全ての投資家にとってどんな銘柄に対してどんな売買をするのかというのは永遠の命題である一方でそれは投資家の数だけあるというほどに無数にあるというのが真理です。
従って私は自分以外の投資家の方々がこう銘柄選択するんだ、こういうタイミングで売買するんだというのを述べるものを見ても何の感慨も抱きません。
相場を張り続けてどんな相場付きであれ成功し続けるためには優先順位としてのこれらの情報は非常に低いものであるからです。
と私が述べたところで多くの投資家たちは今日もどんな銘柄を買えば良いのかどんなタイミングで売買すればよいのかということを教えてくれそうな情報を漁ることに邁進していますのでその手の情報商材が跋扈し続けております。
残念ながらそれが悲しい現実であり、やはりどうしても多くの投資家たちはさっさと稼ぎたい、楽して稼ぎたい、とにかく儲かればそれでいいといったような安易な発想で相場に取り組んでいる人たちがほとんどなのだろうということになりますね。
私はこのブログの読者に対してプロ意識を持って相場に取り組みどんな相場付きであれしっかりと利益を上げ続け、それを生涯継続できる精神確立を求めるといった高い目標を掲げていますのでその観点から述べていくと銘柄選択などくだらない、売買手法などどうでもいい、といったことになってしまいます。
まあこれが私の生きる道、私は読者が相場で生涯成功し続けるための情報提供だけを粛々と反復していきたいと思います。
どういった精神を保つ必要があるのか?
投資家として成功し続けるための精神確立とは何か?
私がいつも考えていることはこれだけです。
これだけあればほぼ問題ないと考えています。
要するに相場で成功し続けるためにはメンタルがほとんどの割合を占めていると考えているということですね。
これが正しいか間違っているかはそれぞれの投資家が考えて自己判断すれば良いですが、私の数十年に渡る相場実践経験からは結局いつも精神確立に行きつきます。
どんな銘柄を選択すれば良いのか?
どんな売買手法を選択すれば良いのか?
多くの投資家たちが今日もそればかり考えていることは結局長期で相場を張っていく、つまり長期上昇トレンド、長期下落トレンド、長期横ばい相場、といった様々な相場局面においてどうしても厳しい局面が到来していき、その都度適切に変化させていくことは不可能なのです。
大事なことは厳しい局面でも忍耐強く、相場を張り続けることが出来るかといった精神論となっていきます。
このままでは駄目なのではないだろうか?
これをやり続けていたら自己破綻してしまうのではないだろうか?
どうやっても上手く行かない、自分は運が悪いのだろうか?
自分にとって厳しい局面ではいつも精神が揺さぶられるのが人間です。
そこで忍耐強く相場を張るための精神は確立出来ているのか?
ここが最重要となるのですね。
そんなことでいいのかと思われるかもしれないのですが、今まで面白いように上手く行き続けていたものが突然相場環境の急変によって全く上手く行かなくなったとき多くの投資家たちは精神的ショックを受けてしまうのです。
しかし私の場合は精神確立が出来ていますからそういう局面でもそういうことにはならず、淡々と適切な売買を繰り返して着実に資産減少させていくことに邁進できるのです。
どういった精神を保つ必要があるのかということを述べるならまずは忍耐強く売買継続できる精神を保たねばならないという回答になります。
忍耐強く売買継続できるためには
では忍耐強く売買継続できるためにはどうしたらよいのでしょうか?
まずは己のやっていることを知ることが大事です。
自分の売買がどういった相場環境においてどのくらいの期間、どれほどのドローダウン、資産減少局面を形成してきたのか、そしてそれが将来どの程度の確率で再び生じてくるのかといったことをきちんと分析しておくということですね。
そうすることで実際の今この瞬間においてその局面に来ているときに後どのくらいどの程度の厳しい状況となっていくのかということが分かり、そのことによって忍耐強く売買継続できる確率は高まります。
物事を論理的に考えやすい人、論理的に説明されるとすぐに納得して信じてしまう人は特に非常に大事な検証となります。
次にポジションを小さくして継続しようと試みてください。
冷静に論理的に物事を考えられる人はそもそもきちんと自分のやっていることの検証は終えており、売買継続出来ていることが多いですが、実際には感情的になってしまっていることがほとんどなのです。
感情的になっているが故に復讐心に燃えたり、後悔の念に苛まれたり、将来不安を拡大させてしまって不適切な売買に走ってしまいます。
分かっちゃいるけど止められないのが感情的動物なのです。
従って売買を休止するというのも一つの手なのですがなかなかそれは難しいことも多いのです。
故に私はポジションを小さくしなさいと言っています。
厳しい局面になったらそれがいつまで続くかどれだけの規模になるかはいくら過去を検証していても正確には分からないのでいつも1000万円投資しているなら100万円にしてみるというようにポジション額を小さくすることだけはしっかりと順守して復讐心に燃えた売買をしてみても良いですよということになります。
本当はもちろん復讐心に燃えた売買なんてすべきではないのですが、感情的になっている投資家にそんなことを冷静に述べたところで聞く耳を持たないのです。
ですからせめてポジションを落とすことだけは順守してくださいということになります。
そして実はそうやって失敗体験をすることも長い相場人生においては大事でそういう経験によって精神的成長するという側面もあるので実は売買を停止するよりも実は良いのではないかと私は考えています。
しかしいずれにせよ不適切な売買ですからせっかく適切な売買を繰り返してきたものをすべて埋めて余りある大失敗にしないためにもポジションを小さくするということだけは守ろうという意識を持って欲しいと思います。
需要と供給
最後までお読みいただきありがとうございました。
結局いかにして適切な売買を継続するかということに尽きるということになります。
そのために必要なのは銘柄選択でも売買手法でもなく、相場を張る投資家自身の心の問題であるということになるわけですね。
相場がどうなるこうなるなどという話は些末な話なのですが今日も巷ではそればかりを毎日やっていて情報ビジネスとしても成り立っています。
その事実によって今日も多くの投資家たちはその手の情報を欲しており、その情報を得ることで相場を上手く張れるようになると思い込んでいるということになります。
これは永遠に続いていく誤りなのでしょうね。
相場の真理という意味では誤りであっても相場情報におけるビジネスという意味では需要にマッチした供給をすればそれは正しく成立する、つまり正しいということになります。
理不尽な話ですが相場の世界は今日もこんな間違った情報で溢れている現状です。