結果論としての銘柄選択

独活日記(相場を生き抜くために)

巷では今日も相変わらずどんな銘柄選択をすればよいのかという話ばかりで、参考銘柄と称して注目銘柄と称して毎日こういう業績が出たこういう材料が出たこういう計画が出たとやっていますね。

私の場合は全くそういったことに興味がありません。

何故ならそんな情報を見なくても良い銘柄選択は出来ているからです。

というより銘柄選択というものに全く興味がわいてこないのです。

何故なら銘柄選択をいくら考えても儲かり続けることは決してないからです。

今日はこのことを正確に説明してみましょう。

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卵が先か、鶏が先か

この問題を語るときにはこの有名な言葉を取り上げなければなりません。

生物学的には卵が先であるということになるのでしょう。

相場においてはどちらが先かわからないというのが真理でしょうかね

いきなり私の先ほどの主張とは矛盾したことを述べますが銘柄選択は大事なのです。

なぜ大事かと言うとこの世には株価が上がり続ける銘柄と株価が下がり続ける銘柄と株価がどっちつかずのままの銘柄があるからです。

投資家としては株価が上がり続ける銘柄を選ばなければ利益を上げることは絶対に出来ません。

従って株価が上がり続ける時代が長い銘柄を選択したいわけですね。

しかしそれがどの銘柄かを正確に一つも間違うことなく選べる投資家はこの世に一人も存在しません。

それなのに卵が先か、鶏が先かとくだらない問答をやっているのです。

バフェットの本質

全取引で成功できる投資家は一人もいない。

この真理をきちんと理解できている投資家はくだらない問答をすることはないのです。

バフェットも今日も損切りしているのです。見切っているのです。

永遠の長期投資家であるかのごとくバフェットをみなす人も多いですが、とんでもない話で適宜利益確定していますし、適宜損切りもしているのです。つまりバフェットも自分の選択を間違えることもあるということです。全取引で成功しているわけではないということです。

ではなぜバフェットは圧倒的自己資産増殖となったのか?

あなたには分かりますか?

簡単なことで上がり続ける銘柄をポジションに残し上がり続けない銘柄をポジションから外すという作業を生涯にわたって概ね適切に繰り返してきたからです。

ですからあなたも同じことをすればよいだけです。

これから株価が上がるだろうとどういう分析であっても良いですから分析した銘柄を買い、そしてそれが実際株価が上がり続けていく間はきちんと保有し続けてそして株価が上がるだろうとどういう分析であっても良いですから分析した銘柄を買い、そしてそれが実際には株価が下がってしまった銘柄を保有してしまった場合は保有し続けることなく適宜見切ることをして、そうやって適切なポジション形成を生涯積み重ねていけば当然あなたが選択した銘柄においてどのくらいが間違った選択となるかは個人差があることになりますがそれがどれくらいであったとしても株価が上がり続けているものだけを上がり続けている間ポジションに残し続けてて株価が下がっていくものはきちんとこだわらずにポジション解消していくことによって生涯総合的な自己資産増殖が継続することになります。バフェット同様なことを実践継続したわけですから当然の結果ということになりますね。

ですから私が常日頃から言っているように上がるものを買えば良いのです。

その代わり上がると思って買ったが下がったら自分の間違いを素直に認めてバフェットと同じようにきちんと見切るということです。

バフェットを取り上げるときにどうしてもこの最も大事な彼の実践継続行動を示さない人が多いですね。一度買ったら永遠に保有したくなるような企業を徹底的に売り叩かれたタイミングで買うのだとしか言わないのです。バフェットがやっていることはそうではないのです。いやもちろん企業価値分析においてどういう指標を重視するとかいうのはあるでしょうが、結局やっていることは私たちと同じで株を売買しているだけなのです。自己規則に従って淡々と売買を継続しているだけなのです。ですからあなたも同じことをやればいいだけなのです。

ではなぜバフェット以外はなかなかにバフェット水準まで大成功を長年収められ続けていないのか?

それはただただバフェットがやっている損切り見切りが多くの投資家たちは真似できないだけなのです。

必ずと言っていいほど自分の選択というものに拘り、含み損を許容し、全取引で利益を出さねばならないかのようなポジション形成をしてしまうのです。

つまりバフェットの特異性はその人間として一般的にやりにくいことを生涯出来てしまっているという特殊な人間性の持ち主であるというところなのですね。

ですからバフェット分析で大事なことはその投資法ではなく銘柄選択法ではなく、彼の人間性という精神分析こそが最も大事な研究なのです。

結果論としての銘柄選択

最後までお読みいただきありがとうございました。

銘柄選択というのは結果論で考えなければならないのです。

多くの投資家たちが自分の銘柄選択によって投資して儲かると考えます。

しかしその考え方が大間違いなのです。

銘柄選択は常に結果論で考えなければなりません。

あなたがすべきは株価が上がる銘柄を買うことであり、株価が下がる銘柄を買うことではないということです。

儲ける必要性がない人はどうやっても自由なのですが、それはもうその時点で素人投資家であり続けるという人たちですからどうでもいい人たちなのです。

そうではなくてプロの投資家を目指していく、つまりどんな相場付きであれ一貫して利益を出し続けることが出来る技術を身に着けている投資家というのは結果論としての銘柄選択というものを常に意識しています。

株価が上がる銘柄を買って保有する。

そしてその結果として成功となったとき、そういう銘柄を結果論的に選択したとみなすのです。

この順序で考えていくことがとても大事な思考過程となります。

今日はなかなか難しいことだったかもしれませんね。

そうこの本質を腹にしっかりと収めるためにはよく自分で考えてみることが大事です。

どんな銘柄がいいかなどというくだらないことを考える暇にはよく自分でこのことを考えてみてください。

結果論としての銘柄選択とは何か?

成功し続ける投資家の本質が深く刻まれている言葉なのです。

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