トランプ関税で大暴落だとセンセーショナルに煽ることによってさすがのトランプ大統領も譲歩するしかなく今は絶好の買い場だ米国経済は大丈夫だと述べることまでせざるを得ない状況に追い込まれています。
私はこの暴落の責任はトランプ大統領ではなくバイデン政権にあったと考えておりますから譲歩することはないと考えておりますが、トランプ大統領はそうではなく愛国者として米国市場のショック的な暴落は看過できないとして色々と介入してくださったということになります。
米国では株式市場の影響力は日本などよりずっと大きく世界にも大きく影響を与える企業群が上場していますから当然とも言えるかもしれませんが、いずれにせよこの行動によって一気にリバウンドが起きて小康状態となったといった現状ですね。
相場師という立場からは短期的下げ過ぎの修正は入ったもののまだまだ二番底をしっかりとつけて反発するまでは安心できない状況が続くということになります。しかしトランプ大統領のこの愛国姿勢を見ている限り、米国は大丈夫であり、米国経済も一時的後退を乗り越えて再び成長軌道に乗っていくだろうと確信しています。
情けない石破総理発言
一方で石破総理発言には呆れかえるしかありません。
トランプ大統領の吹っ掛けに対してこっちは一切吹っ掛けないと公言したからです。
つまりは交渉しないということでありこれを本気で実践するなら愚策中の愚策ということになりますね。
ブラフであることを祈るばかりですが、厳しい戦いとなろうとも日本国益のために戦うのが日本の長であり、総理大臣であるべきですが、残念ながら売国者石破総理としての面目躍如ということになりそうですね。つまり彼は反米なのです。
もちろん米国に何でもかんでも付き従うべきであるという従米政権は情けない話でありものを申すべきは申すべきなのですが、あくまで同盟国として意見を述べていくという立場であるべきで反米ではダメなのです。このあたりのところをトランプ大統領は完全に見抜いているので石破政権と会うのも遅くそして冷遇し続けている現状です。
交渉しないというのならこの吹っ掛けをそのまま飲めやと言ってくるリスクが生じつつありますね。同盟国とは思えないほどの厳しい結果が出るリスクが出てきており、それは輸出産業のダメージが大きくなるリスクが生じるということにもなりますね。
関税をかけられたところでそれほどのパーセンテージでなければ為替変動で吸収してしまうのでおおむね問題ないと出来たはずなのですが石破総理はこの最初の段階で誤った言動となってしまっています。
こちらもしっかりと吹っ掛けてトランプ大統領に乗ってやらなければならなかったのですが、私はそういうことはしませんなんてトランプ大統領を怒らせるだけだろうというのが私の考えですね。相手の人物がどういう人物かというものを見誤るととんでもないことになってしまいます。残念ながら石破総理は様々な人と飲んだり話したりしたことがないのかそういう人物眼が全く足りないようですね。
相場概況
相場はどうなるのか?
それは全く皆目見当がつかないというか予断は許さない乱高下状態です。
とにかくしたり顔でトランプ批判に興じる人たちも多いのですがこれも相場です。
まだまだ相場というものを理解していないからこそああだこうだ批判するのでしょうね。
しかし相場は昔から今もそして将来も変わらずこんなものなのです。
理論的な割安割高評価のへったくれもないただの美人投票ですし、どんなにこれが正しいはずだという論理があって事実それが正しかったとしてもそうではないと考える圧倒的資産を持つ投資家がそれが間違いだという売買行動をすれば株価は間違った方向性へと突き進みます。
ですから自分の考えに固執してはいけませんよと私は述べ続けているわけですね。
私は確かに空売りで極短期で圧倒的利益を叩き出しましたが、こんなことはとある結果にすぎずどうでもいいことなのです。
このどうでもいいことだと自分で考えられるかどうかということがとても大事です。
そのうえで相場の話ですが、最初に述べた通り二番底をつけに行く展開であり、何とか底打ち転換するかどうかというところですね。
長期的円安方向性は不変なものの短期的に円高方向性に進んでおりこれが節目を割れるような事態になるかどうかということともちろん引き続き米国市場が調整局面ですから底割れ可能性もありその場合は日本市場も例外なく連動することになるだろうというところです。
ファンダメンタル的にはいわゆるリーマンショックのような経済状況にはありませんので何も恐れる必要性はないのですが投資家心理というものは移ろいやすい儚いものですからいくらでも翻弄されてしまいます。それは近いところではコロナパニックなどでも起きましたね。
こういうことはこれからも頻繁に起き続けます。
これも相場なのです。
ですからプロはこういうことが起こる得るということを想定したポジション管理を当然しているということになります。したがって何が起きても全く問題ないということになりますね。
GOLDの輝き
最後までお読みいただきありがとうございました。
こういう世界的な不安感から乱高下状態になってくるとGOLDの輝きが増すというのが歴史的な真理です。
ドル基軸体制が崩れるとか阿呆なことを述べている素人も多いですが、今までの圧倒的な決済通貨としての立場が無くなっていくということは確かですが、それでもドルに代わる通貨はないというのが事実ですからドル基軸体制は不変と考えるのが常識ある人間ならだれでも分かることでしょう。
したがって長期的なドル買いは間違いないということになりますね。
同時にGOLD買いもまた不変でしょう。
高値追いしても高値追いしても必ず救われる確かな市場の一つが金市場ということになりましょう。
巨大な新興国群の金需要は非常に大きいものがあり実際国家として買い増し続けているという事実もありその流れはこれからも変わることはないからです。
世界の不安を煽る連中が跋扈するGOLDの輝きが増す時代が21世紀ということなのでしょうね。
さて相場師としては今までの話すべて忘れてください。
相場師としては上がるものを買い下がるものを空売ることがすべてだからです。
市場の考えに常に従い続けることが投資家として成功し続けるための唯一の道です。
自分の損益状況がどうであれどんな人がどんなことを述べたところで市場は市場の思うままに進むだけですから結局市場の考えに従うことだけが唯一無二の真理なのです。
ただこれだけのことを何十年も言い続けている私翁も飽きない懲りない相場師ですが、これだけでよいのにそう思えずにああだこうだと理屈を垂れる連中が相変わらず今日も多いのもまた飽きない懲りない相場の素人だちだねえということになります。