英国保守党の圧勝

徒然日記(相場以外の話題も)

英国のEU離脱は英国人の多数に支持されているにもかかわらず政治家がグローバル資本に毒された人間たちが多いために揉めている状況ですね。

国民の意向と政治家個人の意向とどちらを取るのかといったことが問われることになります。

民主主義を標榜するなら粛々とEU離脱するしかありません。

期限は延期を重ねてきましたが2020年1月31日となっており今回こそはしっかりとEU離脱をして英国が独立国として生きる道を模索する時代に入ってほしいものですね。

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ポンドドルの動向

相場師としては相場のことに関心がありますね。

このブレグジット問題に大きく影響を受ける代表的な指標はポンドドルということになるでしょう。

前回の記述において私は1.2のラインを割っていくのかどうかと指摘しておりましたがこの大台数字は死守して反発し週足においてはW底の様相を示してトレンド転換していくことが出来るのかどうかといった現況となっています。

さっさとEU離脱すればよいのになかなか切り出せない状況に市場も飽きてきており、ポンド安に向かう勢いがかなり弱まってきてしまっているといったこともあるでしょう。

とはいえまだまだトレンド転換したとは言えず、1.2~1.4の間で揉み合いが続いていくのが確率の高い目先の方向性ということになるかと思います。

民主主義の限界

実はこの混迷において考えなければならないことは民主主義の限界というものです。

民主主義を信奉する人たちは現在でも数多いのですが実際はあまり良い制度でもないのですね。

じゃあ独裁がいいのかとすぐ批判されてしまうのですが、もちろん独裁が良いと述べているわけではなく民主主義は信奉するほど素晴らしい制度ではないですよということを我々一人一人が認識しておかねばならないということなのです。

ご存じな方も多いと思いますが、奇しくも英国元首相であるウィンストン=チャーチル氏の有名な言葉がありますね。

「民主主義は最悪の政治といえる。これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けばだが」

この言葉の真意は他に代わる最適な制度がないので仕方がないという含意が入っています。

いわゆる民意、大衆の多数派というものは大いに方向性を間違うということなのです。

少数、独裁でやればもっと間違う可能性もあるのですが、逆にこちらは本当に国家のためを想った行動をする優秀な少数の人物で構成されれば非常に素晴らしい政治体制となり得るということになります。

民主主義というものは次善の策に過ぎない。

これが現在の英国において露呈してしまっているという考え方もあるということになります。

私の意見

私の意見は変わりません。

私は感情的判断は決してしませんので客観的判断しかしません。

現在の政治制度は民主主義制度であり、国民一人一票で多数決で決定したことを粛々と遂行していくというものですからもう何度選挙をやってもEU離脱派が多数を占めているわけですからいい加減実践しなければ民主主義そのものの否定になると考えます。

そしてこの事象に限っては民主主義によるこの英国のEU離脱という決断はグローバリズムからの決別を意味し、英国民にとって長期的に大きな恩恵をもたらすことになると確信しています。

世界各国のそれぞれの国民の全体的総合的幸福はいかにしてグローバリズムから脱するかにあるからです。

グローバリズムの弊害は世界各所で生じており格差拡大の極大化をもたらしており極々一部の超大富豪と貧困にあえぐその他多数というのが最終的終着点にある多くの人間にとっては最悪の結末なのです。

日本政府は残念ながらグローバル政権であるために日本は日増しに格差拡大となってきています。

一部の超セレブな日本人がテレビなどで登場する一方で昔ならそこそこ豊かに生きられた世帯が貧困に苦しむ世帯に成り果ててしまいました。

日本ファーストではなく日本ラースト政策を行ってしまっていますのでもう後戻りをすることは現政権においては困難といえます。

非常に悔しい思いしか私は持ちませんがそれなら自分で権力を持つべく頑張ればいいだろうと言われたらそれでお終いですので残念ですが仕方がないことですね。

英国は果たして決断するか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回こそは英国はEU離脱を決断し実践できるかどうか市場は少し飽きてきていますが、歴史的には相変わらず非常に重要な事象となります。

多くの識者たちは再選挙だなんだと民主主義を否定するようなことを述べてただEU離脱させたくないだけのグローバリズム脳に犯されているわけですが、来年の1月末にはしっかりと英断してほしいと私は思っています。

相場師としてはポンドドルの動向に注目ということになりますね。

1.20という大台を死守できるかどうか、トレンド転換は果たすのかどうかその辺のところを見極めながら市場の考えに従って淡々と実践するということになります。

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