覚悟

独活日記(相場を生き抜くために)

覚悟はあるのか?

いい加減な人間に対して良く言われる言葉ですね。

しかし覚悟とは文字通り悟り覚めるということであり、粛々と我が道を迷いなく進むという意味もあります。

相場師として生きる覚悟がありやなしや?

私はそうあなたに問いたいと思いますが、その本質的な意味は前者よりも後者の含意を含んだ言葉であるということになります。

今日はこのことを考えてみたいと思います。

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相場師として生きる

何十年と相場師として生き残り続けてきた私が言うのもなんですが、相場師として生きる覚悟は並大抵のものではありません。

少額の資金があれば誰でも参加出来ますので参入障壁はあまりに低い現代になっており、お気楽に参入する人も後を絶ちませんが、事実はそう易々と行く仕事ではありません。

他の多くの仕事と同様、一人前になるためには数年以上10年近くはかかるものですし、相場師の場合はその後も何も保証されません。

多くの人たちが選択するサラリーマンは確かに薄給であることが多いですが、基本的にはとんでもないことをしでかさない限り、会社の業績悪化でリストラされない限り、毎月一定額の給料が支給されますが、相場師はそんなことは永遠に何も保証されませんし、マイナス給料、つまり損失が膨らむリスクも常にあります。

ある意味では赤字を出すリスクがある自営業者と同様ということになりますが、自営業者の方々は時とともにある程度の基盤、固定客というものが出来ていくことで何とか将来見通しが見えてくることも多いですが、相場師にはそんなものはありません。

相場師として生きるということはそういう覚悟を決めるということになります。

悟り覚める

では後者の意味としての相場師の覚悟とは何でしょうか?

それは相場の正しい真理を悟り覚めるということです。

相場界隈では今日も株式評論家なる人物が、カリスマ投資家なる人物が、ツイッターやらラジオやらセミナーやらであの銘柄が注目だこの銘柄が買いだとやっており、少なからずの投資家たちが参考にしようと見ています。

日経新聞や四季報などを読み漁るのも同様ですね。

こういった投資をするならまずこれといったような相場の正しい真理ではないところに依然として向かってしまう投資家は悟り覚めていないということになります。

いわゆる相場界全体が互いの利害の一致によって相場の煽り役として報酬をもらいながら情報発信をしているわけです。

このこと自体は仕方がありません。法律を犯しているわけではなく、需要と供給が一致しているから依然としてそういう方々が存在し続けているわけです。またそういう方々もそれで生活しているわけですし容認するしかありません。

相場界は昔からそういった真理なき常識が多数派を占めている世界であるということに気づき覚醒できるかどうか、実はここに相場師としての意識改革の第一歩があります。

生涯相場師で居続けるということ

メディアが取り上げるのは常に一時的、象徴的に、要するに視聴率のとれる話題性のある事象ばかりですが、もっとも覚悟の要ることは生涯相場師で居続けるということです。

きちんと毎日売買判断を下し続けながら生涯相場師で居続ける、つまり成功し続けることが出来るということは私も含めて相場師の大きな課題であり続けています。

一時的成功というものは誰でもとは言わずとも結構少なからずの人たちが可能なのです。

それは何故かと言えば株価は上がるか下がるかしかないからです。

上がる方向性に大きく賭けてたまたま株価は大きく上がってしまう銘柄を取引することで大利を得てしまった幸運な人というのは世界中を探せば確実に少数ながら毎年登場してくるのです。

しかし継続的成功、そしてその継続が生涯に渡ったという人は非常に極々限られた地味な日々の作業を諦めずに怠らずに適切に実践継続出来たといった視聴率など全く取れないような日々正確に同じネジ作りをする熟練職人さんのような平凡に見える存在なのです。

私自身そうですが、あなたは生涯相場師として生き抜く覚悟が出来ているのかどうか?

それは相当な覚悟が必要なのです。

今日を必死に生きる覚悟

新型コロナウイルスの蔓延によって世界中の平和ぼけしていた人たちは生きるとは何かということを再考させられる事態にあります。

家庭内暴力、DVが頻発したり、自殺してしまう人、仕事を失って何をしたらよいかわからなくなっている人、気軽に外に出られないことにストレスを溜め込んでいる人、総じて今日を必死に生きる覚悟というものが足りないということなのですね。

非常に厳しい言葉を吐きましたが、相場師は明日には一瞬で路頭に迷うことになるリスクのある仕事ですから今日を必死に生きる覚悟が必須なので現在新型コロナウイルスに不安や恐怖を感じている人たちを見ているとどうしても甘いと感じてしまうのです。

日本政府は確かにお粗末な対応しかしてませんね。

非常事態宣言を延長するのは良いとしてもその対価として所得補償を全額するといったことを同時に提示することが大事なのですが全くしようとはしておりません。消費税減税など議題にさえ上りません。私もこのブログでも徹底的に批判しています。

ただそのような政権を支持し続けてきたのは曲がりなりにも国民の多数派であり、安倍総理は危機管理が民主党政権とは圧倒的に違うという触れ込みで支持された訳なのですが、いざその事態に陥ったときはたいして変わらない、むしろより酷い日本人ラーストな遅々とした対応しかできないということになってしまっている根本原因は我々一人一人の国民が人を見る目がないということなのです。

まさに自業自得と断罪しても決して理不尽なことではないのですね。

今日を必死に生きる覚悟を完全に固めた相場師である私翁は国になど全く頼ることなく、国が素晴らしい政策をしても酷い政策をしても関係なく良い仕事ができる技術を身につけて今日も淡々と稼ぎ続けています。

全国民に求めることは出来ないですし、国に頼らざるを得ない人たちは求め続けるしかないのですが、基本的には依頼心を抱くことなく今日を必死に生きる覚悟を決めることが大切です。

相場師になるということはその覚悟という精神確立が出来ている人たちということになります。

大前提としての覚悟

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日はかなり厳しい言葉を吐いてしまいましたね。

ご不快になられた方がおられたら誠に申し訳ありません。

しかし生における絶対法則は必ず死に至るということです。

どれほどワクチンを打とうが薬を飲もうがいずれ確実にあなたも死ぬということです。

そこから逃れることができる確率は0%であるということを考えたときに、今日を必死に生きる覚悟を決めるしかないのです。

元々その覚悟なき人は成功し続けることは出来ない相場の世界で生きる私は当然のごとくにその覚悟を決めて今日良き相場が張れるようにできる限りの準備をして真剣に取り組んで結果を分析反省を怠らないわけなのですが、覚悟とは結局正しい真理をきちんと掴み適切に実践継続することが出来るための大前提となる心構えということになります。

覚悟があれば何でも出来ます。

覚悟がなければ何をやっても続きません。

人生全般当てはまるわけですが相場も例外なく、どんな相場付きであれ、成功し続ける投資家として君臨し続けるために生涯取り組み続ける覚悟を決めることから始めることが大事なのですね。

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