私が相場師として最も重要視する指標はこの継続性です。
一時的に大利を得るなんてことは誰でも可能だし、実際それが出来ている投資家は少なからずなのです。
問題は継続性でそれは相場界に限らずどんな世界においても非常に重要な指標であり続けています。
今日はこのことを考えてみましょう。
続けることは難しい
勝負の世界において最も難しいことは何か?
それは結果を出し続けることが出来るということです。
どんなに優れたスポーツ選手も毎年結果を残し続けることが出来た選手は本当に極々一握りです。
大体は良い年もあれば悪い年もあるとなり、結果のブレが大きい選手がほとんどであり、安定した成績を10年20年と継続出来た選手はほとんどいなくなるわけです。
もちろんプロの領域ではそこに挑戦参加出来ているというだけで凄いことなのですが、そこで目指すべきは結果を残し続けることが出来るかどうかということであり、自分の肉体的精神的状況変化がどうであれ一貫して結果を残し続けられるかどうかということが究極の目標となるわけです。
スポーツ選手の場合は肉体的衰えがどうしても大きくパフォーマンスに影響してしまうという意味でより短い継続性となる確率がどれほど素晴らしい選手でも高まってしまいます。
いずれにせよそれほどに続けることは難しくそれは相場の世界においても全く変わりません。
相場は継続性を妨げる時代を常に作る
相場ではその多くが一過性の成功に終わっている投資家が多い主因はやはり継続性を妨げる時代を常に作り続けているからということになります。
つまり相場は変容し続けており、過去の検証で出た結果が将来を全く保証しないばかりか突然全く通用しなくなるといった局面を生むことさえあるということです。
こういった事態に対処し続けなければならずそれが出来ている投資家は数少ないということになります。
現在は歴史的な長期的大相場が継続していますのでもうこうやれば永遠に上手く行き続けるかのごとき発言をする傲慢な言動があちらこちらに産出していますが、これもまた相場は何事も起こり得るの一環であり、私自身もよくもまあここまで長続きしているなあと新鮮な驚きと共に相場は何事も起こり得るという相場の真理を再認識しているところです。
しかしいずれにしてもいつかはこういう長期的に好環境な相場も終焉を迎えますからそのときにこの現環境で上手く行き続けていた人も相場は何事も起こり得るということを痛感する事態に陥ってしまうことになるということになります。
相場は継続性を妨げる時代を常に作るということを理解しておきましょう。
継続性確立の鍵
いかにして継続性を保っていくか?
すべての勝負師の永遠の課題ですが、相場の場合はやはり何度も繰り返していますが、決して自分の考えというものにこだわらないようにするということが最も大切です。
相場がどうなるこうなるこの銘柄は大化けする、こういったことを各種分析によってさまざまな媒体や評論家などの煽り屋たちに影響されて固執してしまうとどうしても相場の急変に迅速に対処できなくなる自分を形成してしまいます。
従って自分にこだわらないという究極の困難に立ち向かわなければならないわけですが、自分に自信を持って相場を張っているからこそ相場は上手く行くという側面もある中で自分の考えにこだわらない謙虚さをどう身に着けていくか、これは私自身も試行錯誤中の本当に難しい精神的課題であり続けています。
相場が好環境の現在当然のごとく私も大利を出し続けていますが、そういった容易な相場環境が何十年も続いている中で突然そこに変化が起きたとき果たして自分の今までの成功体験による相場の張り方を一気に改変出来るかと言われれば難しいなと実感しています。
ただ私自身も含めてこのブログの読者の皆様はしっかりと毎回こういうことを反復していますから何も考えないでただただ儲かっている俺は凄い私は天才だなどと傲慢に考えている投資家たちと比較して適切に対処できる確率は高いだろうと言えるのかもしれませんね。
いずれにせよ継続性確立の鍵は自分の考えにこだわらないことであるということをもう一度しっかりと心に留めて置いてください。
一生もの
最後までお読みいただきありがとうございました。
どの世界の勝負師においても結果を残し続けられたという継続性を確立した人は本当に貴重であり最高峰に優秀であるということになります。
私自身も相場師としてそこを相変わらず目指し続けて相場を適切に張り続けることを今日も継続しているわけですが、いつ何時圧倒的な相場急変によって過去のすべての成功を埋めて余りあるほどの深刻な事態に落ちいる私といったリスクを決して忘れないようにしながら日々相場を張り続けています。
結局は相場の真理を忘れないことであり、忘れそうなほど上手く行っていても忘れないことであり、そのために私は何度も何度も反復しており、このブログで救われたといった投資家の方々が一人でも将来存在できるようにこれからもしっかりと反復していきたいと思います。
継続性を究極の目標にしてください。
それは一生ものの研鑽です。