NATOが北欧二か国を承認し、ウクライナへの武器支援を拡大することを決定したのはネオコンバイデン大統領の思惑は成功裏に収まっている状況ということになります。
米国の最大の欠点は世界へのかかわり方において自国の正義が絶対として押し付けてくるということです。相手国の事情や文化などお構いなしに押し付けてくるので嫌悪感を感じる国も少なからずとなり、結果としてもそのほとんどが失敗に終わっているということになっています。
その辺の反省からトランプ元大統領は米国ファーストを打ち出したわけですね。米国ファーストといった発想を自己中心的といったところに落としていくのは短絡的な見方で、実際はこういった米国の最大の欠点に対しての反省が含まれていたということに気づいていた人は少ないですね。
実際トランプ元大統領は対外的にも精力的に動いており就任期間中にその挑発的な言動とは裏腹に新たな戦争を引き起こすことはありませんでした。バイデン大統領は逆に理想的な偽善を語る一方で戦争を誘発させて個人的利益も含めて得ることを目的としている米国にとっては売国奴ですからNATOを使っていよいよロシアと大戦争でもさせようとしているのでしょうかね。それはいよいよ米国の弱体化、崩壊を誘っていきますので米国民にとっても悲しい選択となってしまいますが、いずれにせよNATOの先鋭化によって欧米経済はますます疲弊し崩壊していくことが確定していきそうです。この方向性に変化が見えない限り、米国市場大暴落リスクは高まる一方となります。
バイデン大統領は自分がやっていることが自国経済の自滅に繋がっていることを理解しているのかどうか、分かっててやっているなら売国奴であり、分かっておらずにやっているなら無能です。
本来的には米国がどうなろうが日本人であり、日本の将来が第一である私にとってはどうでもいい話ということになるのですが、現在の日本は米国側に属する国ですからその主導国が弱体化していく方向性に進むことは必然的に日本も弱体化していくという意味で米国には何とか踏ん張ってもらわねばならず、そのために米国には関心を持って間違いを批判していかねばならないということになるわけですね。
ウクライナ紛争の長期化はロシアにとってはメリットがあり実際プーチン大統領はウクライナに住むロシア系の住民の安全が確保されるまでやり続けると述べており、私が述べてきたことを裏付ける発言を彼自身が最近しています。戦略的にじっくりとやっていくことで資源高を維持しそれが主力の輸出産業となっているロシア経済の繁栄も維持されるといった展開を目論んでいるのでしょう。相変わらずプーチン大統領は強かだなといったところです。人の評価は敵味方関係なく感情的にならずに冷静かつ客観的に判断していかねばなりません。
相場概況
相場は引き続き米国市場の大暴落リスクといったものが高まっている情勢です。
NYDOW週足を挙げていますが、200週移動平均線の攻防戦となるかどうかといった段階ですね。ここを死守できるかどうかが目先の焦点であり、ここを突き抜けてくると危険な水域に入っていくということになります。
ウクライナ侵攻長期化は確実に欧米経済に打撃を与え続けて経済衰退に向かわせます。その一方でロシアは資源高によって経済は潤い続けますので繁栄します。この経済的な基本的仕組みを我々は理解しておかねばならないでしょう。
本気で欧米側がロシアを追い詰めたいならウクライナに武器や資金を提供するのではなく即時停戦を促す外交戦略を施して停戦させて原油などを大暴落させることがロシア経済への打撃になっていくのですね。
しかし欧米のエリート層は単純に感情的に戦争はいけないといった左翼反戦思想に凝り固まって感情的判断をしているというのが現状でその場合は欧米経済崩壊方向性となっていきますので株式市場は非常に厳しい将来が待っていると考えておかねばなりません。従って何度も繰り返していますが基本空売り姿勢で向かえば相場師としては良いでしょう。相場師は自分の考えではなく市場の考えに従って仕事を継続していればどんな世界情勢となっても何も問題ないということになります。
円安傾向も変わらずその中長期的方向性はもう何度も繰り返していますので割愛します。
世界各国利上げ競争をしている段階となっておりコロナパニックの代償となる過剰な金融政策経済政策による高インフレの揺り戻し政策に邁進せざるを得ない状況ということになります。
いずれにせよ米国市場を中心にその推移を見ておく必要があるでしょう。
どのような値動きを引き起こしながら中期的にどのへんで落ち着いてくるか底打ち出来るかどうかといったことが焦点になっていきます。
現状では前述したとおりNATOを先鋭化させるバイデン大統領の間違った戦略がしっかりと進んで欧州国を巻き込んで欧州米国共に共倒れといった方向性に向かっていますので目先の底打ちは見えませんがこの辺のところでポジティブサプライズがあるといいですね。
ウクライナ情勢
ロシアの戦略が着々と成就していっておりウクライナ分割で東西ウクライナ国家に分かれるということが現実的となってきています。米国は長期的にウクライナ支援をしていくとバイデン大統領は公言していますが、米国民が果たしてそれを許すような支持をしてくれるかどうか疑わしいところです。
ウクライナに関してはその過去の悲惨な歴史からしてウクライナ語を主に話す西側とロシア語を主に話す東側といったことに民族的に分かれてしまっており、やはり言語的にも統一国にはなりにくい状況であることは否めません。
米国は多民族国家であるということでウクライナも統一出来るはずだと自分勝手に考えるわけですが、米国は英語が共通言語ですからウクライナとは根本的に異なるのですね。
言語というものは本当に大事です。
会話するためのコミュニケーション手段として最重要なものですから当然ですね。
言語の違いから西側の勢力が東側の勢力を弾圧するということになってしまい今に至っているわけですが、この統一は不可能でしょう。結局ロシアの関与といったことをきっかけとして東西で国境線を引いてロシア語を主とする国とウクライナ語を主とする国に分かれた方がウクライナ国民全体の幸せに繋がるだろうと私は思います。
バイデン大統領がウクライナと利害関係がありますので長期化は避けられない様相ですからプーチン大統領の戦略が着々と成就していく展開が予想されますのでこの私の考えた最終結果が成る可能性は日増しに高まっていっていると見ておくと良いでしょうね。
ウクライナ早期停戦を望む
最後までお読みいただきありがとうございました。
世界情勢が目まぐるしく動いておりこれは相場を張っていく意味でも重要なことなのでこのところ頻繁に取り上げ続けています。
もちろん私の一意見に過ぎないことでありこれが絶対正しいなどとおこがましい考えを私は持っておりませんが、もちろん正直にきちんと学び調べた上で自信を持って述べていることは間違いありません。
実際概ね私が述べた通りの方向性に進んでいると思いますが、それを誇る気持ちに全くなれないのは世界的に悪い方向性へと進んでいるからでしょうね。
何度も繰り返していますがウクライナ早期停戦が望まれます。
それが世界経済方向性にとっても良いことであり、物価高抑制にもつながります。
現実的にはバイデン大統領が次期大統領選で落選するまでこの悪い方向性は変わらないと見ておくべきなのでしょう。
実際NATOはバイデン大統領の手に落ちた感じであり、その左翼反戦絶対的な感情的思考に凝り固まった欧州エリートたちの反露絶対といった自覚無き自虐は欧州経済衰退への道を進むという意味で早急に改めるべきでしょうね。
取り返しのつかないことになる前に自分の利害しか目に入っていないバイデン大統領に翻弄されることなく、ウクライナ停戦合意に至る道筋を作っていく戦略を立てていく欧州首脳たちといったようなことになって欲しいものです。