独立記念日

徒然日記(相場以外の話題も)

米国市場は独立記念日で休場です。英国の植民地から独立した日として米国人たちは祝うわけです。独立宣言においては全ての人間は平等に造られていると前文に唱えられており、理想主義が掲げられていますが、現実は元々英国から移民し、アメリカ大陸の先住民であったインディアンを滅ぼし土地を奪い取ったという事実を無視して自分たちのしたことと述べていることが矛盾した理想を掲げている国家というのが実際です。

もちろんそれを安直に批判して正義感ぶるわけではありません。基本的に生物は自然界においては弱肉強食であり、当時においては人間界においても自然界のこの法則に従った時代であったからですね。

現代の論理で過去の論理を否定することは大間違いで、それは傲慢な発想です。

あまりに自信過剰に自分自身を過剰評価していると私は考えます。

特定銘柄に拘って全力信用二階建てをしてしまって破綻する悲しき投資家を見ているようです。

日本人の少なからずが米国のこの自由主義、合理主義、市場原理主義な弱肉強食を礼賛します。

しかしそこにある欺瞞は少数の大富豪とその他多数の貧困に苦しむ人たちを形成するだけなのですね。

米国は今日現在においてもこの圧倒的経済的格差に苦しみながら一部のある意味では挑戦し続けた、いわゆるアメリカンドリームを掴む極々僅かな人たちを育てながらその他多くの貧しき屍を作り出し続けているのですね。

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市場原理主義という欺瞞

私はこの米国における市場原理主義といった発想が嫌いです。

米国においては何故か保守派勢力の経済論理に市場原理主義というものがありますね。

いわゆる小さな政府、政府はなるべく何もせずに市場原理主義で完全競争をさせて極々少数が圧倒的勝利をしその他多数を貧困に陥らせるといった社会形成を理想としている主義です。

しかしその結果生み出したものは自由、平等といった理想論を掲げた中での圧倒的な貧富の格差社会です。

それが米国の現実なのですね。

実際日本とは比較にならないほどの大富豪、セレブが極々少数いる一方で多くのスラム街に住む今日生きる糧さえ得られない人たちが同じ米国人として存在し続けているのです。

それを単純に努力の差であるとすることは安直なお馬鹿さんの発想ということになるわけですね。

市場原理主義という欺瞞が米国を覆っている矛盾です。

トランプ大統領の登場の意味

トランプ大統領は保守派でありながら市場原理主義を採用していない稀有な大統領となっています。

それ故に世界中で弱肉強食を貪っているグローバル大企業の多くがトランプ大統領を批判する側に回っています。

実際彼は米国内のインフラ投資を圧倒的規模感で行いました。さらにコロナで緊急経済対策として何度も追加で大規模に国内インフラ投資を各種行っています。

彼の言動や人格を見て毛嫌いする人は多いのですが、政治家にとって大事なことはどんな政策を遂行しているかであり、経済政策に関しては彼は満点政策を行っているのですね。そうでなければ株式市場が歴史上最高値更新をし続けるわけがないのです。

しかし国家の財政を使ってこういうことをやることは効率が悪く税金の無駄使いであり、すべて民間に任せた方が良いというのが市場原理主義者の主張ですが、トランプ大統領はそう言った声を無視して圧倒的大規模に国内インフラ投資を実践し、それが結局は米国内の民間企業の繁栄にも繋がっているといった効果を生み、それが米国市場の強さにも繋がっているわけですね。

政府がやるべきは効率性合理性、市場原理主義ではなく、非効率非合理であっても国家の繁栄のための土壌造りをするということです。

これが出来るのは国家だけで民間企業は赤字になるような事業は決してしません。

この違いを市場原理主義者たちは認識できず、自己利益だけを追求する存在なのですね。

トランプ大統領誕生の意味は市場原理主義追及、グローバリズムへの反省からの厚い中間層の復活への布石なのです。

新型コロナウイルスがもたらす時代変化

新型コロナウイルスによっていわゆるオンラインであらゆる事象が処理される時代が進展するといった論調が多くなっています。

医療にしても教育にしても事務手続きにしてもお金にしてもオンライン化されることで効率化合理化されるということになっています。

その点は確かにその通りなのですが、そこにも落とし穴があります。

医療においては果たして医師と患者が対面することなく正確な診断が出来るのかどうか?信頼関係を構築することが出来るのかどうか?ということですね。

確かにわざわざ病院に出向いて待たされて三分診療は非効率のように思えるかもしれません。

しかしそれでも実際に会って話をすることの重要性は大いにあるのではないかと思います。

教育も同様です。

知識的には確かにインターネットで得ることは可能でしょう。しかし生きる知恵というものは未熟な人がいるとしても先生がいて、先生と生徒が実際に面と向かって会って話をして初めて理解できることがあると私は思います。同級生と実際に会って関わることによって社会性というものを身に着ける必要がありそれはオンラインでは得られません。

事務手続きやお金に関してはオンライン化を進めて良いと私も考えますが、元々その手のインフラが構築していない新興国であるなら問題ないですがそうではない日本においてはすでにインフラ構築が為されていく中で急進的に変えていくと多くの歪が生じてしまいます。その辺の調整に時間をかけてやっていくのはグローバル競争という意味では後れを取るガラバゴスということなのでしょうが、それでもそういったものもメリットばかりではないという意味で漸進的に行っていくのが最善です。

新型コロナウイルスがもたらす時代変化はやはり急進的に行うべきではありませんし、実際ならないと私は考えています。

どんなことにもメリットデメリットどちらもあり、その評価をじっくりと考察する時間を持つことが大事です。

急進的に行ったことの多くは間違いであることが多いわけですね。

市場原理主義者たちはそのときはまた変えればよいといった発想になるわけですがそれはあまりに傲慢です。

米国は確かに最強国だが素晴らしいとは感じない

最後までお読みいただきありがとうございました。

米国は今もって世界最強国です。

軍事力は当然ですし、経済力も中国に追い込まれていますが多くの革新的な企業も生まれ続けています。

軍事力を強くするためには経済力が必要であり、グローバル競争で勝ち抜くためには経済力が必要でありそのための外交交渉としての軍事力が背景にあるという側面もあります。

米国は確かに最強国なのですね。

しかし私は米国式の最強を素晴らしいとは全く感じません。

トランプ大統領はそこに気づいていると私は考えていますが、結局弱肉強食の市場原理主義であるグローバリズムは一部の圧倒的なアメリカンドリームは生まれるのですがその代償としてその他多くの酷いアメリカンヘルを生むことになり、総合的には良い時代とはならないと考えています。

米国は一つの最強の形を示したということは間違いないのですがそれが世界で意外と評価されていないというのが現実であり、実際この市場原理主義な世界で幸せを感じられるのは極々一部の人間だけなのですね。

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