米中コロナテック、永守会長、政府への依頼心、相場師という人間

相場日記(日々の全体相場観)

米中コロナテックといった造語ですかね、要するにコロナパニックによって法律ではない働き方改革が起きてインターネット利用者急増という流れによってコロナ前より大きく伸びた企業群ということで世界で企業価値が20億ドル以上になったユニコーン企業が4-6月のコロナ禍で22社生まれて7割が米中の企業ということになっています。

ここから分かることは要するに米中二強時代に入っているということですね。

なぜトランプ大統領が執拗に中国批判に興じるのか?

日本の右寄り界隈にいる反中思想ではないですね。

中国が米国に迫り追い越していきそうなほど力をつけてきて強烈に脅威を感じているということなのですね。

この日経記事のグラフにおいては世界において大飛躍をするスタートアップ企業のほとんどが米中で量産されているということになります。

少なからずの日本人がいつも馬鹿にしている韓国よりも後塵に排している体たらくであり、中国とは比較にならないほどに少ない数となっています。

米中時代と日本の凋落で述べた通り財政出動規模が明らかに米中と日本では桁違いの差ですから当然の結果と言えば当然なのですが、日本は相変わらず財政規律が何だかんだコロナ感染拡大阻止ファーストと言ってGoToキャンペーン批判に興じて東京を対象外にさせたりととにかく国家が金を使うのは無駄使いであるとした節約主義というのか子孫無視の状況ですから米中に圧倒的に引き離され続けるのは間違いない将来ということになります。

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ピンチはチャンス

日本電産の永守会長のこの発言はまさに優秀な経営者であることを証明しているわけですね。

ピンチはチャンスなのです。

新型コロナウイルス感染拡大怖い怖いと自宅に籠って恐れおののいている暇にはこのピンチをチャンスに変えようと積極的に動き出す人たちもいてそういう人たちが次代の成功者となるということですね。

評論家などはこれが駄目あれが駄目と述べるだけで自分は何もしない俗物ですが、経営者も新型コロナウイルスでもう駄目だといっている人も少なからずですが、本来的には実はこういった環境は圧倒的機会があるわけですね。

こういうときに果敢にM&Aなどを実践している経営者は圧倒的将来性のある有能な経営者である確率は高いですからそういう企業に投資なさると良いでしょうね。

巷ではどんな銘柄を買うかばかりですが、本来投資は銘柄選択ではなく経営者選択ですからね。

現在の環境は優秀な経営者を選別するには良い状況ですからじっくりと投資したい投資家は適切な経営者選択をするよい機会でしょう。

そして相場師もまた同様なのですね。

相場師にとってはまさにピンチがチャンス。

大暴落やら大リバウンドやら圧倒的ボラティリティがある状況は大きな機会となって果敢にリスクを取って挑戦する人たちに大成功をもたらします。

私自身新型コロナウイルスパニックは最高の機会であり続けており当然のごとく大利を出しているわけですが、これは相場師としては当たり前の話で、別段誇るべきことでもありませんね。プロを自認する者としては当然の結果なのです。

もちろんこういう時は人間心理上行動しにくい場面です。

明日も分からぬときに投資する勇気を持てる人というのは投資家にしても経営者にしても少数派なのですね。

しかしまさにこういうときにこそ動ける人間にならねばなりません。

相場はいつも少数派が勝利し続けます。

マスメディアが日々流す情報を鵜呑みにしていく多数派思考では成功はおぼつかないのですね。

新型コロナウイルスの不安や恐怖が煽られ続けている日々ですが私のような特異な少数派思考では優秀な経営者を探し当てる良い機会ですし、絶好の売買機会ということになるわけです。

厳しい業界を救うべく政府が動くのは当然だが

飲食業や観光業、医療も小児科医などは厳しい情勢のようですね。

GoToキャンペーン批判は相変わらずマスメディアを中心に行われ続けているわけですが、これは結局自らの首を絞めていく行為であると私は考えています。

厳しい業界を救うべく政府が動くのは当然ですが、政府に依頼心を抱きすぎるのもまた良くないことですね。

国を支えて国に頼らず。と題して私は述べましたし、私自身は相場師で実際国に補助金など一切貰ったことはないですし、貰えるわけがない仕事というわけなのですが、毎年個人としては多額の税金を収めて国家に貢献を愚直に継続しているわけです。

