買いは家まで売りは命まで

独活日記(相場を生き抜くために)

相場格言としてこの表題がありますね。

わざわざ説明するまでもないでしょうが、信用買いをやって追証になって大逆行してしまうことで借金を抱えて家を売らねばならない事態になってしまうのが信用買いの最たるリスクとなり、信用売りをやって追証になって大逆行してしまうことで命を絶たねばならないところまで大借金を抱えてしまう事態になってしまうのが信用売りの最たるリスクであるということです。

これは理論上は確かにその通りで信用買いは最悪でも株価1円で終わりますが、信用売りは最悪では青天井で無限大まで行く可能性があるという意味で命まで絶たねばならぬほどの大損失となるリスクがあります。

これを見て空売りは決してしてはいけないとなるのですが、プロの相場師からするとそんな阿呆かということになります。

今日はこのことを考えてみましょう。

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そもそも論としての信用取引

まず第一に信用取引というものは借金して株をやるということを忘れてはいけません。

信用取引に手を出す時点で基本的に自分の身の丈以上の売買をしてしまうリスクが常にあるということになります。

信用買いだろうが信用売りだろうが問題は買いか空売りかではなく信用取引そのものに問題があるということです。

私は確かに信用取引をしております。

しかしレバレッジは1倍を超えることはまずありません。

これはどういうことか?

つまり信用取引を行うのはただ空売りをしなければならない局面が相場においてはあるからであって自分の身の丈以上に借金をして株の売買をやるというリスクを冒すために信用取引を行っているわけではないということです。

こちらの方がずっとずっと大事な観点なのです。

多くの投資家たちは身の丈以上に株を売買したい、つまりレバレッジを高くして信用取引をしがちなのです。

これが大間違いであるということになります。

空売りがいけないのではなく高レバレッジがいけないのです。その前では買いも売りもありません。

相場で成功し続けるためには

残念ながら買いだけでどんな相場付きであれ稼ぎ続けることは絶対にできません。

現在はそんな相場であるかのように錯覚している投資家たちがほとんどでしょうが、そしてこれから10年くらいはその通りになる予感も多分にありますが、永遠に続くことは決してありません。

私は相場で成功し続けるにはどうしたらよいかということを追求していますからその場合は空売りは必須となるのです。

一過性の一時的な大利など誰でも出せるのです。

問題はそれを持続させること、つまりサラリーマンのように安定収入であるかのように日々稼ぎ続けることが出来るような売買を生涯こなし続けることというのはやはりプロの領域でプロの中でも多くがそれを出来ずじまいでただ相場環境が良いことを祈る人たちで満ち溢れているのが現実なのです。

故にその挑戦は飽くなき挑戦となり、困難な挑戦となり、私を今日も奮い立たせるわけですね。

相場で成功し続けるためには空売りは必須なのです。

相場格言に当てはまってしまう人たち

そして実際この相場格言に当てはまってしまう人たちは存在しています。

私個人的にも知っています。

そういう人の多くはやはり自己反省しない人たちがほとんどでした。

そして自分の考えへの固執が異常でしたね。

そういう人はやはりなかなか相場で成功し続けることは出来ません。

何故ならいつも自分の思う通りに相場が動くわけがないからです。

論理的説明がしっかりできていてそれが納得できるものであっても相場がそれをただいま実現するとは限らないというのが相場の真理なのです。

ですからきちんと自分の考えを修正できる、自己反省をきっちりと日々し続けて臨機応変に売買できる人が成功し続ける投資家として今日も君臨し続けています。

ですからこの銘柄がいいあの銘柄がいいとカリスマ投資家の方であればあるほどやってほしくないというのが私の願いです。

投資家界隈で知名度が出てきてしまうとどうしてもその人の発言というものに大きなバイアスがかかってしまうのです。

もちろんその方に罪はないのですが、勝手に影響を受けてしまう投資家たちが愚かなだけなのでさっさと淘汰されてしまえばよいという意見も一理あるのですが、それでは投資家は多く育っていかないというのが私の考えです。

ですから私はそういったことは一切しませんし、これからもすることはありません。

自分が売買する銘柄など自分で一から考えて結論を出して責任をもって選択なさいと突き放し続けます。

ですから結局読んでも面白くない同じことの繰り返しばかりだということになるわけですね。

従ってただただ愚直に相場の真理だけを反復するだけとなり極々少数の本物の相場師を目指している方だけが愛好するブログといったことになっていくわけですね。

いずれにせよ相場格言に当てはまってしまう人は結局他人に依頼してしまう投資家として不適格な人間性の持ち主であるということになってしまいます。

レバレッジというもの

最後までお読みいただきありがとうございました。

相場格言はいつも何かを感じさせるからこそ今日も格言として君臨しているわけです。

買いは家まで売りは命まで

まさにその通りで信用取引とは最悪そういう事態になり得ることに手を出しているということを実際に手を出している人は認識したうえでリスク管理をしてくださいね。

どんなに素晴らしい銘柄に出会ったとしても全力信用二階建てなんて論外です。

たまたま一度それで大成功した日にはもうまさにこの格言通りの末路となるリスクが高まります。

あなたはそれほど素晴らしい投資家ですか?

何十年と相場を張り続けてきた私翁も相変わらずたいした投資家ではないと自認しております。

それでもあなたは借金をしてまで株を売買してよいほどの優れた投資家ですか?

よく自分自身を省みて欲しいのです。

何十年と相場を張り続けてきた私翁も信用取引は空売りをやらねばならない局面においてレバレッジ1倍にて利用する道具でしかないということをよく考えてみてくださいね。

レバレッジを批判しているわけではないですよ。

大きく短期で成功をもたらすためには高レバレッジが必要なことは確かなのです。

しかしやはり十分注意してそれを行ってくださいということですね。

人は自分が思っているほど感情的にならず冷静でい続けられる動物ではないのです。

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