財務省は結局自らが博打打ちとして大きなボラティリティをもたらして我々相場師の利益を積み重ねる糧となっているだけというのが実情です。
国家の機関でありながら博打打ちの主役を演じている現状は嘆かわしい限りですね。
しかしまあ現実は受け入れるしかなく、財務省がドル円限定において大きなボラティリティを作る主犯格となり続けることを表明していますので淡々と円買いでも円売りでも利益を積み重ねて一度に二度美味しい、しかも極短期でといった美味しい果実を淡々と積み重ねていただきましょう。
長期では円安傾向は変わりませんので最終的なポジションはドル買い円売りポジションとすべきですが、極短期では財務省の介入時には円買いで極々短期でかなりの値幅が出ていきますのでその流れに乗ってただしそのポジションは決してこだわらずさっさと利益確定することが大事ですね。
そしてしばらく介入による混乱による乱高下を静観しつつ底打ち転換したかなといったタイミングでしっかりと長期保有の円売りポジションを下値で貯めていくと良いでしょう。
相場の歴史としてはジョージソロス対英国政府といったポンド戦争などがありましたが今はグローバル投資家対財務省といった円戦争といったところですね。最終的な勝利がどちらになるかは過去の歴史を紐解いてみると良いでしょう。
私は市場の考えに従い続けます。
ボラティリティがあるということ
ボラティリティつまり価格変動量といったものは相場を張る上で大事な要素です。
長期投資家にとっては意味ないことかもしれませんが、多くの短中期投資家にとっては大事なことです。
何故ならボラティリティが無ければ相場は動かないからです。
ボラティリティがない市場においてはほぼ日々一定の狭い値幅レンジでいったりきたりを繰り返し続け出来高は過小であり続けます。
そんなところに投資してもまさに長期で待たされるだけとなります。
もちろんそれを批判するわけではありませんよ。
長期投資という観点からはそういう底値放置局面でじっくりと大きなポジションを積み重ねていっていつか業績急変や主題の一大主役となったりして突然ボラティリティが膨れ上がったときが来たときに圧倒的大利となるからです。もちろんそれがいつになるかは分かりませんが、ある程度予測できる手法であるなら問題ないからです。
ただ人間の生命にも限りがありますので出来得れば長いこと待たされることなく利益を出してその利益で美味しい物でも食べたいわけですね。
そういう考えの投資家にとってはボラティリティというものはとても大切なのです。
大きなボラティリティが生じるためには
この価格変動量を大きくするためには当然メインプレイヤーといった資金の大人な方の参加が必須です。
ですから彼らがどんな市場に今興味を持っているのかということを考えることは一理ありますね。
直近では当然ドル円ですね。
何故なら財務省がそのプレイヤーの一人として参加してくれることが確定しているからです。
しかも絶対円買いしかしないプレイヤーですからこんなカモとなる美味しい存在はいません。
普通は大人なプレイヤーが登場しても買い方なのか売り方なのか見極めることから始まります。
そしてもちろん彼ら彼女らもときには買い方ときには売り方として登場しますのでその方向性の見極めはより困難となります。
しかし現在のドル円においては財務省が円売りすることは絶対にありません
この絶対にないということが一つあることはそこに参加して稼ぐ上で非常に楽になるわけですね。
従って財務省がそれを公言し実践し続ける限り財務省の思惑とは裏腹に投機をより惹きつけることになってしまうだろうと私は考えているわけです。
実際その通りの財務省が参加する度に大きなボラティリティとなる展開となっています。
その大きな理由は上記したことなのです。
買い方売り方どちらでもいいのですが絶対豹変しないその立場であり続けることが分かっているということの重要性は計り知れないことなのですね。
ボラティリティリスク
ボラティリティがあるとリスクが高い市場であると見なされるのが一般的です。
確かに理論上はその通りです。
変動幅が小さければ損失も小さくなりますが変動幅が大きければ損失も大きくなってしまいます。
しかし現実の実践段階においてはこの理論は間違いです。
ボラティリティが小さいということは利益機会が少ないということである。
それが真理です。
従ってボラティリティリスクはボラティリティが大きい程低くなります。
この逆転発想を理解してください。
それは何故か
ボラティリティが大きい程リスクが高いとすべきなのに何故リスクが低くなるのでしょうか?
もちろん理論上は間違いであるこの言葉を正しくするための前提条件があります。
それはきちんと損失リスクを決めて実践継続するということです。
これをすることで大きく逆行してしまう取引においては損失限定され、大きく順行していく取引においては大きな利益となって総合的利益を得ることになります。
現在のドル円は圧倒的ボラティリティとなっていますから極短期という意味では円買いでも円売りでもどちらでもしっかりと逆行した場合に損失限定することで順行した場合にはその高ボラティリティによって大きな利益となり総合的利益となってしまいます。
ボラティリティが小さい市場では確かに損失限定したときにその損失幅を小さく出来るわけですが、逆にそれは利益幅も全くでないということを意味し、結局総合的にはより小さい利益となってしまいます。
従ってボラティリティが高ければ高い程投資リスクは低くなるわけですね。
ボラティリティは高ければ高いほど良い
最後までお読みいただきありがとうございました。
ボラティリティは高ければ高い程良いですね。
しっかりと損失限定継続出来れば着実に利益を重ね続けることが出来ます。
しかしどうしても高いボラティリティがあると投資家心理としては恐怖を抱いてしまいます。
自分が仕掛けた後一気に逆行して大きな損失となってしまうのではないかと考えてしまうのです。
しかしそれは杞憂でしかないことに気づかねばなりません。
いや実際にはそんな取引に遭遇することはあり得ます。
私も何度も遭遇しています。
しかしそのときはただただ損切りすればよいのですね。
高いボラティリティの市場を見つけたら恐怖を感じて仕掛けを躊躇するのではなく、機会を認識して果敢に仕掛ける勇気を持つことが大事です。
あなたの恐怖心理はただただ近い将来の最悪の展開を想像しているだけに過ぎません。
この投資家としての心理克服こそが課題と言えば課題でしょうね。
ここが解決できないなら確かに高ボラティリティはハイリスクになるからです。
現在のドル円は依然として面白い市場ですね。
財務省がそのきっかけを作ったことは間違いない事実です。
財務省は過剰な値動きを抑制するためと言いながら自らが過剰な値動きを極短期で作り出し続けているといった皮肉な実践を繰り返しているわけですね。
それは結局相場はボラティリティが高ければ高い程短期的売買という意味では非常に相場を張るべき、利益を出せる可能性の高い局面であるということを理解していないということなのでしょう。
相場は本当に奥深いものです。