軽装装備

独活日記(相場を生き抜くために)

空想物語、ファンタジーというものが隆盛を極めている時代ですね。

昔は小説として一部の分野といったものであったのですが、現代は逆に現実的なものの方が少数派となってしまっています。

人間心理分析としては現実逃避であるとか言われるわけですが、人間の常識外想像力が未来を作っていくことは間違いなく、日本においては多くの人たちの多彩な想像力が実を結んでいる現代であると私は考えています。

そのようなファンタジー世界においては武器を持ち鎧を装って冒険するわけですが、どんなものを装備するのかといったことが大事となりますね。

相場においてもこの何を装備するかといったことが非常に大事となってきます。

今日はこのことを考えてみたいと思います。

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あなたに必要な武器

武器と言っても多種多様です。

短剣長剣から槍、鎌、斧、刀、曲剣、弓、銃、手裏剣、薙刀、等々色々あります。

その中からどんな武器がよいだろうかと吟味するわけですね。

しかし武器はその種類それぞれに特性があり、それに応じたやり方があり、鍛錬の仕方があり、一つの武器を極めるだけでも生涯かかるとも言えますね。

相場において必要なことはあなたに必要な武器を一つだけ決めてそれだけを極めるべく実戦経験を積んでいくことです。

得てして多くの投資家たちは真面目な方であればあるほどファンダメンタル分析、テクニカル分析から財務分析や経済分析、証券アナリストのように多くの企業分析に精通しなければならないと思って相場で役立つだろう多くの武器を手に入れるべく邁進します。

しかしながらそれが大きな間違いとなってしまっていることに気づける投資家は数少ないのです。

あなたの手は二つだけ

あなたの手は二つしかありません。

従って武器を持つとしても最大でも二つしか持てません。

予備武器として背中に背負うだとかナイフ程度なら懐に忍ばせておけるだとか述べて何としても数多くの武器を持つことが相場で成功するための必須事項のように思ってしまう方が後を絶たないのですが、いずれにせよ多くの武器を持つということはあなたの身体の動きがそれだけ鈍くなるということになります。

武器には当然重さもあるということです。

情報の洪水に飲まれて頭でっかちの尻つぼみになっている投資家には軽さが無いので売買実践の決断が緩慢になってしまうのですね。

またその武器に熟練しているかどうかそのための修練期間の問題もありますが、仮に三つの武器をマスターしたところでそれを同時に使いこなすことは二つしか手がない人間には無理なのです。

そして二つを使いこなすのも日本では宮本武蔵を除いてほとんどおらず大抵は一つの武器を振るうのが精一杯なのです。

武器の種類は何でもよい

武器の種類は何でもよいのです。

ただしその武器はきちんと研いである切れ味のよいものであることは当然の話です。

つまり優位性のある手法であればその内容は何でもよいのです。

ただ武器の種類を増やす、つまりあのやり方このやり方、組み合わせて複合的に考えるといったことをやり始めるといざ実践段階においてめまぐるしく変化し続ける相場環境に迅速に対応できる軽さが失われてしまうのです。

この分析においては買いだがあの分析においてはまだ買いではない。

買いシグナルは出ているが業績が悪すぎる、割高すぎる。

複合的に組み合わせると何か良さげな回答が出てくるような錯覚をしてしまいがちとなるのですが、それはむしろ迅速な決断を遅らせる要因になってしまうのですね。

武器の種類は優位性があるものなら何でもよいが、あれもこれもと手を出さずに本当に一つだけでいいのです。

私は苦無だけ

私は苦無一つで何十年も相場を張っています。

当然今日もこうやってブログを書いているわけですから生き残り続けているわけですが、苦無などという小さな武器一つでどうやって生き残れるのかといったことを大抵の投資家たちは考えるわけですが、実際はそれ以外何も持たないために非常に身軽であり、そして熟練しているので壁を登ったり、穴を掘ったりと敵を倒すだけではない様々な用途に上手に利用できることによって生き残れるわけですね。

どんな武器も熟練すれば新しい使い方、技も身につけて自分だけの自己最適化した最高の武器になるわけです。

そして武器はたくさんあった方がよいように思いますし、確かにあればあったで良いのですが、それは多くの人たちにとっては一つの武器の熟練度はどうしても分散されてどっちもどっちな結果となりやすいのです。

ですから武器は一つだけでよく、それを最も得意な武器として生涯振るい続ければそれで十分な成功を収めることが可能なのです。

私翁は何十年もこの苦無だけで相場という戦場で巧みに生き残り続けてきたという事実を考えてみてほしいのですね。

軽装装備

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回は変わった表現で相場の真理を表現してみました。

いろいろな角度からいろいろな表現方法で結局は同じことを述べているわけなのですが、どういった言葉が胸に突き刺さるか、正しく理解されるかは人によって異なるのです。

ですから私も拙い表現力ですが必死に言葉を振り絞って絞り出しているというわけですね。

あなたが投資家としてどんな装備をすればよいのか?

ということを考えたときには出来うる限り軽装装備であるべきであるということになります。

私翁は苦無一つで何十年も生き残れていますし、例えばドル円だけで日経平均先物だけで、生き残っているトレーダーの方々も少なからずです。

どんな武器を使うかということは重要度は低く、大事なことはいかに一つの武器をマスターするかということなのですね。

完璧にマスターした上で別の武器を試すことはよいのですが、この武器は駄目だから別の武器に、これも駄目だからまた他のものとすることは大きな間違いであるということになります。

とある一つの武器を使いこなせないなら他の武器に移行してもまず使いこなせないこと請け合いです。

もちろん適性といったものはありますが、まずは一つの武器、一つの手法を使いこなせるまで熟練してくるまで継続してみることが大事ですね。

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