とにかく巷で述べられていることは腐るほどあるどんな銘柄が良いかということとどこで仕掛け増し玉し手仕舞うのかといった話ばかりです。
まあ大きく上がる銘柄を選ばねば大利は得られないことは確かですし、優位性のある売買手法というものを選択することは大切なことには違いないですし、実際それが確立出来ていない投資家も少なからずですから今日も誰彼が様々な媒体でこれが私のやり方だと自己主張されています。
私はあまり詳細に自分の売買手法を公開していません。
それは何故かと言えばそれは私以外の人たちにはあまり意味がないことだからです。
むしろ有害になってしまうリスクさえあると考えています。
従ってそういうことは一切しないわけですね。
本当に多くの投資家たちのことを考えるなら厳しいようですがそういったことは一切述べないことが自分の自己顕示欲を満たすのではなく、彼ら彼女らのことを真に想っている人であるということになります。
人の数だけ売買手法がある
私はいつもこのことを述べていますね。
実際これは真理です。
それは巷に蔓延るその手の無数の情報を見れば容易に理解できます。
しかしここで良く考えてみて欲しいのです。
一番大事なことはあなたがあなただけの売買手法を確立することです。
とある成功した投資家の売買手法ではなくあなたの売買手法が必要なのですね。
人の数だけ売買手法があるわけですから当然ながらあなただけの売買手法があるはずなのです。
他人の売買手法を考えている場合ではないのです。
あなたはどんな投資家か？
他人の売買手法物語など一切合切排除してください。
その投資家の方はその売買手法で成功して良かったですが、あなたにとってはどうでもいいことなのです。
何故ならそれはあなたに最適化された売買手法ではないからです。
優位性があり続けている売買手法であるということは大事なことですし、それがあれば誰でも確かにそれをやり続ければ同じように成功し続けるわけですが、問題はあなたがそれを継続できるような投資家かどうかなのです。
ここが最も大事でありながら誰も語っていない相場の真理です。
優位性のある売買手法など無数にあり、それはもう昔から言われ続けていることであり、一定水準以上の投資家であれば周知の事実のことばかりなのです。
問題はそれを自分が継続出来る投資家なのか？
その売買を継続していく上でそれを継続しやすい、継続するのが容易な感覚を持ち続けることが可能なのか？
そう言ったことの方がずっとずっと大事でありそのために自分をよりよく知ることが大事となります。
あなたはどんな性格の人間なのか？
結局はあなたは何者なのか？
このことを突き詰める必要があります。
もちろん人生におけるあなたはどんな人間なのか？というところは追求しても良いですが相場においては関係ありませんが、あなたが相場においてどんな性格の人間なのか正確に把握する必要性があるのです。
どんな相場環境でどんな値動きをする銘柄にどんな感情を抱くのか抱かないのか、抱くとしてその強弱はどの程度か、そしてそのことによってどれほど実際の行動にどんな影響を与えるのか。
こういったことを一つ一つ丁寧に突き詰めていかなければなりません。
私は勝率2割の売買手法を使っていることは公言していますが、勝率2割という厳しい数字に耐えきれない投資家も多いのです。
継続すれば圧倒的利益が出続けることが分かっていても実際に厳しい損切りの嵐となる局面において忍耐できない性格の人は少なからずいるということですね。
だから私はそれ以上のことを逐一述べないのです。
私に最適化された売買手法は私以外の人にとっては最適ではないからです。
いずれにせよ売買実践を繰り返す中でどんな銘柄がよいかとかどんなタイミングで売買すべきかといったことよりずっと大事なことはあなたが一貫性を持って継続できる売買手法なのかということであり、それはつまりあなたは相場においてどんな性格の人間なのかということを正確に把握するということなのです。
相場を張る上で最も大事なこと
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も結局同じことの反復となりましたね。
相場の真理は永遠に変わらないことであり基本的であり本当に限られたことだけですから当然と言えば当然の話です。
結局はその基本を疎かにして他のどうでもいいことに目が向いてしまっている投資家ばかりであるということが今日も変わらぬ事実故に何度も反復していく意味があります。
分かっちゃいるけど止められない
それが相場における投資家の最大のリスクなのです。
もっと大きな利益を出したい。
こんな大きな損失は絶対に出せない。
自分の相場に対するこの考えを必ず実現しなければならない。
そういった意識が常に相場での適切な売買継続を阻害しています。
自己規律を厳格に決め生涯全取引で順守し続けている投資家というのはほとんどいないのです。
上手く行き続ければ増長し上手く行かなければ復讐心に燃え、大失態を犯せば嘆き悲しみ、いずれにせよその行動は適切ではなかったといった結果をいつか残してしまうのです。
それを避けるためには結局自己把握を徹底するしかなく、売買手法もまた自分だけの自分に最適化された一貫性を持って適切に継続しやすいものに集中させることが本当に大事となっていきます。
