一定の自己信頼

独活日記(相場を生き抜くために)

今日も相変わらず相場のプロと称する相場のアマチュア達が必死にあの銘柄いいこの銘柄がいいとやりこの銘柄が当たったと述べて有料情報へと誘ういわゆる投資家心理の罠にかかってしまう投資家が後を絶ちませんね。

アベノミクス相場からトランプ相場へと続き、このコロナ禍で経済大崩壊中なのですが緊急的経済対策を世界各国が行うことで資金はダブついていますのでここ数年という意味では非常に容易な誰でも儲かる相場ですのでいわゆる実際はどんな相場付きであれ稼ぎ続けている本物のプロではなくたまたま現在の環境で相場を張っているから上手く行っているだけの実はアマチュアだといずれ分かることになる人たちが横行している現状ということになります。

今日はこのことを少し考えてみたいと思います。

スポンサーリンク

アマチュアだから儲からないわけではない

もちろん別にアマチュアだからと言って儲からないわけではなく、アマチュアだからといって特定銘柄を買い煽ってはいけないというわけではないのですが、過小資本銘柄であればちょっとした煽りでも大きく動かしてしまうことがある、つまりは資金はある素人投資家がそれを見て大量に買っていけば一気にストップ高に持っていくことも余裕で可能ですから結局相場は需給の繰り返しで株価が成り立っていくという意味ではそういう有料情報に価値を見出してしまう投資家が多くなってしまうということになりますね。こういう人たちの常套手段はまず自分たちで買い有料情報で紹介し、さらに無料情報で流して値を吊り上げるということをやります。

それをやってすべてで当たるわけではもちろんないのですが、やり続ければある程度は当たって当たればさらに同様に推奨している銘柄も当たっていく、要するに情報を見た投資家が本当だこれは当たったと成功体験をすることでその別の銘柄も買う動機を高めていくというわけですね。

私はそういう人たちを軽蔑しており、一切関わるべきではないと述べています。

新種の風邪である新型コロナウイルスに関しても同様なのですが私はこういう煽り屋が大嫌いなのです。

私が大嫌いでも永遠にいなくなることがないのが現実というのが悲しいところなのですが、それでも私は警鐘を鳴らし続けたいと思っています。

少数派でも理解してくださる人が出てきてまさにプロフェッショナルな誰に頼ることもない本物の投資家が一人でも多く将来生まれて欲しいと考えているからですね。

プロに依頼心は皆無

相場を張る上でプロはにも頼りませんね。

何故かと言えばどんな有益と思われる情報も売買実践において情報バイアス、心理的な偏りが生じてしまって適切性を阻害するリスクを高めるからです。

私が情報遮断、最小限の情報に抑えた情報孤独を推奨しているのはこういうことです。

あなたがやるべきはあなたがこう売買すると決めたことを忠実に守り続けることです。

どんな銘柄が良いかでもどんな売買手法が良いかでもありません。

どんなあなたなのか?

これが最も大事なのですね。

私が独活日記で述べていることは総じてそんなあなたになる精神確立を誘う言葉の集積です。そして相場日記では日々の最新の私の相場観を述べ続けることでいわゆる情報に動じない精神確立を誘う試練を与えています。

この私翁の意図をしっかりと感じてください。

いわゆる何らかの銘柄推奨をしてくれる有料情報に一度手を出すと当たればこれは凄いとなってその情報なしでは生きられない投資家になってしまいます。それはもうすでにそこに依存している半人前の投資家ということを意味し、結局それが無くなったときに右往左往することになります。

この銘柄がいいよと言ってくれる人がいないからです。

しかし私を含めプロの相場師は当然自分でどんな銘柄を今日仕掛けるかなどということを他人任せにすること自体が恥だと考えていますので他人の情報などに頼ることなど一切しませんから生涯成功し続けるわけですね。

