永遠の冷戦状態

徒然日記(相場以外の話題も)

私は新型コロナウイルスに関していわゆる西洋的な考え方となるウイルスは敵でありそれと戦って勝利しなければならないという発想が好きではないのですが、世界の主流は暴利を貪っている製薬業界を見れば分かる通り、ウイルスとの戦いに勝利するためのワクチンやら抗ウイルス薬やらの開発をするといった方向性にあります。

従ってそういった多数派、主流派の琴線に触れるような表現をしないと一理さえ感じられないという意味で表題のような言葉を選んだということになります。

今日はこの永遠の冷戦状態について考えてみたいと思います。

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ウイルスと人間との戦いは終わることがない

どうもこのことをすっかりと忘れてしまった現代人であるということのようなのですね。

新型コロナウイルスCOVID-19について依然としてパニック症状が止まらないマスメディア以下の方々が多数おられるのですが、こういう人たちはそもそも論としてウイルスと人間との戦いは過去繰り広げられてきたし、現在も続いているし、これからも永遠に続いていくということを全く理解していないかのような大騒ぎ状態に私には見えるのですね。

これからもCOVID-19に限らず新しいウイルスが次々と排出され続けます。

過去の新しいところでも新型インフルエンザが猛威を振るった時代もありました。2009年でしたかね。A/H1N1型と呼ばれていましたが、瞬く間に世界中に大流行、パンデミックとなり、少なからず死者が世界中で出ました。

しかし基本的にはパニックになることはなく翌年8月にパンデミック終息宣言が一応出されて感染者は相変わらず出続けているわけですが収束したということになります。

医療が進歩してしていなかったスペイン風邪時代は世界人口8億に対して4000万人と大パニックとなって仕方ない割合で死亡したわけですが、その後アジア風邪は世界人口28.5億人に対して200万人の死者、香港風邪は世界人口35億人に対して100万人、新型インフルエンザでは世界人口68億人に対して死者2万人と僅かな割合に抑えられており、いわゆるパンデミックを起こすような感染力の強いウイルスに関しては感染力と致死率の反比例の法則を証明し続けてきたわけですね。

このウイルスと人間との戦いの歴史を知っていれば今回の新型コロナウイルスも世界的パンデミックとなった時点でこの歴史が当てはまる確率は高いと冷静に判断し、やるべきはロックダウンによる感染阻止封じ込めではなく、社会的受容による獲得免疫を目指す方向性で末永く付き合い続けるといった政策にいち早く転換しなければならないという思考に向かうはずなのですね。

そして実際新型コロナウイルスに関しても世界人口77億に対して現在死者は僅か45万人となっており非常に低い割合でこのウイルスにおける歴史的な法則は今回もまた当てはまったということになるのです。

いずれにせよ、ウイルスと人間との戦いは終わることがないということに気づかねばなりません。

相場とウイルスの関係性

新型インフルエンザがパンデミックとなったときもその手の関連銘柄がバブル化しました。相場はいつも何らかの事象がある度にその事象によってもたらされる変革やら改革やら新業種やらを取り上げて過剰な期待をします。

新型ウイルスに関してはその検査装置やらワクチン開発やら抗ウイルス薬やらで業績が伸びるのではないかということで思惑買いが起きるわけですね。

相場師という立場からはそういった思惑に乗っている振りをしてしかし全くそのシナリオに拘ることなく淡々と実践継続するわけですが、この新型インフルエンザがパンデミックを起こした時も結局継続した大きな収益化には至らず、バブル崩壊元の鞘となる揺り戻しが起こってまた次の新しい思惑を呼ぶ事象へと流れていきました。

そういう相場の歴史を実践経験をしながら私自身体験してきている故に今回の新型コロナウイルスにおいてもいわゆるコロナ後変革相場はバブルであり、それは早晩崩壊すると見ているというわけですね。

ウイルスとの戦いは永遠ですが、遅かれ早かれ収束するものであり、今回の新型コロナウイルスにおいても現状の数字を見ている限り例外とはならないということですね。

相場としては質の悪い一過性のまさに流行感冒らしい出るとしても一時的収益であり、継続性がない、つまりは株価を高値に維持させ続けることが出来るような安定収益材料には絶対にならないということです。

