敗北

独活日記(相場を生き抜くために)

相も変わらず今日もあの銘柄が買いだこの銘柄が買いだとやっています。

事前に上がると言って上がったのだから凄いだろう、自分の推奨銘柄は全部上がっている、10年後だけどね、といったようなお粗末な素人投稿も後を絶ちません。

そんなところに本質はなく、すべては投資家の心の問題なのです。

そう私が述べると大抵は精神論などくだらない、意味がないと批判されますね。

そしてもっと様々な知識を得ればより大きく利益を得られるようになる、と知識を得るために各種相場情報に手を出し、自信過剰になって傲慢性を身に着けていくわけです。

これが昔から変わらず多くの人間である投資家の末路です。

現在のような5年10年単位における容易な相場が到来しているとなおさらそのような増長した投資家たちが増えていきます。

こういう投資家たちが彗星のごとくにカリスマとして現れては消え、現れては消えを繰り返しているのが相場の歴史です。

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敗れるということ

敗れることを恐れる人は多いですね。

しかし私は相場で敗れてばかりです。

勝率20%ですからね。

敗率80%なので日々失敗してばかりでよくまあ相場を長年張れているなと見られても不思議ではありません。

そのような特殊な相場師ということもあるのかもしれませんが、敗れることを恐れることはありません。

毎日敗れていますので恐れている暇がないともいえるでしょうね。

もちろん落胆もないですし、怒りやイライラもありません。

むきになって特定銘柄に拘ってしまうこともありません。

多くの投資家たちは自分の思うように行かないとあれこれ様々な感情が沸き立ってしまうものですが、それは敗れることへの耐性が出来ていないということになります。

しかし相場では勝ち続けることは出来ませんからいかに上手く敗れるかが大事なのですね。

敗れたときに必要なことは感情を出すことではない

敗れたときに多くの投資家たちはその損失に悲嘆します。

ここで買っておけばよかった売っておけばよかった。

もう少し買っておけば売っておけば、もう少し待てばもっと早くしておけばと後悔しまくります。

そこに潜む投資家心理は敗れたくないという思いがあるということになります。

損失を出したくないということなのでしょうね。

ですから難平を繰り返し最悪倒産するまで徹底的に自分に拘って最終的に消えていく投資家も少なからずなのです。

何十年と相場を張り続けている私も今日まさに敗れているということを認識してください。

そして敗れたときに必要なことは感情を出すことではなく、まずはその分析をすることあらかじめ決められた通りの結果が敗北ということだったのか、それとも準備したとおりにやらずに敗れてしまったのか、同じ敗北でも両者では全く意味合いが異なってきますのできちんと区別しなければなりません。

そしてあらかじめ決められた通りの一つのあり得る結果としての敗北であるなら次の取引に淡々と進めばよいだけですし、準備したとおりにやらずに敗れたならなぜそんなことをしてしまったのか反省しなければなりません。そして次取引に向かう前に同じことを繰り返すことがないか自分の心に問いかける時間を作る必要があります。

同じ過ちを繰り返すことは出来る限り避けねばなりません。

仏の顔も三度までじゃないですが二度あることは三度あるといったように反省なき姿勢では流石に駄目であり、きちんと反省検証しなければなりません。

いずれにせよ敗れたときに必要なことは感情を出すことではなく他にやらねばならないことがあるということですね。

敗北から学ぶことは勝利から学ぶことより限りなく大きい

敗北は学びの場です。

売買タイミングという意味でも実践してみて敗北することによって身を持って体験することで分かるということは多いです。

机上の知識で相場とはそういうものだと知ったところでそれがそのまま実践で理解して正しく適用できるということにはならないのです。

新型コロナウイルスも中国で起こっていた時には他人事のような世界各国でしたが実際自国で感染拡大して初めて大騒ぎしてパニック状態になるわけですね。

賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶとしたり顔で述べて自分の歴史知識を披歴する人はいるのですが、結局自分で経験しないことには本質的理解には至らないことがほとんどなのです。

そういう意味で敗北という経験の一つ一つがとても大切なものになります。

私は敗率80%ですから勝率80%の相場師よりずっと多くの学びをしていることになりますね。

何故敗れたのかといったことはそれはあなたが相場師として次同じことを犯して敗れないための教材になり得るのです。

勝ったということは結果は利益が出たわけですから良いことですが、相場で何をしてはいけないのか何をすると敗れてしまうのかといったことを一つ学ぶ機会を失ったという意味では損失とも言えるのですね。

