私が他人の推奨銘柄を決して見ない理由

独活日記(相場を生き抜くために)

いきなり挑戦的な表題となってしまいましたね。

相場界においては今日もプロと称する人からアマチュアまで様々な人がテレビから書籍雑誌、インターネット様々なメディア媒体を使って推奨銘柄といったものを公開しています。

私も買っていますから自信がありますと言って煽ってみたり、別に買ってくれとは言ってません参考銘柄として出してますと逃げ口上をしている人たちもいます。

そういうものを見て自分と同じ考えである、自分と同じ銘柄選択をした人を探し求めて自分自身の銘柄選択の正しさに確信を得たいと思う、含み損状態である、調整局面状況であるポジションの維持への正当化をしたいと思う多くの投資家たちによってまさに参考にされ煽られ続けているわけですね。

商売は需要と供給の原則がありますから多くの投資家たちに需要がある以上、供給者がいなくならないことは当然の話です。

昔からずっとお宝銘柄情報なる有料無料情報は飛び交い続けていますから一定の商売にはなっておりこれは永遠に無くならない商売なのでしょう。

しかし私はこういったものを一切見ることがありません。

今日はこのことについてじっくりと考えてみたいと思います。

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まず私はこういったことをする人が嫌いです

需要があるとはいえ、その人にとっては仕事なのかもしれないとはいえ、私はこういったことをする人が嫌いです。

本人にそれをする意図があろうとなかろうと確実に煽りになるからです。

私が煽り屋が嫌いで新型コロナウイルスに関しても煽り屋たちを徹底的に批判し続けているのは相場でこれを長年苦々しく思い続けてきたからです。

酷いものになるとまず自分で買っておき、次に有料情報読者に流し、その後無料情報読者に流してその銘柄を買わせようと時間をずらして画策していくのがこの手の中で意図的な連中がやる常套手段です。

これはあまり酷いものになると逮捕されることも十分にあり得る行為なのですが、大体は見逃されているのが実情ですから今日も平気でツイッターやブログを使ったりしてその手の情報を欲する投資家たちを誘っています。

過少資本銘柄などでは確かに結構成功率は高いですので一度的中するとじゃあその人が推奨している他の銘柄へ、そしてまたそれが的中するとまた別の銘柄へと連鎖的に反応していってその人が凄い当たり屋だということになるわけですが、当然ながら当てもの売買で成功し続けることはありませんから、いつかはその人も曲がり屋となる局面があり、その局面においては逆に惨憺たる結果を煽られた投資家たちにもたらしてしまうということになります。

私は相場を愛していますのでこういう煽り屋たちが嫌いです。

これは人としての倫理観といったものですのでそれをする人を止める権利は私には当然ありませんし、それをすることは自由なのですが、まず感情的に毛嫌いしているといったものがあるということですね。

自分の投資判断に少なからずの他人の影響を及ぼすことの愚

次に私は自分の投資判断に一定の自己信頼を置いており、そのことが非常に成功し続ける投資家であるために大事な点であるからです。

他人の意見も参考にするのも良いのではないかと考える方々は少なからずなのですが、それは良い影響はありません。

それは何故かというと他人の意見を聞いたその時点で多かれ少なかれ確実にあなたの心理にバイアスがかかるからです。

自分は大丈夫と述べていても心は違います。

もちろんその影響度の過少は個人差があるのですが、いずれにせよとある銘柄を買いであるといった他人の意見を読んだときにそこで淡々と売れるといった実践が出来る人は少なく、それが出来る確率は確実に小さくなってしまうのですね。

それは買い推奨している他人の意見を見たことによってあなたが売りよりはどちらかといえば買いの方が優勢ではないかといったバイアスをかけてしまうということを意味します。

それはあなたがあなた自身で決めたことをきちんと順守することを妨げる確率を高め、あなたがあなた自身についての信頼を落とすことになるということを認識してください。

自分の投資判断に少なからずの他人の影響を及ぼすことの愚を悟ってください。

銘柄はただただ自分で探し選び言い訳できない環境に自分を置くことである

他人の銘柄推奨など何が面白いのでしょうかね。

私には皆目見当が付きません。

自分で選ぶことの喜びを半分捨てるようなものだからです。

私はそういう類のものは一切見ませんからすべて自分で選ぶことになります。

私は銘柄選択そのものにあまり重要性を感じておらず私がポジションとして最終的に残るのはその年圧倒的トレンドが出来た銘柄であったということに結果論的になるようにポジション調整をすることに集中しており、別に株価が何倍にもなる銘柄は何かを事前に選ぶ必要性はありません。

