Xなどを見ていてもYouTubeでも同じですが煽り屋ビジネスが横行しているのが実態です。
これから世の中良くなっていくことを煽っているなら仮にそれが間違いでも大いに煽ってと思うのですが、大体は不安や恐怖をセンセーショナルに煽るものがほとんどです。
健康や暮らしから政治経済、戦争、犯罪、天災、あれこれ不安や恐怖を煽ることで視聴者を集めてそのことで広告料の分け前が貰えて儲かるわけですから当然それをやろうとする人たちは後を絶たないわけですね。
しかしこういったことがインターネット上で起こっていくことは必然でした。
なぜならすでに前例があり、まさに旧態依然の既得権益集団、マスメディアがそれをやってきたからです。
ニュースを見ればそこには常に新奇性、希少性の高い、滅多にない事象で溢れています。
少年少女の殺人事件から、大地震が来る確率70%といった類のものまで圧倒的少数事例をさも至る所で頻繁に起こる出来事であるかのごとくにセンセーショナルに煽ることで金儲けしている下衆な連中がマスメディア界隈に巣食う連中のビジネスであり、それがインターネットの世界でも同様となり個人事業主的な小規模事業者でもやれる時代となってきたということになりますね。
いずれにせよ煽り屋ビジネスはさらに横行してきています。
世の中良くなる煽り屋ビジネスなら大歓迎なのですが現実にはそういったものは圧倒的少数派で圧倒的多数派は不安や恐怖を煽るビジネスとなっておりこれは相場の世界でも同様ということになります。
相場での煽り屋ビジネス
相場においては日経新聞から会社四季報、各種証券系新聞社、株雑誌、株本等々煽り屋ビジネスは昔から横行しており一定の利益を貪り続けてきています。そこに当然XやらYoutubeなどのインターネットビジネスも横行しており、まあ当然の時代の流れと言えるのでしょうね。
結局投資家の考え方が銘柄選択が第一といった誤った思考の方々がほとんどであり続ける限り、どんな銘柄が良いのかという銘柄情報は流す側にとってはお宝情報となり続けるということになります。
私は当然こういった類のものに全く興味がわきませんが、いわゆるマスメディアでこういったものが話題になっているかどうかということは結構役に立ち、つまりマスメディアで今こういったものが高騰しているだとか、流行っているだとかいったことが報道されてきたら、そろそろその商品の相場は大天井水準であり近々バブル崩壊することが多いということですね。
こういう逆転の発想でこういった煽り屋ビジネスをしている連中を眺めてみるとまあそこそこ参考になるかもしれませんね。
経営者自身の自社煽り
また上場企業経営者自身が決算説明会などで自社がどれだけ素晴らしい高成長企業であるかを煽りまくる例も後を絶ちませんね。
私が経営者の語る言葉を全く信じない理由はどうやっても経営者は自社の悪いことを大々的に喧伝するわけがないからです。
投資家として知りたいことはそういうリスク面であり、市場規模だなんだかんだ薔薇色の絵に描いた餅でしかない高成長推移数字など何の意味もない、短期的には株価を動かす要因にもなり得るのですが大体は短期的相場で終了し、そういった中期経営計画とやらが実現不可能になっていくにつれて株価は萎んでいくことがほとんどとなります。
ただこちらはやはり仕方がないことだと私は考えています。
経営者としては自社を出来るだけ大きく見せたいし、よく見せたいのは当たり前だからです。
その中でも当然業績予測などでは大法螺を敷いて結局実現できない経営者もいれば非常に保守的において少しずつ上方修正していくことが多い経営者もいます。最終的には結果は運の要素も強いので誰にも何もわからないというのが正解ですからその事業をやっている経営者自身さえもその事業に圧倒的成長性があるかどうかは定かではないのですね。
ですから私個人的には経営者自身が自社を過剰に煽ることはやはり止めた方が良いというのが本音です。中期経営計画などといったお遊びをしている暇には目の前のビジネスを一つ成立させるべく汗をかく方が余程良いと考えていてそういう愚直な経営者の方が好きですが、ただもちろんもっともっと高成長したいという意欲を隠すことない野心のある経営者であることは大前提であり、株式上場するということはそういう企業であるべきですし、そういう意欲がないなら株式上場すべきではないですし、実際それが何十年と実現できていない企業はさっさとMBOさせるなりして上場廃止にすべきであると考えています。