そういう意味で相場とウイルスの関係性は常に思惑による短期バブル相場とバブル崩壊の繰り返しの歴史であるということを認識しておく必要性があります。

相場師としては短期で大利を得られる大きな機会となり有難いことなのですが、長続きしていくような相場には過去なったことはないということですね。

今回も例外なくその瞬間が訪れる日がいずれ確実にやってくることでしょう。

永遠の冷戦状態

ようやく主題の話ですね。

私はウイルスに対しては東洋的な考え方である共存といった発想が最適であると考えています。ウイルスを敵とみなして負けてはならない戦って勝たねばならないという発想よりもしっかりと受け入れて自分自身の遺伝子に組み込んで死に至らしめるような悪さをしないように上手く免疫調整しながら共に生きていくということが新型コロナウイルスに対しても大事であると考えていますし、最終的に人類は結局この選択しかなく、それを去年までも毎年毎年無意識的にも多くのウイルスに対して実践継続してきたと考えています。

しかし主流となる西洋的な考え方だとこういうことを述べても何を馬鹿なことをと一蹴されてしまうことが多いようなのですね。西洋に染まった黒か白か善か悪かの合理主義を是とする日本人も増えておりそういった人たちに対しても訴求していくには同じ土俵で表現しなければ理解されないのが実情なのです。

故に私はウイルスに関しては永遠の冷戦状態なのですよと表現してみたいと考えて述べてみたということになります。

物理的には人的戦争はしないものの情報戦争やらスパイを送り込むやらは水面下でこなしていく敵対国ではあるが表立った戦争はしない対立構造となる冷戦状態がウイルスと人間との関係なのです。

しかも永遠にそれは終わることなき冷戦なのですね。

戦うのはもちろん自由なのですが、相手を徹底的に叩き潰すことはできないもの、ワクチンやら抗ウイルス薬といった情報戦争やらスパイを送り込むなどの戦いは出来ますが、表立った人的戦争を行って白黒つけることは出来ない相手なのです。

だから平和のために冷戦状態を受け入れて末永く相手国、ウイルスと付き合い続けるしかないのです。

実際の世界覇権においても米中における新冷戦が始まっているといった論調もありますが、まさにウイルスと人類との戦いは冷戦のような関係性であるということを世界中の人たちが認識する必要性があるのですね。

過剰にも不安と恐怖を煽られて微視的に見られる新型コロナウイルス

最後までお読みいただきありがとうございました。

新型コロナウイルスに関しては過剰にも不安と恐怖を煽られることで何を報道するにも意見するにも微視的に見られてしまっているというのが現状です。

微視的なものというのは極々限られた専門家同士で議論すればよいだけのことなのです。

それを大衆に報道する立場のマスメディアが行う必要性は全くないですし、不特定多数の素人も見るSNSで喧伝する必要性もないわけで、我々医学の専門家ではない立場の人間が知っておかねばならないことではないのですね。

もっと巨視的に基本的に新型コロナウイルスというものを見ていく視点というものを我々一人一人は養っていかねばなりません。

そのためのウイルスと人間との過去の長い歴史であり、永遠に続く冷戦状態という関係性なのですね。

我々が新型コロナウイルスに関して知っておくべきはこれだけです。

新型コロナウイルスによって肺炎が起こる、髄膜炎が起こるだとかいった別に普通の風邪の症状からでも重症化してそういった合併症が起こって死に至ることなど当たり前のようにあることをさも新型コロナウイルスでしか起こらないことかのごとき報道をすべきではないのですね。

感染者を犯罪者であるかのごときに重症でなくても全員隔離し、マスクをせずに外出すると非国民であるかのごとき誹謗が為されるのは悲しい世の中です。

一定の致死率のある各種ウイルスを完全に遮断して生きていくためには誰とも会わず話さず、関わることなく家で一人で生涯じっとしていなければなりません。

それを全国民に強いる世の中はおかしな世の中ですし、そんなことを永遠に継続することは不可能です。

一人でも多くの人たちがウイルスと人間との関係は永遠の冷戦状態であり、生きていく上で取らねばならない容認の一つであるということを再認識してほしい、私は心からそう願います。

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