それは相場が自ずから私に教えてくれてそういったものは圧倒的に強い値動きをしますから私のポジション量はどんどん利乗せで積みあがっていくからです。

そういう意味で私は銘柄選択自体にあまり興味がないわけですが、多くの投資家たちはそれがまず第一にやるべきことと考えているわけですからその際に他人の意見を参考にしようとするといったことをする時点で投資家失格であると厳しく言い渡しておきたいと思います。

何故あなたがまず第一に考えなければならないことを他人に委ねようとするのでしょうか?

他人の助言を乞おうとするのでしょうか?

その時点で相場を張るのは止めた方が良いと私は考えますね。

非常に厳しい意見ですが相場の世界は上げ相場であろうと下げ相場であろうと関係なく利益を出し続けることが出来る自称プロではない本物のプロフェッショナルな相場師になるためにはそこは大前提の自分だけでやるべきことだからです。

ここで何かに誰かに依頼心を抱く、それはまだまだ相場を張る準備が出来ていない、相場技術的にも精神的にも出来ていないということを意味していると私は考えます。

そしてもう一つ大事なことは他人の意見は参考程度でしかなく最後は自分で決断して投資するのだから参考にするくらい良いだろうということですが、それは非常に危険です。

それは仮に失敗したときに言い訳できるものを作っておく行為だからです。

すべて自分で選んだわけではなく他人の意見も参考にしたから失敗したといった言い訳が出来るのですね。

それでは独立自尊の相場師になることは決して出来ません。

銘柄はただただ自分で探し選び言い訳できない環境に自分を置いてください。

見るべきは場中の値動きのみ、日々の値動きの変遷のみ、企業業績推移、財務諸表、こういった単なる事実数字を見て自己分析するのは良いですが、そこに他人の見解を挟んでは決していけません。

あなたの分かる範囲で分かるところだけで良いのです。

相場は結局適切に売買し続けることが出来れば成功し続けることが出来ます。

多くを知っていればより大きく儲かるわけではなく、むしろ知識と適切な売買確率は反比例の法則にあると思えるくらい過剰になると邪魔者になります。

それよりもあなた自身のシンプルな一貫性のある客観的売買判断の継続が大事なのです。

本物のプロかどうかは下落相場時代に判明する

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も至る所で銘柄推奨会員募集して何とか誰かに頼ってでも利益を出したいと奮闘している投資家たちを誘惑しています。

こういったものに手を出した時点でプロの投資家になることはありません。

私は日ごろから述べていますね。

成功し続ける投資家になるための精神確立こそが唯一最大の課題であると。

私が他人の推奨銘柄を決して見ない理由は私の投資判断に一切バイアスをかけたくないからです。

そして私のブログの読者の方々にもバイアスをなるべくかけたくないので個別の特に過小資本銘柄を取り上げて買いだ売りだと銘柄推奨することは絶対にしないのです。

そういうものに手を出している内はプロの投資家には絶対になれないからです。

今は確かに自称プロの偽物投資家たちでも儲かっている易しい相場が数年間続いていますから誘いに乗ってしまう人たちも少なからずなのですが、こういった人たちも下落相場時代に必ずボロが出ていきます。

プロと自称して良いのは下げ相場でもしっかりと利益を出し続けることが出来る人たちのみです。

つまり下落相場で全く利益を上げられないほとんどのファンドマネージャーは相場の素人なのですね。

このことをいつか来る長期下落相場でしっかりと感じてくださいね。

そのときにこの記事を読み返してみると納得することになるでしょう。

相場を張る上でやるべきは他人の意見を金を出して買うことではなく、あなたがどう考えていてどんな準備をしていてどんな実践をしてそれを継続できる精神を築く努力をしているかなのですね。

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