大敗北は精神大転換となりやすい

大敗北することは相場では大損ということになりますが、こういった手痛い損失を味わったときにはじめて精神大転換となる投資家は多いですね。

しかしそれは取り返しのつかない状態であることも多く少なからずが相場は難しい、怖いものだという実感を持って辞めていきます。

現在は世界的な緩和マネーが米国市場を中心に集まってきておりますのでそのおこぼれが日本市場にも多少なりとも向かってくることで、もちろん日銀マネーもETF買いを持続していますからそういったものが買い支えとなって誰でも儲かる易しい相場となっており、そういう経験をしている投資家は非常に少ない現況ですがいずれは必ず長期下落相場がやってきますのでそのときに初めてそういう経験をする投資家が多くなるのでしょう。

そこで大敗北して初めて相場とは何か、相場で最も大事なことは何かという本質に気づくことになりますが、もちろんそこで気づいてまた再度挑戦して成功し続ける投資家になれる人は本当に極々少数ですね。

大抵は精神に強い衝撃を受けて相場を張れなくなってしまうことになります。

ここは本当に相場の難しいところですね。

自分自身に手痛い災難が降りかかって初めて相場の本質を理解する。

これが相場の真理故に多くの投資家たちは分からず仕舞いのままにあの銘柄が上がった下がったと毎日やって右往左往し、一喜一憂し、自分の銘柄がいかに将来性のあるものか大化けするかを力説して拘り続けているわけです。

こういうことを逐一やっている段階で将来いつかの時点で大敗北を犯す大きなリスクを抱えている投資家たちであるということになるわけなのですが曲がりなりにも上手く行っている現段階でそこに気づくことはほとんどありません。

上昇相場であろうと下落相場であろうと関係なく利益を出し続けている相場師がプロと自認してよい本物なのですね。ここ数年の相場環境はその区別がつかない玉石混合な時代となっており、いずれは精神大転換をしていく人たちが急増する時代が到来するのでしょうね。

相場は勝ち続けねばならない

最後までお読みいただきありがとうございました。

相場は結局生涯勝ち続けることが出来るかどうかとなります。

いきなり今まで述べてきたことに矛盾するような言説ですが、ここでいう勝ち続けるということは総合的に勝ち続けるということです。

総合的という言葉を付けるか否かで全く意味合いが異なってきます。

私は確かに敗率80%の圧倒的に負け続けている相場師なのですが、総合的勝利、要するに期待値プラスになっている故にすべての敗北が局地戦であり、最終的総合的勝利へ向けての捨て石なのです。

ここが理解できれば勝率なんてどうでもよいということが分かり、私の〇〇銘柄は全部最終的に上がっているなどと相場の素人発言している連中に騙されることはありません。

相場は別にアットランダムに選んだ銘柄を使って売買して行っても総合的利益を出すことが可能なのです。適切なタイミングが来るまでしっかりと待ち、適切に仕掛け適切に手仕舞うことを繰り返すことが出来れば可能なのです。

そういう意味で相場は勝ち続けなければなりません。

そのためには自分の考えにこだわらず、市場の考えに淡々と従い続ける売買姿勢でい続ける必要があります。

買ったら下がって空売った上がったなどといったことは日常茶飯事ですね。

しかしそれでもいいのです。

大抵の投資家たちは下がったら買い上がったら売りをやります。

何故ならそれが上手く行きやすいからです。

商売の大原則ですからそれが良いように思う人が多数なのです。

しかし買ったら下がってしまっても見切れば良いのです。

空売ったら上がってしまっても見切れば良いのです。

そしてすべての取引でこういうことになるということはまずありません。

私翁でさえ勝率20%なのです。

それでも今日も相場を張り続けることが出来ている、つまり総合的勝利を挙げ続けているわけです。

いくら局地戦で敗れても最終的に勝てばそれでよいわけですね。

敗戦の日である今日、日本は局地戦で勝ち続けて浮かれながら最終的に敗れて米国の属国となって今があります。

米国は今日も勝ち続けています。中国が米国に対抗して勝つために奮闘しています。

米国も負けじと勝ちを維持しようとしています。

国家として永遠に勝ち続けることは非常に困難であり、歴史を紐解くと様々な世界支配国が何百年という単位では入れ替わり続けていることが分かりますが、日本は初の大敗で精神大転換し平和ボケした自分の命が一番大事な反戦主義者に成り下がってしまいました。

いつか日本は勝利へ向けて突き進める時代は来るのでしょうか?

デフレ大国日本においては世界経済からどんどん取り残されていっているのが実情です。

8月15日になるといつも歴史的敗戦のことを考えてしまう翁であります。

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