世界通貨安競争

相場日記(日々の全体相場観)

米国のFRBの利下げによって世界通貨安競争が本格的に始まってきましたね。

世界的な経済減速は当然のごとく起こる景気循環であり、そこで政府ができることはその幅を出来得る限り小さいものにするということです。

そして日本はまさにこの世界的な好景気に沸く状況の内でデフレ脱却し力強い経済成長軌道に乗せておく絶好の機会だったのですが残念ながら安倍政権はその機会を捉えることなく世界経済減速を主導し、深刻な事態へと持って行く主演国として演じるべく10月の消費税10%を断行する予定となっています。

この日本の相変わらずの人口減の成熟国だから持続的成長出来るわけがない財政赤字拡大をなんとかしなければならないという平成の自虐経済財政史観は令和時代となっても残念ながら政界においては依然として根強く、マスメディアに犯されている少なからずの国民もまさにそれが経済がわかっている大人な意見として一定の浸透がなされてしまっています。

世界はそんな日本を尻目にECBも量的緩和拡大に舵を切っており、中国はもう言うまでもなく圧倒的に実践しており、その他世界各国いかにして自国を通貨安に持って行くのかといったところを戦略の一つとしていくといったことが始まっています。

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日銀は失政してはならない

日銀はこの世界的な通貨安競争に対して甘んじて静観しているどころではないですね。

さらなる金融緩和政策を果敢に大胆にやっていく必要があるでしょう。

日本政府の内政失敗の尻ぬぐいを日銀がさせられているといったこの数年だったのですが、そういったことは関係なく日銀は正しい金融政策を日本経済の現況と共に世界情勢に合わせて継続して行っていかねばなりません。

今回は世界がそういう流れになっているのですから日本も躊躇なく通貨安競争に参加し急激な円高とならないように対策を講じなければならないでしょうね。

これを怠れば圧倒的円高が進み、日本企業唯一の頼みの綱であった多くの輸出企業の業績が落ち込むことになり、内需だけでなく外需も厳しい状況となる日本経済ということになっていってしまうことでしょう。

日本政府がどれほど失政しようとも日銀は適切かつ機動的な金融政策を講じることで世界経済の流れに上手く乗って日本経済を金融面から支えることをしてほしいと思います。

安倍政権の拠り所

安倍政権の拠り所は唯一この適切な金融政策を日銀に行わせる人事を行ったことによる円安株高、グローバル企業や輸出企業といった限られたところとはいえ業績好調となって全体的な日本経済の底堅さを演出していたわけなのですからこれが危機的状況となりつつある今、安倍政権としてはもっと大きな危機感を抱くべきでしょうね。

そして具体的には消費税増税凍結を総理大臣の鶴の一声で実践すべきでしょう。

10月に消費税10%に上げたら本当に非常にタイミングよく世界経済の崩落の先陣国といった役割を演じることになってしまいます。

安倍総理としては長らく権力の座に居座ってもう十分やったからもう後はどうなっても構わないといった発想になるのかもしれませんが、韓国などというくだらない国を罵倒して制裁して喜んでいる暇には最後くらい日本国民のための行動をしてほしいというのが私の淡い願いです。

世界通貨安競争の本質

世界通貨安競争の本質的部分は私は次のことにあると考えています。

いわゆる米国ファーストといった自国ファーストを掲げてグローバル大企業支援ではなく各国が内需拡大政策に進むことによって起きることと言うのは当然ながら自国の産品、製品を輸出する、それを拡大していくという方向性です。その際に為替取引をしなければなりませんのでそこで自国通貨が安くなっているとより実質的な国力は増すといった点にあります。

現地生産などを推進していくグローバル企業隆盛の時代においてはもちろん別の意味で為替は大事ではあるのですが、国力増強という意味では為替の動きがどうであれ問題ないのですが、現在は脱グローバリズム、自国ファースト政策の時代が到来しておりますので各国いずれも自国の通貨が出来るだけ安い、少なくとも急激に高くなってはいないということがより大事なこととなってきています。

日本ももちろん同様である程度の円安にしておくべきなのですが、ただ日本の場合は日本ファースト政策はしておらず相変わらずの時代遅れのグローバリズム政策を敢行しておりますのでそういう点では円高でもまあ良いのではないかといった皮肉を述べることは可能ですね。

ただ現実的には日本企業も当然一定規模の輸出産業があるわけで停滞する内需のみならずこういったところも同様に停滞してきたらより深刻な日本経済に沈んでしまうといったことで円安基調というもの、少なくとも急激な円高にはならないように金融政策を整えておく必要があります。

この世界通貨安競争の本質を決して見誤らないようにしなければならないと考えます。

相場師として

最後までお読みいただきありがとうございました。

相場師として述べることは何も変わりません。

円高になるなら円買いするしかない。

ただそれだけの話ですね。

世界経済が減速していくなら世界経済が減速する方向性へとポジションを取ればよいだけなのですね。

日本経済がどうなろうとも世界経済がどういう情勢になろうとも全く何の関係もなく正しく売買行動を実践継続できる相場師であるなら生き残り続けることが出来るということです。

投資家としては世界通貨安競争に米国参戦ということで通貨がだぶつく方向性として魅力が高まるのは金、GOLDということになります。

実際力強い上昇トレンドが始まってきました。金については以前に述べていますのでこちらをご参照ください。

いずれにせよ流れに乗ればよいという点では我々相場師は幸せですね。

日本経済が沈んでしまったら厳しい生活を強いられることになってしまう国の政策、時代によって大きく影響されてしまう人たちは本当に不幸です。

そういった人たちのことを考えるからこそ私も正しい経済政策とは何だろうかと考え続けこうではないかと自己主張し続けるわけなのですが、世界的な通貨安競争に入ってきている現況において日本政府は二歩も三歩も遅れており、唯一及第点だった日銀も半歩遅れ始めているといった感じになっているのはもう少し危機感を感じた方がよいのではないだろうかと日本経済がどうなろうとも全く問題ない相場師である私は老婆心ながら言いたくなってしまうのです。

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