今日も相変わらずあの銘柄がいいこの銘柄がいいと多くの相場の素人たちがSNSなどで言い合っていますね。
そこに潜む心理は人それぞれでありそれが一つ、もしくは複合的に絡まり合って表出している現象です。
私はこういうのを見るとため息しかでません。
何故ならこんなところに相場の真理はないからです。
今日はこのことを考えてみたいと思います。
真理とは何か?
まずは真理という言葉について丁寧に考えていきましょう。
辞書的な意味はいつどんなときにも変わることのない、正しい物事の筋道とあり、プラグマティズム的哲学においては人間生活において有用な結果をもたらす観念、仏教的には真実で永遠不変の理法ということになっています。
細かく行けばその分野によって微妙に意味合いが異なってくるわけですが、共通とされるだろうことはいつどんな時も変わることのない永遠不変なモノということになるでしょうね。
ここでいうモノは多種多様に渡り、思考でもいいですし物事でも良いですし、科学、哲学、宗教あらゆるモノを表します。
まずは真理という言葉の意味で大事な点はこの一点になります。
相場の真理
そして我々投資家にとっては相場の真理、要するに相場を張って有用な結果をもたらす観念、いつどんなときにも変わることのない、正しい相場の道筋、真実で永遠不変の法は何なのかということになります。
このことに関しては少数ですが本物の相場師たちが述べてきており、それは投資家の心の問題となります。
相場の真理はまさに注意していなければ確実に陥ってしまう人間心理の克服をいかに為すかなのですね。
しかし巷ではそういうことを述べる人たちはほとんどいないわけです。
大抵はいわゆる各種データを持ち出してあの銘柄が買いだこの銘柄が買いだ、これからはこんな業界だ、こういう主題が物色対象だ相場はどうなる経済はこうなるといった相場評論家になるための勉強に必死なのです。
私はその間私自身の性格や精神の自己把握に大きな時間を費やしてきました。自己思索をみっちりと続けてきたわけです。そして相場で成功し続ける投資家としての精神確立を成して現在まで相変わらず生き残り続けている毎年個人としては多額の納税を継続しているまずますの相場での成功者となり続けているわけですね。
結局ここに行きつけた人間は相場の真理をしっかりと掴んでいるわけなのですが、そうではない人たちは自分には無理だとかもっと相場の勉強を経済の勉強をして知識を無尽蔵に増やしていかねば成功できないんだとか考えて頭でっかちな理屈屋として相場評論家としては優秀ながら相場実践家としては凡人的な結果しか残せず仕舞いとなり、その原因に自分自身の心理があるということに気づけぬままに無駄な方向性へ多大な努力をしてしまって大成功を収められないのは自分には相場の才能がないからだ、こんなに努力をしているのに何で大成功できないんだ、自分は運が悪いとして運のせいにすることで自虐したり自分を慰めているのです。
自分に拘る自己正当化の罠
こういう人たちの人間心理は良くわかります。
確かにこのような人たちの相場知識は優秀です。
私も知らないことを詳らかに理論的に説明する人たちも少なからずです。
一生懸命相場の知識を増やす努力をなされたのだろうなあということは感じます。
しかしこういう人たちは人間心理を学んでいない、自己心理を、自分の性格を学んでいないがために知識が増えれば増えるほど相場の真理が分かったかのように自分に拘る心理を形成しそこに固執し違うと相場が言っている結果が出てもそれを否定し自己正当化しようとして難平するなり、塩漬けするなりして限りある人生における時間拘束、資金拘束を平気で行ってしまうことによって相場における大成功者になれていないということに全く気付かぬままなのです。
私を含む相場の真理を理解している成功者から見ていると間違った努力をしてしまっているなあと容易に見抜いてしまいます。
自分に拘る自己正当化の罠に気づいてください。
何年も何十年も相場を張ってきて大成功を収めていないならそれはあなたに運がないわけではなく、才能がないわけでもなく、ただあなたが相場の評論家を目指しているかのような相場やら経済やらの財務やらの知識だけを増やすことに邁進して人間心理、自己把握の思索を増やすことを怠っているからなのですね。
このことを理解できるかどうか?
結果が出ていないのですから少なくとも今のあなたは間違っているということを素直に認めることが大事ですね。
自分からの脱却
ここまで私が述べても大抵の人たちからは批判されるだけです。
もっと知識があれば成功できるはずだ、もっと相場に関する分析を深めれば成功できるはずだ、とますます自己に固執し、自分が相場で成功できていないことは棚に上げて毎年着実にどんな相場付きであれ収益を上げ続けている私を批判してくるのです。
申し訳ないことだがプロの世界は結果がすべて。
どれほどの知識や理屈を持って論破しても結果を残せ続けなければ相場師失格なのですね。
これが私の推奨銘柄だと述べたところで成功し続ける投資家であるといった結果が残せていないならこれまで過去自分がやってきたことに疑問を抱かねば駄目なのです。
同じことを何度も繰り返しながら別の結果を期待することは愚行なのですね。
自分からの脱却をしてください。
まずは自分のやり方の間違いを認めてください。
相場は誰でも少額の資金からでも張って大成功を収めることが可能です。
もちろん一年で100万円を1億円にしましたといった人たちは少数ですが何十年という単位では誰でも可能なのです。決してあなたの才能がないから出来ないのではなく、あなたの努力が足りないから出来ないのではなく、もちろん運が悪いからでもなく、ただあなたが相場の真理を理解して適切な方向性への努力をしていないからに過ぎないのですね。
この相場界における通説と長年生き残り続けてきた相場師である私の主張との大きな乖離に対して一気に思考転換できる方々は極々少数派なのですが、私のブログに関心を持って訪れたというだけであなたはそれが出来るセンスがあるということなので何とか理解して欲しいと思います。
相場を張るのはあなた
最後までお読みいただきありがとうございました。
相場の真理は結局のところ己をいかに正確に知るかということにあります。
それは何故かと言えば相場を張るのはあなただからです。
巷にある無数のくだらない相場情報を参考と称して見て自分の考えに補強を加えたりして固定観念を形成していくのだといったことに思い至ることなくそのままに行動して成功者に成れずにいるのはあなたがそれが正しい道筋である、相場の真理として誤解したままだからなのです。
確かに相場界においては無数にこの手の玄人と称した素人相場情報が横行していますので誤解されやすいことは間違いないのですが、それで成功し続けているなら良いのですが、大抵はそういうことでは成功し続けることは出来ないのが相場の真理なのですから、今ある現在のあなたの結果を見て大成功していないなら少し立ち止まって自省して見て欲しいのですね。
プロと自称する胡散臭い相場師である私翁の少数派な戯言に少し耳を傾けてみて欲しいのです。
バフェットの領域は難しいとしても私程度の領域は誰にでも容易に達成できるのです。ただしそれは巷の相場の常識なる真理なきものに囚われてしまうことなくその誘惑に屈してしまいそうになる自己から脱却して自己把握のための自省に時間を使えるようになることが大前提なのです。
私は本当に極々少数の本物の相場師になるために正しい努力したいと考えている人たちに向けて述べています。
大抵は元証券マンだ証券アナリストだファンドマネージャーだといった相場のプロと称する相場の素人たちの相場解説やら銘柄推奨に惑わされてしまう投資家たちがほとんどなのです。
何とかそこから脱せるように様々な角度から私はあなたを誘う言葉を吐いているわけですが、今日の相場の真理はまさに真理です。
最終的にはこう述べるしかないのは残念なことです。