確かに最初は依頼心が生じるのは理解できます。

何か銘柄推奨情報があることに安心感を得られるのでしょうね。

しかし心を鬼にして言いますね。

そういう情報は麻薬のようなものです。

一度手を出したら二度と止められなくなる確率が相当に高く短期的にはそれで儲かってこれは凄いとなることもあるのですが、中長期では身を亡ぼす最終結果となりますので本当に気を付けてくださいね。

最初は失敗を繰り返して良いのです。

自分でこうだと思ったことをまずはやってみてください。

私同様のやり方でも良いですし、逆張りでも良いでしょう。難平は私はお勧めしませんが、一度はやってみたい方が多数だとは思いますのでやってみるのも良いでしょうね。

いずれにせよ誰かが言ったからではなく、あなた自身で考えたことをそのまま相場で実践してみてください。

その多くは恐らく失敗するでしょう。

成功することもありますが長続きはしないでしょう。

成功し続けてこれだと思ったら失敗してしまったことになるでしょう。

そこで諦めてはいけません。

そこで嘆いてはいけません。

何故なら別にこれはあなただけが通る道ではないからです。

私も最初はそういう失敗を繰り返してきて今があるのです。

しかし私は失敗しても依頼心を持つことなくその失敗の反省検証をしていくことでなるほどこういうことをしてはいけないんだなということを丁寧に整理していって相場の真理を掴んで今に至っているわけですね。

本当に遠回りのようなのですがこの相場人生の道筋が一番の近道であり確実に本物の投資家になれる唯一の道です。

自分だけでやっていく上での注意点

注意点は一つだけ。

資金は本当に小さく小さくやってください。

自分の身の丈、要するに今ある当面使う当てのない余裕資金の極々一部を使ってやることです。

幸い現在は単位株が数万円から売買できる銘柄も多いですから本当に余裕資金が少なくても参加できます。

株式投資は誰でも経済的に大成功を収める機会ではあるのです。

ただきちんと私が述べたような正しい道を進めている人たちは本当に極々少数派なのですね。

いわゆるテレワークなどで上司の監視他人の監視が無くなることで片手間でトレーダーをするといった巣ごもり投資家が世界中で増えている環境です。

そのことによって歪なコロナバブル相場も生まれてしまいその崩壊過程にある現在ですが、仮にこういうところに手を出してしまっていたとしても資金投下が過小であれば問題ないのですね。

とにかくこのたった一つの注意点だけは順守してください。

証券口座に一度資金を入れてからさらに給料が入ったから積み増すとかいったことをしないでください。

まずは一度入れた資金の範囲内で売買実践をしてそれが減っていってしまうのか増え続けることが出来るのか何年か売買実践を繰り返すことです。

安易に銘柄推奨なる有料情報に手を出すのではなくこの売買実践反省検証過程を丁寧に何年も続けてください。

そうすればそのような情報に意味はないことが自ずから分かってきます。

後は自己責任というものの本質も理解できますし、依頼心がありませんので独立心が確立し、一定の自己信頼が生じてきます。

これが成功し続ける投資家としての精神確立にも非常に良い作用をもたらします。

一定の自己信頼確立がすべて

最後までお読みいただきありがとうございました。

結局相場は自分との戦いです。

相場界隈には今日も特別なあなただけの情報故に有料ですと言った誘惑物で満ち溢れており、〇〇銘柄か買い推奨大的中おめでとうございます!などと煽っています。

こういった誘惑に屈することなく淡々と今日も自分自身の売買実践結果を反省検証し次の売買に生かすといった地道な作業に集中している着実にプロへの過程を踏んでいるアマチュアは極々少数派なのです。

最初は誰でもアマチュアです。

私も最初はアマチュアでした。

しかしそこからアマチュアであり続けるのかプロへと昇華していくのかはいわゆる何らかの情報に頼り続けてしまう自分を形成してしまうのか、それとも失敗を繰り返しても諦めずにきちんと反省検証を繰り返して一定の自己信頼を確立していくのか、それが唯一最大の分水嶺なのです。

タイトルとURLをコピーしました