相場の張り方は投資家の数だけあります。
これで巷の私はこのやり方で儲かりましたなどといった情報はすべてくだらないものでしかないことが露呈しているわけですが、相変わらずこの手のものに翻弄されている投資家が後を絶ちません。
そんな暇にはあなた自身を見つめ、あなたに最適化された投資法を編み出しなさいと私はつい言いたくなってしまうわけですが、どうしても安直に誰かの手法を使って自分も儲からないものだろうかといったことを考えてしまうことがほとんどのようです。
そういう人はやはり相場を張るということよりも金儲けだけに興味があるような人なのだろうと思います。
何故なら相場を張る醍醐味の一つはいかにして相場を張るかと言うことを自分自身で編み出すことだからです。
他人から与えられたもので相場を張ったところで全く楽しくないというのが私の考えです。
自分自身で試行錯誤しながら小さな失敗を繰り返しながらも自分で技術を身に着けていく過程に大きな醍醐味があるわけですね。
この世の多くの職業はそういった職業で占められており投資家も例外ではないということです。
ですから私は私自身の投資手法を逐一他人に公開しようなどという考えは起きません。
それはその投資家の相場を張る上での最大の醍醐味を奪おうとする行為だからです。
まあそこまで投資家たちのことを真摯に考えている成功しているプロの投資家はこの世にはほとんどおらず大体は自分がいかに凄い投資家かということを披露して承認欲求やら名誉欲やらを満たそうとしている方々ばかりというのが現実でしょうね。
ですからこのブログに興味を持った数少ない読者となったあなただけはそんな誘惑に負けないでくださいね。
相場の醍醐味はあなたが自分で考えて実践し、日々試行錯誤して改善しながら、最終的にとてつもない結果を残してしまう相場師となることが相場道を選んだあなたの人生の最大の目的なのです。
その自己達成感はとてつもないものになります。
他人に与えられたもので大金を得ても同じ金額でも満足感が全く違うというのが本質です。
確かに何も知らぬ段階から進む上で遠回りとなってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、それもまた人生、良い相場人生の糧となり、最終的大成功となったときの良き思い出になります。
もちろんお金さえ儲かれば何でもいいという方を否定するわけではなくしかしそういう人はそもそも相場を張るということを生涯真剣にやり続けることはまずない人間ですからそもそも私の対象とはならない人物であり、それはその人の人生であり、どうぞご自由にということになりますね。もちろん良い悪いではなくて金儲けの手段としての投資という考えもまああってもよい、というかそういう人の方が多数派なのですが、そうではなくて相場師として大成したいと考えている人たちが読者対象ですから常に私も真摯に真理だけを厳しく述べて行かねばなりません。
真逆も真なり
私翁は御承知のようにトレンドフォロワー、順張りしかやりません。
全体相場の状況に応じて使う時間軸は違いますが、いずれにせよ主軸の時間軸においてトレンドが出来ていない銘柄を手掛けることは絶対にありません。
そのタイミングはもう決まっているのでそのタイミングが来たら淡々と発注していくだけになりますね。
しかしここで間違ってはいけません。
だからトレンドフォロワーが最高だ、私の真似をしろと述べるわけではないのです。
そんなことをあなたがしては決していけません。
むしろそんなことしなくても良いのです。
まずはこれを理解しなければなりません。
私がプロの相場師だからといって私のやり方を真似る必要性はあなたには全くないのです。
そして逆張りしかやらない投資家もいます。
日本人ではむしろこちらの方が多いのでしょうかね。
忍耐強い日本人らしい傾向とも言えますが、もちろん逆張りでも全く問題なく成功し続けることが出来るわけですね。
こういった投資家は大抵は私がここぞと思って仕掛けるタイミングにおいて私と反対売買を仕掛けるタイミングであったりします。
私は順張り、こういった投資家は逆張りなのですから当然ですね。
私は安値掴みを恐れず安値追いをする一方で逆張りな方はこれは行き過ぎだろう、そろそろリバウンドするはずだと乖離収束を狙って安値を買い下がるわけですね。
この私とは真逆の行動ですがそれもまた真なりとなって問題なくどちらも利益を出し続けることが出来るわけです。
つまりやり方などどうでもいいということです。
順張りだろうと逆張りだろうと何だろうとどうでもいいのです。
これを理解できるかどうかが相場師として一歩成長出来るかどうかの試金石です。
相場に秘密はない
しかしこれが多くの投資家たちにはなかなか理解できないようです。
どうしても何か相場で儲かるには秘密があると思いたがる傾向にあります。
何らかの情報を得なければ駄目なのではないだろうか？
何らかのやり方でなければ駄目なのではないだろうか？
ひとえにこういう人たちは実際に上手く行っていない投資家ということなのでしょうね。
もう少し頑張ってやり続ければ見えてくるはずなのにその前に匙を投げて他人に依頼しようと考え始めてしまっている人たちということになります。
しかし相場には儲けるための秘密は何もありません。
儲ける人と儲けていない人の違いはただただその人間の精神確立が出来ているかどうかだけの違いです。
あなたは自分がやっていることを一貫性を持って適切に継続できる精神状態であり続けているのかどうかということが唯一無二の大切なことなのです。
相場を張るということに特別な秘密は何もありません。
適切なタイミングで仕掛け手仕舞うだけなのです。
その適切なタイミングとはいつなのか、そんなものは無数にあるのです。
過去も無数にあったし現在も無数にあるし、将来も恐らく無数にあります。
従ってその幾ばくかを選び、そんなことよりもそれを正しく継続できるあなたが存在し続けることが出来るかといったことに焦点を当てなければならないわけですね。
それが出来れば総合的利益を出すことは容易でそれが生涯継続することは間違いないことなのです。
誰でもピアノを弾けるようになれる
最後までお読みいただきありがとうございました。
相場の張り方というものに自分だけの音色というものが出てきたらそれは良い兆しです。
ピアノを弾くことは手を動かせる人であれば誰でも可能です。
盲目な方でもプロのピアニストになっている方もいらっしゃいますし、老若男女誰でもいつからでも練習を積み重ねれば何か1曲弾けるようになるということは独学で普通に可能です。
もちろん弾き方の基本はあります。
最適な両手のポジションや指使いもありますし模範的、技術的な弾き方ももちろんあるわけですが、そういった最も最適と思われる一般的技術を習わなくても我流で学びピアノを弾けるようになることは普通に誰でも可能です。それはどういうやり方だろうと弾けるようには誰でもなれるということの証明ですね。
相場も同様で確かに相場を張る上での基本というものはありますが、どうであれ相場を張ると言う実践練習を積み重ねていけば見えてくるものは確実に有って個人差はあっても誰もが少しずつ上達していき最終的には一定の習得はできるということです。
どちらもプロとして生きるのは厳しい世界ですがアマチュアでも普通に弾ける儲けることは出来ると言うのが真実であり、実際ピアノが弾ける人は少なからずこの世にいますし、相場を適切に張れる人は少なからずこの世にいます。
結局あなたは相場を張る上であなただけのピアノの弾き方を模索していけば良いのです。
どうであれ適切な教科書的な弾き方に自然と導かれていく方もいますし、随分窮屈な独特な弾き方をしているなあと思える人もプロのように上手く弾いている人もいます。
誰でも独学で出来るからこそ楽しいものであるという共通点があるわけですからだからこそ遠回りになっても自分でそこに挑戦していって欲しいというのが私の願いです。
ただ圧倒的金儲け出来るというだけではない、それ以上の醍醐味が相場にはあるのです。