いずれにせよ大事なことは経営者自身の自社煽りはほぼ100%の確率で行なわれ続けていくということですね。
銘柄レポートビジネス
一番最悪な人種はこの手の連中ですね。自分でも買っていると公言して実際に売買して特定銘柄を煽る犯罪的行為を平気でやり続けています。
私が最も憎む人種ですが今でも相変わらず多いですね。
実際過小資本銘柄などでは大いに煽りが通用することもあるのでやろうとする人間は後を絶たないわけです。
正々堂々黙って自分だけで売買すればよいものを他人を巻き込んで利益をかすめ取るその行為は本当にあくどい連中だなあと私は思います。
従って私は日々銘柄選択など重要度は非常に低いことなのだからこんな銘柄レポートビジネス連中などに翻弄されないようにと述べ続けているわけです。
実際そんなところに相場の本質は全くありません。
ドル円だけで長期的に継続的に稼ぎ続けている相場師を私は知っていますし、何を手掛けるかということは重要度は低いのです。銘柄はなんでも良いのです。
ただしその銘柄の適切なタイミングを計って売買しなければならないだけです。
圧倒的トレンドが出来ているならその方向性へと高値向かいをしていかねばなりませんし、レンジ相場となっているなら上限で売り下限で買いを繰り返さなければなりません。
私はトレンドフォロワーですからそのときそのときの圧倒的に強いトレンドに乗るべく銘柄選択はしますが、銘柄ありきではなくトレンドありきであるのでやはり銘柄選択自体は重要度は低いのです。
すべては売買タイミングであり、どの銘柄を選択するかは全く意味のない情報なのです。
これが大化け株だと分かったところでそれがいつかはそうなると言ったところで意味がないのです。
何せいつ仕掛けるかいつ手仕舞うかが相場で成功し続けるために必須なことですからそれが何年後何十年後に起こる事象であるならそのときになってから手掛ければ良いだけの話だからです。
ここを理解し独立心を持って実践できる投資家は今日も相変わらず数少ないですね。
従って大手証券会社の銘柄レポートから個人のきな臭い高額お宝銘柄レポートまで巷には多く横行し続けているのでしょう。
依頼心と独立心
最後までお読みいただきありがとうございました。
煽り屋ビジネスは相場環境が良ければ儲かりますから各種分野で行われており、相場ではそれが顕著です。
実際現相場環境は誰でも儲かる易しい相場ですからなおさらそういったものが横行し意外と的中していたりするから厄介です。
ですがやはり投資家として大事なことは独立心ということになりますね。
私はそういった類のものは一切見ることはありませんが、なぜそれが出来ているかと言えばこの独立心が確立しているからです。
相場を張る上で自分がやるべきことは確立しているのでそもそも他人に頼る必要性が全くないのです。
他人への依頼心というものが皆無ということになりますね。
相場を始めたばかりの投資家である場合、確かに分からなくはないのです。
何もわからない状態から分かっていく過程においてどんな銘柄を手掛ければよいのかといったことを考えるのは必然だからです。
そこで誰かや何かに教祖のように崇めて盲信してしまうといわゆるカルト宗教信者のような顛末になってしまいます。
よく考えてほしいのです。
レポート屋稼業を今日もやっている連中であるということはどういうことか?
今日も相変わらずそれをやらねばならないほどに自分自身は相場で成功し続けていないということです。
私翁を含め相場で成功し続けている投資家なら他で端金を稼がなければならないような状況にはないはずですし、お金などまさに相場を張って稼げばよいだけなので情報ビジネスなどする必要性が全くないのです。
この事実をよく考えてみてくださいね。
なぜその人物は長年レポート屋をやっているのか?
その事実だけでその人物の本質が見えてくるはずです。
そしてそのような人たちに決して騙されないようにしてくださいね。
私は相場を愛しているのでそういった連中を特に忌み嫌っています。
従って先陣を切って徹底的に批判し続けます。
成功し続ける投資家は他人への依頼心のない自己確立した独立心を持った人物だけです。
このことを決して忘れずに相場に取り組んでくださいね。
私翁からの切なるお願いです。