OECDのグローバル企業狙い撃ちのデジタル課税や最低法人税率の設定などは当然ながらタックスヘイブン国に逃げて税金を払わず世界中で利益を貪り取っているグローバル企業に対してのカウンターアタックとしての大枠合意ということになりますね。
世界の流れはすでに反グローバリズム、行き過ぎたグローバリズムの反省からその修正に入っていることになります。
未だグローバリズム礼賛している輩はまさに時代遅れの遺物ということになりますね。
やはり国家あってこその世界であり、グローバリズムは国境なき国家無き世界形成ですから多くの個性ある国々としてはしっかりと抑制させていかねばならないということになります。
トランプ大統領がきっかけとはいえ、コロナ禍もあってようやくグローバリズムの弊害が一般認識とされつつあるのは以前からずっと主張してきた私としては祝着です。
さらに課税強化していってグロバーリズムで莫大な金儲けをしている独占企業を叩き出して欲しいものですね。
大事なことは強者がすべてを総取りする世界は世界全体にとっては不幸な時代であるということです。
その強者になれた極々一部の人たちは使いきれぬほどの富を得るわけですが、その影でその他多数の今日食う飯もない弱者たちが同じ時代に生きる社会なのですね。
一定の競争はもちろん必要ですがグローバリズムは行き過ぎです。
やはり国家というものを前提とした企業であるべきなのです。
今回の国際課税の枠組み合意は反グローバリズムといった時代の流れがあるということをしっかりと認識しましょう。
相場概況
相場は相変わらず変化なしですね。
米国経済がコロナ後の力強い回復を示す指標が相次いでおり、米国市場が上昇トレンド継続中で底堅いですから日本市場も上値は重いものの大きく暴落する事態には陥っていません。
しかし日本国内においては再びコロナ感染拡大するかといった様相となっており、再びの非常事態宣言などといった愚かなことになっていくリスクが生じていますので予断は許しませんね。
指定感染症指定から外す英断もまだやっていませんし、政治は何をやっているのか、オリンピックどころではなく、いやオリンピックはやっても問題ないのですが、コロナパニック状況のままに敢行したときにどんな結果が待ち受けてくるかということをもう少し考えないと日本政府も危機的状況に陥るリスクがあるのではないでしょうか。
というわけで相場は底堅く、基本的には偽善銘柄、環境関連銘柄が再び物色され始めているといったところですね。
自然エネルギーやら電気自動車やら偽善は本当に批判少なく金になるビジネスですから結構息の長い相場になっていくのかもしれません。
相場師としては市場の考えに従って売買して行くだけの話ですから相変わらずその売買姿勢に変化なしですが、いわゆるバイデン銘柄を引き続き注視していくと良いでしょう。
迫る東京オリンピック
東京オリンピックは開催されるようですね。
国民無視で強行するオリンピックにおいて本当に応援できるかどうか疑問ですが日本人は優しい人が多いですから選手たちには罪が無いとして応援してくれるでしょうね。私もなんだかんだで応援するでしょう。実際オリンピックの偽善は今に始まった話ではないですが、長年やっているとどうしても生じてしまう巨大な世界的な利権構造と言えるのでしょう。これは他の個別のスポーツ大会においても変わりませんね。どれもこれも政治的な利権構造がある偽善のスポーツ大会なのです。
それを承知の上でも実際に実践する選手たちには何の罪もなくそこを目指して頑張っているマイナースポーツもありますからそういった人たちへの批判など何もないのですが、しかし政治という意味では一体全体どういった権力構造となっているのか、国家がやらないと決めてもIOCがやれといったらやらねばならないというようなおかしな権力構造なのかその辺はしっかりと解明して欲しいものですね。
マスメディアは本来こういったことを調査し糾弾することが使命なのですが、多くのオリンピック関連企業に広告料を貰っており放映権も絡んでいる故になかなか踏み込むことが出来ないといった状況があります。
ですから別に影響のないコロナ風邪騒ぎばかりを報道するのでしょう。
いずれにせよ祝日を変更してまで東京オリンピックを敢行するわけですからやるからには問題なく推移し何事もなく無事終了することを祈るばかりですね。
反グローバリズムの波
最後までお読みいただきありがとうございました。
反グローバリズムの波が世界中で拡がりつつあります。
移民排斥はやり過ぎですが、移民抑制は大事な国家政策です。
税制にしても国内企業を優遇しグローバル企業に対してもきちんと世界各国でビジネスをするのであるならその国の売上はその国の法律を元にしてしっかりと税金を払うといったことをしていくべきなのですね。
ここ数十年でヒトモノカネの完全自由な移動が理想であるグローバリズムの弊害は多く生じましたが、少しずつそれが認識されて改善されつつあり、今回の国際課税も反グローバリズムを示す大きな時代の流れの一つとなりますね。
私はこの反グローバリズム税制を大いに称賛したいと思います。
そしてさらにグローバル企業に対しては厳しく課税をしていくべきでしょう。
国家の個性、つまり国文化といったものはグローバル企業によって世界中が画一化均一化されてしまうことによって失われていってしまうのです。
それは非常に面白くない不幸な時代であると私は思います。
様々な国があり、様々な文化があり、それをグローバル基準では違うとして排斥するのではなく互いに理解しようとしなければならないのです。
それが多様な文化を育み、異文化に触れることで人間として新しい感覚を得てその人自身もまた成長出来るのですね。
こういうことを奪うグローバリズムは断固拒否していく時代にならねばなりません。
時代の流れは確実にその方向性へと進んでいることが分かった今回の事例は誠に祝着であると、もう後戻りはできない弱肉強食で非情なグローバリズムに染まった世界で生き抜く相場師としては安堵する気持ちとなっております。
もちろんまだまだグローバリズムを信奉する愚かな人間は少なからずですから油断は出来ませんが、少しずつ時代は変化しており、若い世代になればなるほど反グローバリズム傾向があることは非常に将来に明るさを持てる傾向ですね。
ぜひとも合理化効率化、均一化していく時代の不幸を認識してくださいね。
多様な国家、多様な文化、多様な思考があるから人間は生きていて面白いと感じるのです。
すべてが同じ物を食べ同じものを着て同じものを使って同じことをやるグローバル時代など糞食らえ!なのです。