米国市場2020

相場日記(日々の全体相場観)

米国市場は大統領イヤーは高確率で上昇ということで年初から好調な推移を示していますね。

私はすでに過去何度も繰り返していますがトランプ大統領が米国内経済政策において満点政策を行っていますので国外政策でいざこざが少なからずあれど底堅い推移が継続する可能性が高いと述べておりその正しさを結果として証明し続けている現状となっております。

今日はこの米国市場に関して最新情勢を述べてみたいと思います。

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上昇トレンド継続

これは言うまでもなくチャートを見れば誰でもお分かりになることでしょうね。

NYDOW週足

バブル崩壊だとか述べていた経済評論家などもいるのですが、残念ながらもっともらしい正論っぽいことを述べていても実際に相場を張っている実践家ではありませんので現場感覚というものが乏しく実態を正確に認識できないのですね。

私が相場を張り続けている中で感じているものは相変わらず底堅さを感じ続けているということになります。

そして実際上昇トレンド継続しており、これは現段階においては余程の予期せぬ事態が起きない限り圧倒的に崩すことは難しい状況ということになるでしょう。

米中貿易協定

第一弾の協定を結んだとしていますね。

基本的に米中貿易協議は長期に渡って続くものと私は考えておりますが、トランプ大統領としては大統領選を控えて実績を示したいという思惑も当然ながらあったかと思います。

それは各種マスコミで述べられているとおりなのですが、マスコミは中身がないとか言って批判しています。

しかし私が見るところでは予定通りといったところかなと見ております。

基本的に最終手段としての核兵器を保有しておりますから互いに大きな譲歩などあり得ません。

いかに欺し合いに勝利するかといったところが鍵ですが日本と違って中国も強かですから日米貿易協議における日本政府の体たらくのような事態にはなりにくいと言えますね。

マスコミの言説が非常に浅いと思う面は単純に中身がないとトランプ大統領の批判に興じている点ですが、トランプ大統領自身ブラフとも取れますが一応大統領選前に完全合意する必要性はないと述べているようにそこに期限を区切っているわけではなくあくまで米国の国益に見合う合意になるまでじっくりと取り組むということを暗に述べているということになるでしょうね。

大統領選に有効となるならそれもよいがあくまで第一は米国ファーストとなる合意かどうかという彼の基本に忠実に動いているように私には見えます。

それはもちろん中国側も同様ですから以前にもこのブログにおいて私が述べているとおり、確実に合意をしていくことになりますが、協議は長期に継続していくことになる確率が高いでしょう。

相場としては短期的な一喜一憂となる値動きは生じるものの、実際のところ最終的合意の方向性へと進んでいくという意味ではそれほど大きな影響はマスコミが大騒ぎしているほどはないというのが私の見立てです。

中東情勢

イラクに続いてイランと米国が戦争するということがまことしやかに報じられてしますね。

私の個人的な感想はああ前にも似たようなことが近くであったなあということになります。

盛んに戦争を煽った安倍総理お抱えの学者やら評論家やらは恥ずかしげもなく今日も自己主張し続けている訳なのですが、まあその辺は相変わらずの自分の言動に責任を持てない者たちの特性ですから仕方がないのでしょうね。

今回の中東情勢に関してはかなり複雑に様々な国が関わっていますので丁寧にそれを述べていきながら相場を絡めていきましょう。

まずトランプ大統領はツイッターのブラフ発言を見ている限りにおいては戦争する確率は低いというのが私の認識です。

すでに北朝鮮において前科があってその繰り返しにしか私には見えませんね。

その大きな理由は米国は中東への原油依存度が現在圧倒的に小さいものとなっていっているからです。

つまり中東情勢がどうであれ米国経済には特段影響はない状況にになっているということをしっかりと認識しておかねばならないということです。

米国はしっかりと自国でエネルギー生産力を高めて自立できるための戦略を打ち立てているわけですね。

イスラエル問題は確かにありユダヤ人が支配層に多い米国にも多分に影響がありますのでその点において米国にとっては北朝鮮より重要ではありますが、対イラク戦争を起こした時代とは根本的に米国の原油における中東依存度は低くなってしまっている、つまり簡易な言葉で述べればどうでもいい地域となりつつあるということになります。

原油は米国内生産で賄えてかつ世界一の経済力軍事力を保持する最強国であり続けており、米国は21世紀に凋落すると述べていた識者も多数いましたが、そうはならずむしろ食料エネルギーから軍事までありとあらゆる分野で他国に頼らずに生きられる国家形成が完成の域に達しようとしている段階にあると見ています。

中東情勢に関しては米国よりもロシアに多大な影響があります。これは当然ながらロシアが相変わらず石油依存国だからです。原油高になるか原油安になるかその値動きが非常に国家経済の状況に影響を受ける国であり続けている現状がありますね。

プーチン大統領が独裁制を強めていますが、基本的に中国とロシアは共産国とみておくことが大事ですね。見せかけの体裁は示していますが内実は独裁的な手法が強くなる傾向がある二大国です。

イランの問題はトランプ大統領とロシアの密接な関係性も含めてロシア主導で動いているのではないかと私は見ております。それは上記した通り、米国にとっては影響が小さくなっている地域でありロシアにとっては相変わらず多大な影響を受ける地域であるという単純な理由からです。

トランプ大統領にしてもプーチン大統領にしてももちろん自分自身のことも考えますが、基本的には自国の繁栄というものを第一に考えていますからその国益のために動くということを考えたときに中東情勢は今最も影響力を及ぼし、自国の都合のよいシナリオを目指そうと画策する大国はロシアであろうということになりますね。

WTI週足

相場としては原油は揉み合い傾向となっています。イランと米国の戦争リスクといったものがありながら急騰している感じはないですね。この辺はまず何より米国にとってはすでに原油高になろうがなるまいが影響は軽微となっているということが大きいのでしょうね。原油の需給的には米国内生産を増やす素晴らしい政策をトランプ大統領が行っておりますので逼迫していない点が大きいのでしょう。まさに戦争が起こらない限り急騰は難しいというのが現状のチャートから見た冷静な判断となります。

大統領選へ向けて

最後までお読みいただきありがとうございました。

いわゆる大統領選アノマリーとしての上昇相場というものがこれから実現していくのかどうかが注目点ということになるでしょうね。

相場はこの米国市場を中心として非常に良い環境が継続している状況です。

つまりは相場師としては素直に買いから入るしかないということになります。

日本市場も日本国内経済低迷無視で一定のおこぼれは頂けますので上値は重いながらも底堅い推移を示す確率は高いと言えるでしょうね。

永遠にこのような易しい相場が続くことはあり得ませんが、そうであり続ける限りは淡々と市場の考えに従っていくというのが大切な姿勢ですね。

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