恐怖をあおることで、政治家は有権者に自分を売り込み、テレビやニュース、雑誌は視聴者や読者に自分を売り込み、権利擁護団体は入会を勧誘し、やぶ医者は治療を、弁護士は集団訴訟を、企業は商品を売り込む バリー・グラスナー
まさにその通りと私も同意する言葉なのですが、現状新型コロナウイルスによってこのような社会現象が起きているということになります。
情けない話なのですが、恐怖というものは人を動かすために大いに有効的な感情なのです。
相場では顕著にそれは通用しており、いわゆるこのような煽り屋がマスメディアからインターネットまで無数に今日も存在し続けています。
私はそういうことが大嫌いですから個別銘柄、特に過小資本銘柄などは過去一度も取り上げたことはありません。
意図的でないとしても悪気がないとしても、参考程度に述べているだけだとしていたとしても少なからずの煽りをとある投資家にしてしまうことが嫌なので取り上げるとしても大型株やいわゆる全体市場の指数といった大勢に全く影響ないもののみにしています。
専門家としての最低限の倫理
結局今回の新型コロナウイルスについても専門家であろう医師が大いに不安や恐怖を煽っているといった酷い状況です。
もちろん臨床医として日々患者を診ている実践家の方々の中には風邪として扱うべきであり、インフルエンザ同様の扱いにすべきであると考えていらっしゃる方々も少なからずなのですが、医者は人を診ることのない医者という人もいてそういう人たちが単純に未知なるものだからという理由で最悪な状況を考えて、極々低確率可能性を強調して語って不安や恐怖を煽るといった愚行をマスメディアからインターネット等々で行ってしまっています。
専門家同士であればそういった極々低確率な可能性も考慮して議論すべきではあるのですが、それを大衆に向けて扇動していく行為は医者であっても、医者であればなおさら犯罪的であると述べておきたいと思います。
症例データから分かった事実だけを淡々と提示していき勝手に自分の憶測でこういう可能性があるああいう可能性があるということを述べるということを専門家であればあるほどすべきではないのですね。
何故なら専門家という肩書きに盲信してしまう、劇場のイドラ、専門家であるという権威に弱い人は多いからです。
専門家が語っていても正しいとは限らないというのが真実なのですがそうであっても専門家が語った言葉には大きな影響力があるということを自覚した上で言葉を選んで慎重に間違いない事実だけを述べるようにしていかねばならないのですね。
私は専門家ではないですが、それでも適当なことは述べずに、インターネット上にある新型コロナウイルス患者の症例データ分析などを読んでそこから誰でも導き出せるだろうことだけを述べ続けています。
可能性としては様々な可能性は確かにあります。
それが未知なるものということですが、そうであっても世界的に感染拡大することによって多くの症例データが集まっており、そこから導き出される事実というものは増えているのですからそういったものだけを淡々と述べることをしてほしいものです。
それが専門家としての矜持かと私は思います。
私の専門は相場ですが、私は相場の真理しか語りません。
真摯に今ある事実から導き出される高確率可能性だけを正直に述べ続けており、余計な銘柄推奨やら私自身のポジションを利益に導くような方向性へと煽る発言をするといったことは一切していません。
それが専門家を自負する立場の人間としての最低限の倫理だと私は思います。
マスメディアという偽善者面した煽り屋
マスメディアというものの影響力は依然として大きいものです。
特にテレビメディアは高齢者を中心に多く視聴されていますのでYouTubeの台頭でインターネットメディアも映像による広告媒体としての力も若者中心に育ってきてはいるものの、まだまだ視聴者数という点ではマスメディアに軍配が上がります。
YouTubeの方は玉石混合で良いものもから悪いもの、大衆的なものから専門的なものまで百貨店といったようなものでその短所はくだらない実のないものも多く、目的のものが探しにくい、つまり取捨選択が煩雑な世界ということですが、マスメディアはそこに所属する少数の人間によって適切に取捨選択がされており、それを見ればよいという体裁になっていることで一定の信頼を抱いている方々も多いということになります。
ところが現状は適切どころか非常に恣意的に政治権力者に利用されたりすることで意図的な報道に終始しているといったところが多く露呈していますね。
新型コロナウイルスに関しても過剰に不安や恐怖を煽ったり、最近では自粛を促すことが目的なのか過去の人手が多い映像を使い回して今人手が回復してしまっているかのごときねつ造報道をしています。
こういったことは一部の例外ではなく日々頻繁に行われているのが実情で政治で問題が起こるたびに芸能界のどうでもいいスキャンダルを発生させて報道して国民の意識を分散させるといった手法が使われているわけです。
つまり強力な煽り屋としてのマスメディアというものがあり、インターネットメディアにおいても既存のマスメディアの情報が浸食してきているのでもはやインターネット大手メディアもマスメディアの一つとも言えるような状況ですね。
そのようなマスメディアなのが実態ですが、さらに問題なのはこの手の人たちが傲慢にも偽善者面した顔をしているということです。
自分たちは大衆に教育しているのであるとでも言いたげな偽善を振りまきながら自分たちは既得権益を守り抜き、新規参入を阻害し、社員の平均給与を見れば一目瞭然ですが、ぼったくり利益を毎年国民の電波を少数の企業で独占することで得続けているわけですね。
この強大で手酷い煽り屋であるマスメディアに我々一人一人の国民が対抗できる実践行動はテレビを見ないラジオを聴かない、くだらない週刊誌を読まないといったような情報遮断しかありません。
私自身は少なくともテレビはほとんど見なくなりましたね。内容の是非に関わらず見なくても問題なく生活ができる、むしろ無駄な時間を過ごすといったようなことが無くなりました。
