多数派が正しいとは限らない

独活日記(相場を生き抜くために)

この世の常識というものはこの世の多数派の人たちが作り上げていることです。

現代の世は人殺しは犯罪となる国がほとんどですからそれを実践した人は大抵は罰せられます。しかし日本においても戦国時代においては兄弟親子でさえ下剋上で殺し合うのが常識となっていた時代となりそれが多数派の常識となっていました。

この世の常識は常に多数派が支配していると考えておくと生きやすくなるでしょう。

その意味は多数派が示す常識が正しいとは限らないという真理です。

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相場ではいつも少数派が勝利している

相場においてはいつも少数派が勝利しています。

どんどん株価が暴騰している相場があるとしますね。

そこで行われていることはこんなに上がるはずがないとして空売るなり敬遠して見送る多数派の投資家たちを嘲笑うかのように暴騰し続ける相場であるということになります。

テクニカル分析においては当然ながら行き過ぎ水準にあり、多くの相場では確かにその通りに株価は急反落し収束していくことが多いわけですのでこんなに上がるはずがないという投資家心理は多数派であり常に正しく見えるのです。

しかしそういった銘柄ほどさらに行き過ぎてしまうことがよくあります。

ある意味では例外事象の少数派の思考なのですが、まさに本当に大天井を付けるまでに結構暴騰し続けてしまうというのが実のところ真理なのです。

ここで考えるべきことは易しくて、あなたが株価が上がると思っているならそれは多数派の心理ですから間違うことがほとんどだと考えることです。

あなたが株価がこれ以上上がるわけがないと感じるならまだまだ上がるのです。

なぜならあなたは多数派の思考だからです。

プロの相場師は少数派です。従ってプロの思考はあなたと逆になり、そして少数派が勝利するわけですね。

相場ではいつも少数派が勝利しているということを忘れてはいけません。

この世は多数派が支配していますから多数派の常識が非常識となることはありませんが、相場では真逆となってしまいますので注意してください。

多数派の常識

一般社会においてはきちんと学校に行って高校、大学までは行ってきちんとどこかの会社に就職してサラリーマンとして生きていくというのが圧倒的多数派の人生であり常識とされています。社会で給料をもらって金を稼ぐというのが現代の世における一般常識となっています。

従ってそうではない少数派の人たちは社会において生きるのが苦しくなっていくわけですね。

自分は他の人たちのほとんどが当たり前にやっていることが出来ないということに強い劣等感を感じてしまったりします。

そして多数派からのそのくらいのことが出来ないのかこんな常識なこと誰でもやっているそれをやることが出来てから発言しろとか多数に言われてしまいます。

これは多数派の常識という名の罠にはまっています。

多数派の常識が誰にとっても正しい人生とは限らないのです。

学校に行けないのではなく学校に行くことが合わない子供というのは少数派ですが確実にいてそういう子供は別に学校に行かなくてもよいのです。

これは社会に出て働かなければならないという考え方も同様で、もちろん生活する手段は常に必要ですが、それがどこかの組織に所属してサラリーマンになるといった多数派の思考が絶対的に正しいとは限らないということです。

そういうところに合わない人は少数派ですが確実にいてそういう人は別の道を探し求めればよいのです。

固定観念

これから日本は利上げしていくのだから円高になるに違いない。

もっともらしい多数派の論理は日米金利差方向性といった材料だけで為替が動くわけではないということと、過去の統計をみたときにそこに相関関係が全くないという事実を無視してそういうことを言っているわけですね。

こういうものは固定観念というものになります。

相場ではこれは禁物の心理となります。

もちろん結果その通りの値動きをしたときには増長し傲慢になり次の当たらない予測に固執するようになりますし、結果逆の動きをしたときにはそんなはずはないもう少し待てばそうなると逆行していくポジションにこだわり続けてしまったりします。

赤信号みんなで渡れば怖くないという発想で多数派思考であることに安心感を持って常識として固定観念を抱いてしまうと大きな過ちを犯してしまうことになるのが相場の常識です。

相場における少数派が常に勝つということの誤解

最後までお読みいただきありがとうございました。

さて少数派というものを誤解してはいけないことがあります。

少数派というと何か少数な立場の投資家であるといった認識になりがちなのです。

一般社会における少数派というものは確かにそういうもので少数派な思考だとか性質だとか性格だとかといったものになるわけなのですが、相場の場合は例外的な事象となることということではないということに注意しなければなりません。

相場における少数派が常に勝つとは相場を動かすのは大資金でありしたがって大資金を持つ少数の人たちが考える方向性が正しくなることが多いということを意味しています。

つまり相場において勝利するのは常に大資金の側であり、それはいつも少数派な考え方であるということですね。

結局最終的に勝つのは常に資金力が大きい方、その銘柄にどれほどの資金を投じられる余力があり実際に投じる気があり、投じてくるのかということが大事という弱肉強食であるゆえに少数派が常に勝つわけですが、その内訳はとある一人の大資金保有者であることもあれば小資金の集まりだが多数であるゆえにすべてを合わせると大資金となるといった人数としては多数だがこういうこともまた少数派の事象となるといった場合もあります。

この辺りは誤解しないように取り組む必要があります。

まあこのブログの読者なら大丈夫でしょう。

つまり市場の考えに従いなさい。

それを相変わらず言いたいだけなのです。

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