その立場から言わせてもらうとあまりに依頼心を抱いて政府批判に興じる人たちはちょっと黙らっしゃいと言いたくなってしまいますね。

批判をするのは良いのですが依頼心に依存するのはよくありません。

自己責任を過剰に追及することはよくないですが、多少は生きることは自己責任であるということも感じなければいけません。

新型コロナウイルスは新種の風邪に過ぎないものでありますが、ロックダウン、それに準ずるようなことが世界中で行われることによって経済的打撃は確かに非常に大きいものですから政府はもっともっと財政出動すべきであると私も考えますが、そこに過剰にも依頼すべきではないのですね。

自らの努力によって試行錯誤によって道を切り開いていく試みも忘れてはいけないのです。

GoToキャンペーンに対しての政府批判は流石に行き過ぎであると私は考えています。

相場は完全な市場原理主義世界であり、相場師である私はその中で長年生き残り続けるべく試行錯誤を重ね続けていますから、あまりに国家に依頼する人たちを見ると辟易としてしまうのですね。

もう少し老いてもなお盛んに行動しまくる永守会長のような発想も考慮して欲しいのです。

GoToキャンペーンは様々な制約があるにしても現在苦しんでいる業界を助けようとするものですから粛々と実践すればよいのです。

もちろんこれだけでは足りないですから多方面から様々なことを継続的にこれからもやっていくべきですね。

完璧である必要はないですしそんな制度は一つもありません。

今はコロナ禍で圧倒的経済崩壊が進んでいるのですから無駄や非効率があってもとにかくやることが大事なのですね。

52週線の上に来たNYDOW

依然として元の鞘といった展開にはなっておりませんが、NYDOWは底堅い推移となっていますね。52週線の上で推移するようになってきました。

基本的にこのあたりで揉み合いながら新高値奪還へ向けて進むなら非常に強い展開となるということになるのですが、果たしてどうなりますか。

結局はコロナパニック次第ということになるのでしょうね。

感染再拡大が大きく進んでいく展開になるのかそれとも収束に進んでいって第三波に備える段階といったことになるのか、どうであれ米国は世界最大の感染者数といった世界最大の検査数といったことを背景にした圧倒的数字を叩き出していますのでしっかりと米国中に感染が広がり切れば結局その中でほとんどの人が回復してしまうことによって収束は早くなる可能性は高いでしょう。

しかしマスメディアは大統領選を控えて感染拡大がそのままトランプ大統領を追い落とす絶好の機会ですから煽情的報道を繰り返すことになるだろうと思います。

トランプ大統領は定期的にコロナの不安や恐怖を抑えるべく記者会見を開いていますし、緊急経済対策は完璧ですからそこを批判できないためにマスクを大統領があまりしないなどといったどうでもいい些末なことを批判したりして、感染拡大していることを大統領の責任にしようと仕向けているのがいわゆるグローバルマスメディアの常套戦略ということになるからですね。

ナスダック市場は相変わらず上昇トレンド継続中でそこに変化なし状態ですね。

週足においても乖離が開いておりプチバブル状況ですのでしっかりと業績が追い付けていないことで乖離調整するタイミングがやってくる可能性はありますね。

こちらも同様にコロナ禍による影響がどのようなものなのか、本当にコロナ変革のようなことが起きていて関連企業が圧倒的な業績成長を始めているのかどうかの確認作業がこれからやってくることになるのでしょう。

私は進んではいるが革新的ではなく株価の急騰ほどの業績変化は起きていないと見ておりますので乖離修正はもう間もなくと見ておりますがこれからしっかりと注視していきたいと思います。

冷めた目

最後までお読みいただきありがとうございました。

株式市場は常に間違いを犯しながら正しい方向性へと進むといったことをしておりますからコロナテック企業といったようなものを生み出し続けています。

それは昔から変わっていませんね。

そのような予期せぬ事象が市場の考えというものなのですね。

そしてそのような主題が現れては消え現れては消えを繰り返してきた歴史となります。

今回もその多くが消えていく展開となり、少数が本物の企業として生き残っていくわけですが、大事なことはそのような流れに乗って踊らされている振りをする、つまりはしっかりと手掛けていくわけですが、それが確実に実現するといったこだわりを持つことなく次の主題に移る前に手仕舞うことがとても大事です。

相場師は常にそのようなどこか冷めた目を持った人間でなければなりません。

そのためには結局日々自分の考えではなく市場の考えに従いなさいと自分自身に言い聞かせ続けるといった地味な作業を反復していくしかありません。

これから秋口にかけてどんな相場になっていくでしょうか?

私には皆目見当が付きません。

皆目見当が付かないといった心の状態を維持しながら適切な機会と見たら仕掛け適切な機会と見たら手仕舞うのですね。

これを生涯繰り返すことが出来たならあなたは相場での大成功者です。

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