逃げの一手

独活日記(相場を生き抜くために)

逃げるのは男らしくない。

そんなことをよく私は親から教育されました。

そのトラウマがなかなか抜けきれずに様々な局面で私自身苦労しました。

その都度時には逃げることも大事であるということを勉強していきました。

そして逃げてはいけないという固定観念によって相場においては逃げるのは必須であることに気づくのを遅らせました。

今日はこの大切な逃げというものをじっくりと考えてみたいと思います。

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逃げるということ

逃げるということは一般的に負のイメージがあります。

何か悪いことをしたから逃げるわけであるといった論理的帰結もありますね。

しかし危機を察して回避のために逃げるという行動は非常に賢い行動であるということを認識しなければなりません。

実際自然界では弱肉強食故に弱いものは強いものに食われぬように事前に気配を察して逃げることができる能力を身につけています。

人生においても疲れたときにとんでもない事態に陥ってしまわないように現実逃避することも時に必要なのです。

それを甘いとか逃げちゃ駄目だと叱咤することはむしろその人を深刻な状況にすることもあるというわけですね。

逃げるということが大事な局面もあるということにまず気づきましょう。

相場での逃げの一手

相場では何事も起こり得るということを忘れてはなりません。

あなたの手がけたポジションが一気に逆行してしまいストップ比例配分となり手仕舞い出来なくなる事態が長い相場人生において十分に高い確率であり得るということを認識しなければなりません。

相場での逃げの一手は当然やるべき最善手ということになります。

こだわらず怠らずに間違ったと思ったら逃げる。

駄目だと思ったら逃げる。

相場では逃亡は恥ではなく、むしろ大事な相場技術の一つということになるのですね。

逃げる前の心構え

人間は予期せぬ事態に遭遇して恐怖を感じたとき身体が固まることがあるそうです。

咄嗟の事態に即断で適切に行動できるのは日頃からその適切な行動を訓練し続けている人たちだけなのですね。

ですからこういう状況になったら逃げなければならないということを心構えとして持っておくことはもちろんのこと、本当にそのような状況で適切に行動できる自分がいるのかどうか経験を積んでいく必要があります。

実際相場でもさっさと見切ればよいのに予期せぬ損失を出してしまうとか含み益が急減してしまっているという現実を受け入れることができずに身体が硬直してしまい、実践行動を起こすことが出来なくなってしまう投資家が少なからずなのです。

あなたが実際にそのような予期せぬ状況に陥ったときに適切に逃げ切れるように逃げる前の心構えを確立しておかねばなりません。

具体的な実践

そのためにはやはり相場実戦経験しかありません。

実際に自分の身銭を切って相場を張る必要があります。

それもまさに予期せぬ事態が起こりそうな値動きの荒い今日まさに大きく株価変動している銘柄に挑戦するのが最適です。

こういった値動きの荒い銘柄は手を出すべきではないと主張する投資家もおり、それはもちろん自由なのですが、仮想売買シミュレーションとしての訓練はしていてもいざ自分がその状況に陥ったときに身体が咄嗟に動くかどうかは結局のところ実践経験値がものを言うので、日頃からそのような売買を経験することに挑戦しておくのが一番の近道なのです。

他の多くの乱高下しない銘柄と比較してもちろん様々な感情が巻き起こり逃げ遅れて手痛い失敗を犯しがちとなることは間違いないでしょう。

しかし最初から華麗に売買できる天才トレーダーは極々一部の例外的な方々ですから私を含め多くの凡人トレーダーはまさに身銭を切って実戦経験を積むしかないのです。

そのためには平穏な銘柄よりも不穏な銘柄の方が良い、つまりは強弱感が激しい現況にある多くの投資家たちがただいま注目している銘柄を果敢に買いでも売りでも良いので仕掛けてみることが大事なのです。

そして頻繁に予期せぬ事態に遭遇することでそのときにあなたがどんな感情を抱いたのか、それは適切な行動をするのにどんな妨害を果たしたのかといったあなた自身の相場を張る上での性格、特徴といったものを正確に把握していくのです。

そして最終的目標として予期せぬ事態においても淡々と適切に迅速に逃げることが出来る、身体が瞬時に反応して現在ではマウスをクリックするとかスマホをタップするとかいった行動を考える前にしてしまうあなたを形成するということになります。

ただし注意点があります。

こういった銘柄は確かにリスクが高いのです。

従って最初から上手く行くことはなかなか難しく損失を重ねてしまったり翻弄されまくり心が折れてしまい、これは駄目だ、こんなことはしてはいけないという思考に陥ってしまう恐れがあるのです。

それを防ぐためにはいつもの資金管理における資金投下額を十分の一にすることをお勧めします。

いつも一取引あたり500万円仕掛けるなら50万円で我慢するということです。

そうであれば失敗を重ねても通常遭遇してしまう損失を十分の一に当然ながら抑えることが出来ますのでそれだけ売買経験を積みながら、なおかつ継続しやすい環境を形成しやすくなるのですね。

その間にだんだん技術を磨いていくことで上手く行くようになっていき、それがある程度継続していけば自信がつき、ますます継続しやすくなるといった精神形成にあなたがなることができます。

最初から大利を出したい気持ちはわかりますが、最初は誰でも初心者であると謙虚に考えてこの私の提案を受け入れることをご検討ください。

脱兎のごとく

最後までお読みいただきありがとうございました。

相場では脱兎のごとく逃げ出すことはとても大事なこととなります。

過去多くの相場における不測の事態というものは起きてきましたし現在もありますし、これからも生じ続けることになります。

その中で自分だけがそういう事態からは守られている、そういう銘柄は手がけていないと考えることはあまりに傲慢なのです。

それは例えば東日本地震のときの福島原発事故による東京電力株価の悲惨な状況を見れば容易に理解できるのではないでしょうか?

安定配当優良銘柄として成長はなくても安定した業績を挙げ続け無配転落などあり得ない銘柄としてそこら中で長期投資の推奨銘柄として取り上げられ続け確かにあの事故までは毎年確実に安定配当をもたらし続けていましたし多くの投資家たちが安全株として投資していました。

そしてこの突然の予期せぬ事態で即すべて手仕舞い出来た投資家はほとんどいません。

日頃からそういった事態に備えた実践経験を積むといった訓練をしていない故に自分の身にそんな予期せぬ事態が降りかかることなどないと考えていたわけです。

ほんの一例を挙げましたがそれ以外でも数多く無数にそういった事象は存在しています。

常に逃げの一手を打てる準備をしておくことが大切です。

相場の基本三原則を何度も反復しているこのブログに訪れてくださる方々は大丈夫だと思いますが、それでもなお謙虚に反復し続けてくださいね。

私もまた今日も反復し続けており、全取引で逆指値を設定し下方修正せず、最適な逃げの一手の自動化を怠ることはありません。

あなたが逃げの一手を打つべき局面に遭遇したときに適切に対処できるようにこれからも微力ながら私もご助力致したいと思っています。

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