということになります。

コロナパニック相場はいつまで続くのか?

日経平均日足

日経平均は200日移動平均線上での攻防となっており、上で推移していますので新高値更新していくことが出来るかどうかといった現段階となっていますね。

基本的に米国市場に連動している形となっていることは相変わらずであり、日本市場もマザーズ市場が年初来高値更新しているといった展開になっています。

これは米国の新興市場であるナスダック市場が歴史上最高値更新していることに連動しているということになります。つまりは日本も新興市場が実態とはかけ離れた乖離状況にあるということを認識しておかねばならないでしょう。

そして相変わらず米国市場と比して相対的に弱い連動性であるという点も見ておかねばなりません。ナスダックは歴史上最高値更新ですが、日本市場はジャスダックにしてもマザーズにしてもそのような状況にはなっていません。

それでもナスダックが歴史上最高値更新し続けるなら一定の連動性を示してくることは間違いありません。

このコロナパニック相場はいつまで続くのか?

世界的に新型コロナウイルスに対しての過熱報道が続いていくなら思った以上に長引く可能性もあるでしょう。

大事なことは現状はファンダメンタル、テクニカル無視のパニック相場であるということですね。

全体的にそれが起きているということではなく極一部のコロナ関連個別銘柄に起きているということなのですが、前述したように巣ごもり投資家が台頭してきていることでそういった人たちの行動は非常に感情的かつ直線的ですからそういった人たちの影響によって常識ではあり得ない異常状態を維持し続けていく可能性はあるということになるでしょう。

その崩壊タイミングはやはり社会的な新型コロナウイルスに対してのパニック状況が収束するということでしょうね。

マスメディアも他の事象に関心が行き、ワクチンや抗ウイルス薬の目途が立ち、新型コロナウイルス自体も鎮静化し、第二波、第三波が第一波より小さなものになっていくといった方向性が世界的に見えてくればいわゆる巣ごもり投資家も急減して同時に崩壊でその少なからずが退場させられてコロナパニック相場が終わるということになりそうです。

すでにその兆しは見えてきているのですが、誰の目にも明らかに見えてくる段階がいつになるのか、そのきっかけ、瞬間を注意深く見守っていきたいと思います。

相場は何事も起こり得る

最後までお読みいただきありがとうございました。

相場は何事も起こり得るということですね。

結局買いたい勢力が売りたい勢力を勝るなら株価は上がるのが道理です。

つまり売りたい勢力が買いたい勢力を勝る瞬間はいつかといったことを株価の連続性認識をしながら我々相場師は日々相場観測を続けて眺めているだけではなく売買実践を通して見通していこうと努力しているわけですね。

短期的には常に需給バランスですから巣ごもり投資家などといった投資初心者が暇だからちょっとトレードして小金稼ぎしようと大挙として押し寄せれば結構な資金力となる勢力となり何も知らない故の勇気ある無頓着な行動で相場を歪に異常状態にさせることは可能なわけですね。

ここで相場師として考えるべきはそんなのはおかしいからやらないではなく、そんなのはおかしいが踊らされている振りをして付き合うといった思考ですね。

私自身このコロナパニック相場崩壊間近と見ておりますが、そこに乗って短期的利益を叩き出しながら最終的には手痛い損切りを覚悟しています。

私は相場師ですからそういう思考で臨み、総合的利益を叩き出し続けますが、投資家の方々は決して近づかないようにした方が良い水準であるということを認識しておくべきでしょう。

非常に危険な水域に入ってきておりますのでコロナ関連以外のものを手掛けた方が良いでしょうね。

個別とはいえこういったものが崩壊する局面においては全体的にも影響を受けるリスクもありますのでキャッシュポジション厚くしておくことが最善であると思います。

異常であってもこれも相場、自分の考えではなく市場の考えに従い続ける。

たった一言の相場の真理を生涯実践継続することは至難の業なのです。

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