若い世代を中心にそういう人は増えてきたようですが、いずれにせよ国民一人一人が見ないようにすることがマスメディアという煽り屋の力を削いでいく、衰退させていく唯一の方策ということになります。
煽り屋がいつも戦争を引き起こしてきた
また過去多くの戦争は常に煽り屋によって引き起こされてきました。
意外と人類は論理的客観的に戦争をするのではなく、抽象的感情的に戦争をしてしまうものなのですね。
現在においては北朝鮮の金正恩が死亡したなんだということが話題になっていましたね。
結局ブラフであったといった現状となっていますが、これ見よがしに煽り屋たちが死亡説やら生存説やらを喧伝していました。
まあ要するに今日も情報戦争が行われており、どの情報が正しくてどの情報が間違っているのかを適切に取捨選択をしなければならないのですが、これは実のところ難しく、専門家と称するスパイは世界中に存在していますし、もっともらしい嘘を上手く論理立てて述べる煽り屋もいますので結局のところ色々な情報を集めれば集めるほど何が本当なのか分からなくなるということになります。
そういった情報錯綜して混乱状態を生み出すことが意図的に煽っている方々の目的ですのでそういったものに一切乗らないことが何よりもまず大事です。
しかし政治家なども含めて国の指導者がときにそういうものに煽られてしまって誤った情報を元に戦争を引き起こしてしまったといった例は過去歴史をひもとけば無数にありますので明らかな結果として見えてくるまでは下手な憶測情報を得ようとせずに静観するしかないということになりますね。
いずにれせよ煽り屋がいつも戦争を引き起こしてきたということは共通理解にしておかねばならない真実です。
相場における煽り屋
これはもう昔から今日までそして将来も永遠に無くならないでしょうね。
相場においての煽ることについては私もすでに述べていますのでよろしければご覧になっていただきたく思います。
相場の世界は証券会社、格付け機関、証券アナリスト、ファンドマネージャー、日経新聞、会社四季報といったものたちが相場界隈の利権構造として互いにつながって共存している状況ですから基本的にはこれを打破していくことは不可能です。
このような人たちが皆で煽り屋として扇動しながら相場を動かそうとし、利益を叩き出そうとしているわけですね。
酷いものになれば目標株価○○円と出してその将来性の高さを詳らかに語りながらこの情報を見て買い上がる投資家の買いに大量の売り玉をぶつけていくといったことをしています。
大元がそういうことをしているのですから、個人でやってもいいだろうということでツイッターやらブログやらYouTubeやらもう至る所でこの銘柄が買いだ売りだ、と自己利益のため、自己顕示欲のために煽り屋が横行してしまっています。
私のような相場の真理だけを淡々と語って自分のポジション銘柄を煽ることに意図的でなくてもなってしまうようなことは述べないように気をつけるといったことをする誠実で真面目な、馬鹿で愚かな人間は少数派なのですね。
私はそういうことをしなくても生き残り続ける自信があるので問題ないのですが、そうではない人はどうしても自分のポジションを煽りたくなってしまいますし、ぜひ他の人にも知ってもらいたいだとか自分はこれだけのことを知っていると分かってもらいたいといった承認欲求によって結果的に煽りとなってしまう行動を取ってしまいます。
相場における煽り屋は無数にいます。
その中には意図的なものも当然ありますしそうでないものもありますが、いずれにせよ総じて私に言わせれば無用の長物ということになります。
こういうことを言うから私は相変わらず相場の世界においても少数派な阻害された人間であり続けているのでしょうね。
しかしこれが相場の真理ですので仕方がなく、まさに少数ですが同意してくれる投資家の方々がこのブログに訪れてくださり続けており、それだけで私としては十分満足ということになります。
新型コロナウイルスパニックの教訓
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の新型コロナウイルスパニックにおいて煽り屋の存在が大きく浮き彫りになりました。
マスメディアからツイッターなどで煽る個人まで誰が煽り屋なのかということが浮き彫りになったということがわかったということは良かったことなのかもしれませんね。
そういったものが流す情報はシャットダウンすることが非常に大切です。
当然煽られないためです。
恐怖は本当に有効活用すると大いなる求心力になるのですね。
実際世界各国リーダーシップを演出した言行をしている宰相たちの支持率は上がっています。
恐怖を煽られたときにそういうことを示されると多くの人たちはその人が正しいことをやっていようといまいと関係なく支持してしまいがちとなるのですね。
要するに感情的売買をしてしまっているということです。
感情的売買をしてしまってもとある一取引という意味では成功することもあるのが怖いところなのですが、今回の新型コロナウイルスに関しても同様で、いずれ収束することは間違いなく、結果どの国が良かった悪かったといった検証が成されることにはなるとは思いますが、実際は不安や恐怖を煽られた中での判断ということで当てにならないということを理解しておく必要があります。
私は中長期的に獲得免疫を目指す方向で進みながら短期的にはロックダウンを解除して新型コロナウイルスとつきあう覚悟を決めて経済活動再開を世界中でするべきであると考えていますが、これが本当に結果正しいことかどうかはもちろん分からないのですね。
私は自分を信頼しながら自分を疑うことを同時にする癖が職業病でありますので日々怠らずに考察を更新し続けておりますが、現状の最新情勢を眺めていて正しいだろう高確率可能性を淡々と述べ続けており、それが現段階においては相変わらず上記したことであるということになります。
煽るのではなく淡々と客観的に分析してそこから導き出されたものだけを提示する。
それが結果正しいことになる高確率可能性であると私は信じており煽り屋たちに翻弄されない唯一の姿勢だと考えています。