相場を張る上で何を信じていくのかということは全ての投資家たちにとって大切なことです。
巷では相場のプロと称する素人たちが今日も喧々諤々ああだこうだと理屈を述べ続けています。
ドル円だけでも円安がどんどん進むと述べる方と円高に急伸していくと述べる方がただいまこの瞬間に同時にいるわけですね。
結果はどちらか一方が当たりどちらが一方が外れるということになるわけですが、とてもとてもくだらない話です。
正確には現状のまま狭いレンジ相場となって円安にも円高にも動かずどちらも外れなんてことも大いにあり得るわけですが、いずれにせよこういうものは全て有害にしかならないもので不必要な情報なのです。
だってどちらの情報も得たうえでどちらの情報を信じれば良いのでしょうか?
当たる方を信じたいものですが、どちらが当たるのでしょうか?
過去当たっているからといって今回も当たる確実性はありません。
論理的に説明されていて納得いくからといって相場は論理的に動くわけではないことは御承知のとおりです。
結局相場がどうなるこうなるといった類の話は一つも必要ないというのが本当のプロの相場師としての結論です。
それでもやはり心の弱い投資家たちはそういった類の肩書だけは立派な相場のプロと称した相場の素人たちの発言を探し求めてしまうのでしょうね。
私が信じているもの
私がこういったものを一切見ることない、その自信はどこから来るのか?そして翁は何を信じているのか?
これは簡単で私はチャートしか信じていません。
要するに過去培ってきたドル円の値動きの変遷しか信じていないということですね。
これ以外に相場を適切に張る上で何が必要なのだろうか?というのが私の意見です。
相場を張る理由は投資家でそれぞれであり、その意見は多種多様で見解の相違は無限です。
しかしその結果円安に向かったのか円高に向かったのかといったことは事実として円売り注文した勢力と円買い注文した勢力とが戦って値動きを引き起こして優勢な方へと変動していったことは純然たる事実となります。
この純然たる事実だけが信頼に足る情報であり、それ以外はすべて手前勝手な妄想でしかないというのが私の考えです。
そしてそのプロの相場師としてあるべき独立心を持った精神が何物にも何者にも踊らされることない、市場の考えだけに踊らされ続けることで適切な仕掛け手仕舞いを繰り返し、適切な損切りと適切な利確を繰り返し続けることを可能にするのですね。
つまり私は市場の考えしか信じていないということです。
専門家と称する素人たちに翻弄されず市場の考えに翻弄されよ
結論としてはこうなります。
何故相場の専門家と称する素人たちの情報に踊らされてしまう投資家が多いかと言うと相場はやはり先行きが分からないからです。
こうだろうというのを思い至ったとしてもそれが必ずしも実現するわけではないのでどうしても多くの投資家たちは気迷いを持ってしまうのです。
そこで素晴らしい経歴を持った相場の専門家っぽく見える実際には相場の本質を知らない素人たちに何らかの自分の考えの補強をして欲しいと依頼心を持ってしまいます。
そこが落とし穴となって次から次へと当たりそうな優秀そうな、専門家っぽい人たちが日々流している有害情報に飛びつき続けていくようになってしまうわけです。
従ってこのような見出しになるわけですね。
同じ翻弄されるなら市場の考えに翻弄されなさい。
これがとても大事な真理です。
私自身絶好の機会と考えて仕掛けたポジションがあっという間に市場の考えに裏切られて損切りを余儀なくされているわけです。
この経験をしてでは自分以外の誰かならこれを逃れる方法を知っているのではないかと考えてしまってはいけないのです。
そんな人はこの世に一人もいません。
私が断言しておきます。
どうであれ相場において翻弄されない投資家は一人もいないのです。
大事なことは適切に仕掛け適切に手仕舞うこと。
その瞬間損益状況がどうであれ適切に行動すること。
誰がもっともらしくそうではないと言っていても仕掛けるべきは仕掛け手仕舞うべきは手仕舞うこと
これだけが大事であり、そのためにはあちらこちらで翻弄されていてはいけないのです。
ただただ市場の考えだけに翻弄され続けることです。
チャートは現代では必須の指標となっている
チャートには過去の値動きの変遷が描かれているだけです。
そしてそれは紛うことなき事実のみです。
妄想でも予測でもなく、事実だけが詰まった情報なのです。
従って最も信頼できる情報になります。
そこに手前勝手な思惑も理屈も何もないからです。
そのチャートの中で優位性のある瞬間というものをいくつか選んで淡々と売買を繰り返せば良いのです。
私のようなトレンドフォロワーであれ、逆張りの投資家であれ、なんであれチャートにはその適切なタイミングが多くの銘柄で繰り返し繰り返し描かれ続けているわけです。
市場の考えは確かに気まぐれですが、しかしある程度の規則性も継続しています。
こういったものは巷にある各種相場情報には全くありません。
あの銘柄がいいだこの銘柄がいいだ、相場がどうなるこうなるなどという話は何の意味も為さないのです。ただただ金を貰って述べている人たちが自己主張しているだけの自慰情報なのです。そんな専門家と称する素人たちの自慰を眺めて何に役立つと言うのでしょうか?余程の暇人投資家ということになってしまいます。
短期であれ中期であれ長期であれチャートに注視することに集中しましょう。
株価が長期的に上がり続ける銘柄は必然的に業績も向上し続けています。
もちろん時間的な誤差は生じることで一時的割安割高局面は生じ続けていますが、最終的には株価はいつもその企業の業績に収斂していきます。
ですからファンダメンタル分析もまた相場を張って利益を出し続けるという点ではあまり意味がないのです。しかし現業績と現株価を比して割安か割高かといったことは客観的に出ていきますのでそのギャップを狙っていくファンダメンタル投資は全然悪くはなく、相場の専門家と称する素人たちの情報に踊らされるよりはずっとずっと良い指標です。
やるべき仕事をやる
最後までお読みいただきありがとうございました。
相場はいつも自分との闘いです。
そこに自分以外の他の思考を取り入れてはいけないのです。
ここを多くの投資家たちは間違って認識してしまうことで専門家と称する素人たちに翻弄されてしまうわけですね。
相場を張る上で信じるべき指標は事実のみです。
企業で言えば過去に出た業績です。しかしこういったものも粉飾していたり合法だが上手く見せかけていたりといったこともあるのでファンダメンタル投資の場合は注意しなければならずそしてもちろん長期では全体相場は上がり続けるということがあって初めて成り立っていく投資です。長期で全体が下げ続ける時代においてはファンダメンタル指標などいくらでも異常割安水準へと落ち続けていきます。それは過去日本の株式市場で実際に起きた事実ですね。
そういった時代に遭遇しないで死ぬ投資家はラッキーですが、それがあなたであったとなるかどうかは分かりません。
従って結局は値動きの変遷といった曲げることが出来ない真実だけを信じていくことがリスク管理としても最良となるわけですね。
いずれにせよ繰り返しますが相場は自分との闘いです。
どんなやり方であれ適切に売買継続していけば成功をもたらすわけですからその間に一切余計な誘惑物を持ち込んではいけないのです。
淡々と今日も自分のやるべき仕事を適切にこなし続ける。
本当にこれだけが大事でありそのために投資家の心の問題の解決が最重要ということになるわけですね。