右の反中、左の反米、中道の無思考、全てから脱出せよ

徒然日記(相場以外の話題も)

思想の左右というものはその人の生きてきた経験、選り好みして得てきた書物や人の話やテレビ等々どんな情報を得てきたかによって変わっていきます。

私は戦後GHQ教育にいまいち毒されなかった落伍者だったからなのか私の世代においては至極珍しい右寄りの思想を持つに至っています。

これは別に優劣があるものではなく個人的信条といった類いのものですので右でも左でも個人の自由ということになります。

戦後GHQ教育は反戦平和の自虐史観が基本的教育でありましたのでしっかりと教育されれば左寄りにならざるを得ないものとなっているのが現状です。

日本における問題は自虐史観が行き過ぎたことによる国家観の喪失、つまり思想の左右関係なく愛国である、つまり国家というものを意識してこの国のためにといったものを基本的に保持している上での思想の別であるのが普通の国なのですが、日本ではそうはならず反日左翼といった歪な左寄りな思想を保持した日本人が私の世代前後を中心に植え付けられてしまったということになります。

若い世代においてはインターネットが隆盛を極めていく段階で右寄りの思想というものに新鮮さを感じて、学校教育だけがすべてではないことを知っていくことでだいぶ左右が均衡してきているといった印象は持っています。

ただ問題は右もまた私の世代の左寄りな方々同様のおかしな国家観を持った思想というものが形成されていることが残念に思っています。

その本質的なものは題目通り、右の反中、左の反米ということになります。

今日はこのことを考えてみたいと思います。

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左の反米

これは沖縄における左翼の大活躍を見ればご理解いただけるでしょうね。

確かに沖縄の基地問題は日本全体のこととして考えていく必要があります。

戦後に積み残した課題であり続けているわけですね。

ただすでに沖縄は米国軍基地があるからこそ仕事を得て収入を得ている沖縄県民の方々も数多くいらっしゃるということで単純な反米では解決できない溝が深く生じているのが現状です。

そういった現状と米国側の太平洋戦略、アジア支配体制の維持戦略といったものと妥協する必要性もあります。

ここで自国のことに関して米国は口出すするなだとか米国軍は出て行けとやっている人たちの煽動者は常に左翼思想の持ち主です。

米国という強い者に対峙して沖縄という弱い者の味方をすることで自己満足に陥っているその左翼思想の中には根本的な思想の大前提としての国家というものが入っておらずとにかく世界平和だとか人類皆平等だとかいった歪な理想主義を掲げてしまい、沖縄のことに関しては常に沖縄側は善で日本政府や米国は悪であるとして善悪二元論に陥っています。

そして平和や平等といった理想論を語りながら米国より国家としては人権的にもっと酷いことをしている中国に対しては何の運動も起こそうとしないのもこういった左寄りな方々の特徴です。

その一方で中国共産党がモンゴル人やチベット人、ウイグル人に現在も行い続けている民族浄化行動は現代の世においては徹底的に批判されるべきものですが、その先頭に立たねばならぬ左翼理想主義者な方々は口を紡ぐのです。

その時点で日本という国家がない、つまり現代に生きる日本人のみならず将来の子孫のことも考えた国家観というものが欠如している歪な左翼思想ということになります。

なぜ民族浄化に邁進している中国政府批判を人間皆平等を理想としている左寄りな方々はしないのか私は長年非常に疑問を感じざるを得ませんでした。

右の反中

こちらは最近勃興してきた勢力ですね。

とにかく中国を徹底的にたたくと本も売れるということで中国経済崩壊だとか中国政府の終焉だとかいった言説が無思慮に信奉されています。

こういったことは確かに可能性はあることですが、言い続ければいつかは当たる株式評論家のようにここ10何年といろいろな右寄りな方々が述べてきましたが現状ではそのような結果は出ていないのが実情です。

当たり外れはまあ良いとしてもとにかく中国が嫌いとかいった感情的なイデオロギーでとにかく反中であれば何でもよしといったことを是としてしまうのは大間違いであると私は考えています。

国家として見た場合に米国に追従するだけも危険ですが中国と敵対するだけも危険なのですね。

中国共産党の思想はもちろん私と相容れない酷いものです。彼らが行っているモンゴル人やチベット人、ウイグル人に対する民族浄化は許しがたき蛮行です。

ですが彼らの立場に立てば不穏分子を未然に消していると考えることも出来、国家権力者としては共産主義として至極当然な発想と冷徹に受け取ることも大事であると思うのですが、どうしても右寄り界隈の方々はとにかく中国やること何でも批判、反中、これ絶対といった人たちばかりとなっています。

しかし核兵器保有している中国に対して核兵器を保有しておらず米国軍に守ってもらっている日本が相手になるわけがありません。

事実、中国は最重要相手として熾烈に争っているのは米国であることは米中貿易協議の制裁合戦をを見ていれば容易にわかりますね。

そういった国に対して日本はどう対峙していくかと考えたときに、単純な感情的な中国酷い悪いといった発想では駄目だと思うのです。

しかしこういったことを述べても反中に凝り固まった右寄りな方々には通じません。

米国が味方で中国が敵であるとして善悪二元論で分けてしまうところに私は安易な発想を見てしまいます。

右でも左でもない

最近は悟り人のように右でも左でもないと述べる人も増えてきました。

まあいわゆる中道ということなのでしょうね。

確かに中庸の徳といったものは哲学的にはあり私も正しい考え方だとは思うのですが、それでも私は右寄りと自称しているように自分自身の思想の右左をきちんと認識しています。

