米国はようやくコロナパニックから脱却しつつありますね。
金融面においても緊急的措置としてのゼロ金利政策がありましたがFRBは2023年中にゼロ金利解除する予定としました。
テーパリングだなんだインフレ懸念だなんだと言うわけですが、元々コロナ禍での緊急事態ということで行ったゼロ金利政策ですから当然ながら新型コロナウイルスが人類存亡上のリスクは皆無で病気としては風邪レベルであることが明らかになったことでもはやワクチンが浸透していけばインフルエンザと大差ないものと国家としては見なされてくる段階においてはFRBも緊急事態を解除するのが真っ当な発想となり私はこの迅速な決断を支持します。流石というところですね。
政府やFRBの役割は要するに景気変動を出来るだけ緩やかに異常事態を作らないように調整する役割を財政面、金融面からすることです。
従ってコロナパニックから脱却するのであればそれに応じて適切に処置し現在のお金をじゃぶじゃぶにした異常事態を解消に向かわせるのは当然のことです。
それでも株式市場に配慮して急激に行うわけではなく2023年ごろとコロナからの正常化予定時期とは少し遅れてずらしているわけですからまさに市場に大きな動揺を与えないように上手くやっていると判断すべきでしょうね。
私はもうこのブログで過去に何度か述べていると思いますが、このコロナパニックからの脱却と緊急事態における政府やFRBの政策の変更との時差がバブル相場を発生させてしまうリスクがありそこは世界経済として懸念であったわけですが、FRBは適切な処置をする見通しを持っていることが今回分かり、まずは一安心といったところですね。
米国は日本と違って相変わらず継続的な政策面における処置は優秀です。羨ましい限りです。
株式市場における真理はたった一つ
株式市場面からの方向性は別段難しく考えることはないのです。
相場を知らない多くの相場評論家は色々と理屈をこねて難しい難しいと述べるのですが全く難しいことはありませんね。
NYDOWのコロナパニック以後の推移を示しました。
この推移が詳らかに米国市場の基本的な方向性を示し続けていますね。
直近そのようなテーパリングだなんだといった言葉が飛び交って下げていますがこれが果たしてコロナパニック時並みの暴落につながるかどうかということなのですが、現段階においてはそれは全く見えない非常に綺麗な上昇トレンド継続中となっており相場師としては市場の考えに従ってその方向性についていきさえすれば良いということになります。
非常に簡単ですね。
世界経済の中心は今もって米国市場ですからこの動向がすべてと言っても良いことなのですが、その代表格としての全体市場としてのNYDOWがこの安定したトレンドである段階においてそろそろダメだなんだと言う方々はやはり相場の素人であるということでしょう。本当に自分の考えに自惚れる人たちで相場の真理、自分の考えを排し、市場の考えに従えを永遠に理解できない相場評論家であるということになります。
この株式市場の事実は市場はコロナパニックから脱し米国経済はより強くなって繁栄するということを予測している現状ということですね。
株式市場における真理はたった一つ、市場の考えに従うだけで良いのです。
日本市場はどうか?
問題は日本市場ですね。
オリンピック開催を睨んでなのか、非常事態宣言を一応延長することなく終了し、しかしまん延防止にはしているといった中途半端な対応に終始し、飲食店や旅行業などコロナで悲惨な関連業界は倒産続出、そんな現実でも自分がその業界にいないで安泰なら関係ないとしてコロナパニックを煽る専門家やコメンテーターやら評論家やらの煽り屋たちが今日も平気でコロナはインフルエンザとは違う、風邪ではないと不安と恐怖をまき散らして経済破壊に加担しています。
そんな日本に対しての市場の回答は以下のようになっています。
基本的には米国市場に連動するといったマイナー市場に成り下がっている日本市場ですから米国市場同様基本的には上昇トレンドにあり、実際そのような銘柄も散見しており相場としては誰でも儲かる易しい相場が継続しています。この時期に儲からないとか言っている人たちは素人でしょうね。もっとずっと難しい相場は過去ありましたし、私も実際に多く経験しています。今は本当に易しい状況であり、ここで大利を出せていないプロを自認する投資家は自分の技術不足を恥じるべきでしょう。それほどにコロナパニックによる世界的な金融財政両面からの金余り局面にある奇跡的な状況に現在あります。
しかしそのような素晴らしい環境でありながら日経平均株価は上値が重い状況となっているということが相変わらず問題です。
米国市場と時間軸を正確に合わせてコロナパニック時からの推移を示していますから比較すれば容易に分かるでしょうが、米国市場は直近上昇トレンドにおける新高値更新からの押し目形成局面に過ぎない一方で日本市場は新高値を付けることが出来ずに少しずつ上値を切り下げながらの高値もみ合いといった状況です。
この原因はコロナパニックに相変わらずあるからということで日本政府はオリンピックもありこれをコロナパニック状況がどうであれ強行する予定のようですから政策対応がちぐはぐとなっており、そこに市場は懸念を抱いていると考えれば良いのでしょうね。
