値頃感

独活日記(相場を生き抜くために)

多くの投資家たちが今日もこの自分の値頃感というものを使って株価がどうなるこうなるということを述べていますね。

しかしこの値頃感という奴が曲者です。

今日はこのことについて簡潔に考えてみたいと思います。

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果たしてその感覚は正しいのか?

株価が前より随分と安くなっている、株価はもうすでに何倍にもなっている。

値頃感というのはつまり過去からの株価推移に対して現株価の値頃がどんなものかということを印象的に述べているということになります。

しかし果たしてその感覚は正しいのでしょうか?

株価が1000円から500円になってしまったらもう株価は半分になってしまったのだからずいぶん安くなったと考えてよいのでしょうか?

株価が1000円から5000円と5倍になったのだからもうこれ以上株価が上がることは難しいと考えてよいのでしょうか?

少し間を置いて考えてみてほしいと思います。

果たしてその感覚は正しいのか?

 

 

 

 

 

 

 

さて考えてみてどうでしたでしょうか?

事実は1000円から500円になってもそこから200円にも100円にもなり得ます。

5000円が10000円となり20000円となっていくなんてことはよくある話です。

残念ながら投資家たちがそれぞれ印象を持っているところの値頃感というものの多くは間違いであるということになります。

ファンダメンタル

ファンダメンタルとしては高成長していくなら株価はどこまででも上がっていきます。

そういう大化け銘柄は過去少なからず生じ続けてきました。近年ではヤフーが代表的でしょうか。

さすがに現在においては業績成長鈍化はしていますが、相変わらず高収益の優良企業であり続けている稀有な存在です。

上場当時はとてもそんな圧倒的可能性は見えませんでしたね。ネットバブルの象徴銘柄としてマスコミでも取り上げられてバブル崩壊しても堅実に高成長し続けてネットバブル時の最高値更新を果たしてバブルではないということを業績で証明した格好良い希有な企業です。個人的にはヤフーブログ終了で酷い目に遭わされましたが、経営としては儲かっていてもシビアな決断をし続けるからこそあれだけの収益が出せるということなのでしょうね。

また業績不振、不祥事など起こした企業の株価はどこまででも落ちていきます。

最終的には上場廃止が確定し、株価が1円になってしまった銘柄も過去多数ありました。例を挙げるまでもなくもう私も悲惨な銘柄をたくさん見てきました。その当時は素晴らしい高成長企業であるとか倒産などあり得ない優良企業とか言われていた企業が瞬く間に崩壊していくのを指を咥えて見るしかない悲惨な投資家と共に消えていくのを何度この目で見てきたか分かりません。

つまり企業価値の変化によって株価はいかような値にも変化しうるものであり、値頃感などというものは全く当てにならないということになります。

テクニカル

テクニカルとしては買われすぎ売られすぎ、買いタイミング売りタイミングという指標判断があります。

移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロス、ストキャスティクスやRSI、ボリンジャーバンド、MACD、グランビルの法則といった有名どころからその他無数のテクニカル指標なるものがありますね。

しかしこれもまた絶対的なものではなく買われすぎの指標が出てもさらにどんどん買われることもありますし売られすぎの指標が出てもさらにどんどん売られることもあります。

結局は個別で見たときにはケースバイケースのように見えてしまう程度の儚いものです。

ただ値頃感という印象と比較すると論理的であり一定の評価はできるものとなります。

私自身は非常にシンプルに移動平均線だけを利用しています。

メンタル

メンタル、精神としては値頃感といった何とも頼りない感覚に頼る自分自身にリスクを感じなければなりません。

株価がいくら上がろうともさらに上がるタイミングがやってくるなら果敢に仕掛けていかねばなりません。

株価がいくら下がろうともさらに下がるタイミングがやってくるなら果敢に仕掛けていかねばなりません。

メンタル、精神が大事であるということは少なからずのプロの相場師たちが述べていますし私などは最重要なことであり、必要なことのほぼすべてがこれであるとさえ述べていますが、ここで言うときのメンタル、精神とは自分の心で考える感覚といったものではなく、どうであれ淡々と市場の考えに従って実践する規律の徹底した遵守姿勢、正しくやり遂げ続ける覚悟といったメンタル、精神の確立ということになります。

ですから株価が値頃だと感じるあなたがいるなら、メンタルの貧弱さに対して対処しなければなりません。

結局

最後までお読みいただきありがとうございました。

結局値頃感で売買することは厳禁です。

浮遊した思考、曖昧な思考であるということに気づいてください。

そしてきちんと論理的根拠のあるタイミングで売買しましょう。

割安割高でも買いシグナルでも売りシグナルでもそこに一貫したものがある限り何でもよろしいですが、仕掛けた理由、手仕舞った理由をきちんと説明できるものでなければなりません。

値頃感ではあなたの行動理由にはまったくならないのですね。

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