右でも左でもないという人はどうしても要するに自己把握が出来ていない、自己考察を深めていない人なのではないかと考えてしまいますね。

人間というのは人間である以上、保守的か革新的かの性質が生じてくるものなのですね。

自分が現在得ている地位を何としても守りたいと思うかとか、伝統文化は何が何でも保持していくべきかとか、現在の地位に囚われず新しいことをどんどんやるべきだとか、常識外な少数派の思考というものもすべて許容していくべきだとか、いろいろなことを考えていく中で自分自身が右左のどちら側の発想を善しと思うかということを形成していくものです。

ですから右でも左でもないという人たちはよく自分自身というものが見えていないのではないかと思うのですね。

上記したことはすべて総じて多かれ少なかれ保持している思考ですが、どちらかといえばこれはこっちの方が大きい想いかなとかこういうことは絶対に感じないな、とかいろいろと思考していくことで自分というものを確立していくものであり、私の場合は総合的判断として右寄りな思想を持つに至っているということになります。

まさに丁度真ん中といったような思想に達する人もいなくはないとは思うのですがなかなかぴったり右的な思想も左的な思想も半分ずつ持っていると考えるといった人はむしろ何も考えたことがない人ではないかと疑ってしまうわけです。

反や親の愚

まあいずれにせよ思想としての右左はあってよく、実際誰しも無意識的にもどちらかに偏った思想の持ち主になります。

しかし右寄りの反中、左寄りの反米、この反という発想は思考停止であると考えます。

同時に右寄りの親米、左寄りの親中、この親という発想も思考停止であると考えます。

米国、中国どちらも大国であり、日本としてはつきあっていかねばならない、つまり外交交渉をして国益に沿う結果を残さねばならない相手であり、盲信も敵視もしてはならないのですね。

現代においては米国が味方で中国が敵であるということになっていますが将来はその情勢が急変する可能性も考えておかねばならないし、そのために現在は敵だとしてもつきあってはいかねばならないし、現在は味方だからといって安心してはならないということです。

そういうわけで日本にいる右寄りな方も左寄りな方も何か他国とは違った歪な思想の持ち主たちということになってしまうのですね。

そうなってしまう根本原因

第二次世界大戦後、GHQ体制下に置かれた日本は現状米国の属国といった立場となっています。

安倍総理は徹底した従米姿勢を貫き通しましたのでお陰様で長期政権を維持することができており、権力維持の基本マニュアルを権力を渇望している政治家達に提示してしまったといったことになります。

つまりここにおいては右でも左でもないという言葉が意味を成し、思想がどうであれ自立独立していない国はどこかの国に従属することでしか生きられない半端な国家ということになるのですね。

根本原因は現代日本の国家としての中途半端さということになります。

どこかの国を親としどこかの国を反とすることで国家としての中途半端な不安を慰めていると言うことも出来るでしょう。

右寄りな私の思想

私は右寄りですが、反中ではありません。もちろん親米でもありません。

トランプ大統領を評価していますが、それは米国民にとって良い影響をもたらす各種政策をしていることが政治家として優秀だという意味での評価に過ぎません。

米国にとって優秀であるということはその優秀さを対外的に向けていくなら日本にとっては相手国となり彼は良くない厳しい交渉相手ということになってしまいます。

実際日本に対しての圧力は尋常なものではないですね。そしてトランプ大統領が満足げに日本は素晴らしいと述べるということは日本政府が相当に妥協して国益を削ぐ交渉をしたということであり、日本人としては本当に残念な想いを抱くばかりです。とてもトランプ大統領が日本を褒めてくれた嬉しいなどといった印象は抱けませんね。

中国に関しても共産党政権がやっている民族浄化は時代錯誤だとは思いますが、圧倒的な金融緩和に無尽蔵な財政出動は中国経済によい影響をもたらし続けますので評価せざるを得ないと考えています。権力維持のためで中国人民のことなど何も考えていないと言う反中な方々もいらっしゃいますが、そういう人間性的なことではなく客観的に実践していることを見ているとまさに中国ファーストな政策を徹底的に行っていてむしろ日本政府の方が国民のことを何も考えずに自分たちのことしか考えていないような政策を遂行していると私は考えています。

いずれにせよ、米国にしても中国にしても、親や反といった感情的なものを取り入れてそれぞれの国の客観的な評価というものを色眼鏡で誤魔化すことでは本質を過つと私は思います。

そして本来国家として成り立っている国におけるまともな方々は右寄りであれ左寄りであれ親も反もなく客観的な評価をすべての外国に対して行うはずなのです。

思想というものは

最後までお読みいただきありがとうございました。

思想というものは主観的な側面ももちろんありますのでどうしても偏りやすい間違いやすいものとなりますが、とある国を善悪二元論で分けていく発想は間違いであると私は思います。

いずれにせよ、まずは自分が右寄りなのか左寄りなのか極右なのか極左なのかといったことを正確に自己分析することが大事ですね。

守りたいと思うことが多いかそれとも変えたいと思うことが多いか、基本はその比較によって左右は決まっていきます。

それを元に自分の人生何をしていくのかといったことが決まっていき、それがその人の幸せにつながっていくという意味で思想の自己把握はとても大事なのですね。

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