実際相場で動いているのは日本国内経済がどうなろうと影響が少ないもの、そして米国市場中心に活躍しているグローバル企業、主題としてはバイデン民主党政権による偽善銘柄となる環境関連銘柄などが大きく伸びていますね。確かにその内の一つであるEVは自動車関連ですからトヨタ自動車を象徴的にすそ野は広くなるのですが、そのような個別の動きはありますが、全体としては上値が重い状況です。
高値が切りあがって上昇していく局面になるためにはコロナパニックから脱していくことが大事であり、何度も何度も繰り返していますが新型コロナウイルスの社会的受容宣言を国家として発することが大事でしょうね。宣言をするのが難しくてもそうであるというような政策を行えば良いと言うことになります。具体的には指定感染症指定から外す、第二類から第五類に変更することただ一点のみです。
それだけで多くの民間病院でコロナ患者を扱うことが可能になりますのでそれでもうすべて終了、軽症でも医者に診断してもらって対症療法を施してもらうことで重症化、死亡となったり後遺症が残ったりしてしまう人たちを減らすことにもなりますし、元々風邪は万病の元という言葉があるように風邪を拗らせて死亡にまで至ってしまうリスクは低リスクですがあるのですね。この稀少例を取り出して風邪とは違ってコロナは危険だと煽るのは風邪というものの症状経過という側面から理解していない専門バカか無知ということであり、コロナもインフルエンザその他のウイルス同様、症状経過という意味では風邪なのです。我々は風邪にパニックを起こしていたということを今回深く反省して改善しなければならないのですが、マスメディア以下個人の有名人に至るまで煽り屋たちは自己反省することは一切なく、これからまた新たな新型ウイルスが発生し続けるたびに大騒ぎするのでしょう。自己反省して改善しない少しずつ無限難平していけばいいなどという頭の悪い投資家のようですが、実際この手の人たちは少なからずなのですね。
いずれにせよ日本はオリンピックを強行する予定故に引き続き非常事態宣言を行って経済破壊を繰り返すリスクがあまりに高いと見なされているということになりましょう。
もちろんそれをするたびに手厚い補償を政府がするなら良いのですがそれはしてないですから日本国内経済はどんどん冷え込んでいくということになりますね。
新型コロナウイルスの社会的受容へ
最後までお読みいただきありがとうございました。
FRBのゼロ金利解除見通しを発表したことは米国がコロナは風邪であり人類存亡上のリスクはないので異常事態から脱し正常化への道を進むと言うことを示したということになります。
私はもうとっくの昔に述べていましたが米国でもようやくかというところです。
中国などはすでにコロナパニックなど脱却させていますからね。
まあこの国は共産国家ですから国家の力が強いですから例外的に考えておくべきでしょうが結局いち早く景気回復してしまいました。
今回の新型コロナウイルスにおける教訓は大衆は上手く扇動されれば風邪でもパニックになって酷い状況に陥るということですね。
そのような社会実験が世界中で行われたということになりましょう。
逆に現状の日本は何度もちぐはぐな対応をしている政府を見限って言うことを聞かない飲食店などが増えていっています。こちらは当然ですね、この人たちも生活があるのです。家族を養って生きて行かねばならないのです。コロナ禍だからといって業態転換なんて容易には出来ないですからもちろんテイクアウトや出前、ECを始めたりをしてある程度補えても限界があるということです。全くもって当たり前の生きていくための行動だと私は思います。何故人類存亡上のリスクのないコロナ風邪のために自身の生活を窮乏させて最悪倒産自殺にまで追い込まれるような状況に陥らなければならないのか甚だ疑問ですね。
飲食店を狙い撃ちにして統制したいのなら国家として都道府県庁として潤沢に補償をするしかないのです。そして今回の結果は飲食店を狙い撃ちにして自粛を促して実際に多くの飲食店がそれに従っても感染者拡大を完全に収めることは出来なかったのです。
この事実が全てです。
このことを忘れることなく次回同じ事態に陥ったときは同じ過ちを繰り返さないようにして欲しいものです。
日本と米国の大きな違いが今回明らかになりました。
米国は日本同様民主主義国家ですから政治体制の責任には出来ませんね。
結局新型コロナウイルスに関しては最終的に全ての人たちが免疫を獲得する方向性に持っていくしかないという結論が出たわけなのですが、その過程における言動に関してはきちんと検証しなければなりません。そして反省改善しなければまた同じことを繰り返すことになってしまいます。
投資家としても当然自分が仕出かしたことを反省して改善できる投資家でなければ駄目ですが大体は自己反省することなく自己正当化に勤め、特定銘柄にこだわり、資金管理を怠り、全力信用二階建てをして最終的な自己破綻への道を進んでしまう人が多いように丁寧にこういうことを自分に課していく人たちは少数派なのが現実です。
株式市場の日米の違いを認識して日本政府もいい加減気づき実践して欲しいものですね。