黒田日銀総裁が最後の最後で篭絡してしまったのは残念でしたが、結局は財務省出身であるという点からは財務省役人と変わらないと言えばそうだったということなのでしょう。
日銀の金融政策大転換は大きな事象となり日本経済に大打撃を与えることになりそうです。
財政政策は日本政府を見ていれば分かる通り、支持保守層向けの防衛費増額と言う名の盟主の米国への武器購入という貢ぎ物とこども家庭庁による少子化対策という名の文部省の出先機関にしかならない見せかけの国民受けパフォーマンスをしながら財源が足りないという話に持っていって大増税をするという道筋を作ろうとしていることが明らか過ぎてここまであからさまだと怒りを通り越して笑ってしまうといったところですね。
去年の来年の展望でも述べた通り、利上げ、財政緊縮、大増税の三種の悪器で日本経済を徹底的に痛めつけるのが財務省主導による岸田政権の明らかになった真意ということになります。自民党員は間違った総裁を選択してしまいましたね。宏池会の創立者池田氏も嘆いていることでしょう。彼のやった所得倍増計画は本当に素晴らしい政策でしたのでそれを見た目だけは真似ようとしていて内実は売国政策となってしまっている所得倍増どころか日本衰退へと推進する政策を行っている岸田総理は落第点を与えなければなりません。
最近の政治はいつもこの繰り返しで、何かをしようとしそのために財源が必要だと言うことで増税し、結局経済は成長出来なかったという結果を残し続けているわけですね。
国家100年の計で見られる優れた政治家はいなくなりました。
皆目先の選挙のことばかりでいかにして給料を貰える立場を維持するかに奔走しているだけです。
政治家に給料を出す必要は一切ないと私は思いますね。
お金を自分で集めて来られない人間が政治家をやることが間違いだと言う考えです。
お金程度のものを動かせない人間が政治など動かせないでしょうということです。
本当に政治家もサラリーマン化してしまいました。
コロナパニック継続
指定感染症第五類にさっさとすればよいものの、コロナ利権獲得者たちの反発があるのかなかなか実践できないままに今日まで来ています。
いったいいつまでこんな馬鹿らしいことを政府は続けるのでしょうかね。
何故コロナというワンオブゼムに過ぎない病に対して特別視して金をかけ国民に自粛を要請し続けるのでしょうかね。
もっと生命の危機となる病など他に無数にありますし、何よりコロナ風邪の致死率を見ていれば他のインフルエンザ風邪とか普通の感冒と何が違うのか、何故ここまで特別扱いしなければならないかの根拠が全く提示されないままにズルズルと三年超が経過してしまっています。
この間どれほどの無駄な税金が使われたのでしょうか。
どれほどの業界が苦しんだのでしょうか。
不正受給はもちろん罰するべきですが補助金など貰ったところで雀の涙にしかならない会社もたくさんあるのです。
もう何度も何度も繰り返しているように致死率が圧倒的な人類存亡上のリスクがあるというなら税金をいくら使っても仕方ないですし、厳しい業界が生じても苦渋の決断で感染阻止に邁進せねばなりません。しかしすでにそれはあり得ないというデータがしっかりと集積している現在においてもなおコロナパニックを続ける意味がどこにあるのか?
年初から繰り返しになりますがさっさと指定感染症を第五類に変更していただきたいものです。
円高進む
ドル円における円高が進んでいます。
日銀が政策大転換をしましたのでこれからは利上げ方向性に向かうことが確定し、異次元金融緩和がまだまだ継続していく、そして実際それが適切であり少なくとも黒田日銀総裁は自分がやってきたことを曲げることはないだろうと踏んでいた我々の度肝を抜きました。
こういったネガティブサプライズには素直に反応しやすいのが相場です。
下値の目途がどのあたりとなるのか誰にもわかりませんが日銀がやっぱり政策大転換やめたとかいったことにならない限り、目先円高基調は変わらずでしょうね。
もちろんこの一つの事象のみならず米国の利上げの継続性を計る経済指標に一喜一憂して円高円安になっていくわけでもあるわけなのでそういったサプライズがあれば円安に向かうこともあり得るでしょう、日銀の政策方向性としては政策大転換のタイミングの間違いによって日本経済衰退方向性へと向かわせる事象となるというのが私の考えですね。
その一点からは日本売り、円安方向性ということになるのですが、現状はこのネガティブサプライズに注目が行っていますので日米金利差収縮方向性といったことが注目されているのでしょうね。
相場師としては変わらず円高に向かうなら円買いしきっちり逆指値を置いて利は伸ばし、円安に向かうなら円売りしてきっちり逆指値を置いて利は伸ばし、それを繰り返せば現状のボラティリティの高い状況ならしっかりとした総合的利益が今年も得られる可能性は高いと思います。
市場の考えに従って淡々と実践継続していきましょう。
金融相場
最後までお読みいただきありがとうございました。
相場と言う意味では日銀の政策大転換によって金融相場となっている現況です。
確かに利上げが実践される方向性となれば金融機関の利益が増大していきますからね。
ただ、このタイミングでの利上げ方向性は日本経済を沈ませるだけとなりますので長期的には金融機関も衰退していく方向性にあるということは忘れてはいけないでしょう。
相場師は簡単です。
上がるなら買うしかありませんし、下がるなら空売るしかありません。
ただただそれだけを素直に愚直に実践継続できるかどうか?
それだけが日々問われ続けていきます。
自分の考えにこだわればいつかは手酷いことになることが確約されています。
市場の考えに従ってくださいね。
今は金融相場だからそこに淡々とついていく。
しかしそうではない状況となったらこだわらず淡々とそこから退散していく。
有能な相場師はいつも自分の考えに従わず市場の考えに従い続けます。
年初から相変わらずの翁節ですが、これが相場の真理なのですから仕方がありません。
そしてなかなかこのことを理解できない、自分の考えにこだわる投資家が多数であるから何度繰り返しても言い足りません。
相場では本当に素直さが大事です。
市場の考えに従い続けることが出来る素直さをいかに自己形成するかが銘柄選択などよりずっとずっと大事な成功し続ける投資家となるための要諦なのです。