現在相場は簡単であると述べてもそうだねえと言えるような環境にありますね。
実際歴史的長期的史上最高値更新をし続ける時代においては適当に買っておくだけでも一定以上の利益が出るような投資家も少なからずとなっていきます。
そうなるともちろん誰かに教授してやろうというような傲慢な発想でメディアなどに露出して本当に相場を懸命に張っているのかどうか分からないような人間も生み出していきますが、それほどの好活況相場が現在であるということになりますね。
その最大の功績は石破総理ではなくトランプ大統領であり、バイデン民主党政権が続いていたらこうはならなかったのだろうと思います。実際彼の政策実践は今のところ迅速かつ的確であり、米国ファーストで他国とは関税を武器に有利に進めており、日本は相手にならず参議院選挙というものを利用するタイミングで合意をさせて同盟国でありながら圧倒的米国優位な形にしてしまったのは敵ながらあっぱれと言わざるを得ないでしょう。
しかしそれを見てトランプ大統領酷いと述べるのは大間違いなのです。相場とは違って外交交渉は常にシビアな妥協合戦です。相手にスキを見せればそこを突くのは戦略として常識でそういったものを見せずにしかし喧嘩別れもせずに最小限の譲歩ですますのが交渉術なのですが、日本がそれが出来なかっただけの話だからです。責任は日本の総理大臣にあるわけですが、まだまだ交渉が続くからと述べて続投意欲満々なのは国益をさらに削ぐつもりかということになりますね。本当に国益より私益といった売国奴となる総理大臣となってしまいそうです。残念なことです。
いずれにせよこの相場環境では相場は簡単であると言えるような状況にほとんどの投資家があるということになります。こういったときにこういうことを述べるのは簡単ですね。
しかし私が述べる相場は簡単であるという意味は一般的に考えられているものとは異なります。
今日はこのことを考えてみましょう。
相場は株価が上下運動するだけである
相場は株価が上下運動するだけです。
本当にただそれだけの話です。
どんな市場でもそれだけです。
ですからそういう意味で相場は簡単です。
要するに上がるものを買い下がるものを空売れば誰でも儲かるということになります。
ここで疑問が生じることはそれはその通りだが上がるものを買うにはどうしたらよいかということです。
こちらはこのブログでも何度も繰り返し角度を変えて表現方法を変えて述べてはいますが、現在はただいま上がっているものを買っておけば概ね上手く行くような環境であり、素直に株価が現在上がっているものを適当に買っておけば上手く行くことが多いことになっています。そして何より大事なことは買ったはよいが含み益が順調に拡大していかない銘柄はしっかりと損切りする、見切るということですね。
ここは自分の選択の間違いを認める、自分は全取引で確実に利益を得られるなどという傲慢さを身に着けていないかどうかが問われる実践です。
それが出来ていない人は現在どれほど儲かっていようとも将来大きなリスクを背負いながら現在利益を出しているということに気づいていない投資家ということになります。
いずれにせよ相場は株価が上下運動するだけですからその推移を見て適宜ポジションを形成し、ポジションを調整し続ければよいということになり非常に容易な実践ということになります。
現株価という事実がすべてを簡単にする
そして現株価という数字が絶対的な事実として今ここにあり、それはだれが見ても明らかな間違いない数字として君臨し続けています。
そのことが相場を非常に簡単にしています。
要するに投資家は現株価があってその価格であなたは買えるのかということだけを考えれば良いからです。
理由は企業価値と比して割安かとかテクニカル分析によって買いタイミングとなっておりそれが継続する確率が高いかとかいったどんな理由であっても構わず、いずれにせよそこに現株価があることで自己判断が容易だからです。
現株価がどういった評価となるのか分からないというものは当然選択しなければよいだけの話であり、非常に相場を張る上で単純化出来るのです。
それは間違いなき現株価の数字というものがあるからです。
現株価という事実はだれが見ても変わらぬ事実です。
後は結局その現株価をどう評価して行動するのかしないのかというだけの話に単純化できます。
どう売買するか決まれば後はそれを適切に継続するだけ
投資家がやるべきはこれだけなのです。
ただしその投資判断に優位性と一貫性があることが大事ですね。
過去それを正しく継続した場合総合的利益が出ていることは当然です。
優位性があるということはそういうことです。
後はその優位性がある投資法をただただ適切に間違いなく全取引で長期にわたって継続できるあなたが形成できるかどうかなのです。
ここは唯一難しい人にとっては難しいと言えるでしょう。
守らねばならないことを守れない人というのはこの世にごまんといますからね。
投資家の中にもそういう人がいてもおかしくありません。
株価の値動きや相場情報に煽られて自分のやると決めた適切な行動を阻害してしまい色気を出して余計な売買を犯してしまったり間違った売買を犯してしまったりするわけです。
そういうことが過去一度もないという投資家はまずいませんね。
私も過去そういうことがもちろんありました。
今はそういうことは一切ありませんが若いころはそういうことを繰り返して自分の成功し続ける投資家としての精神確立を少しずつ醸成していったといえるでしょう。
しかしいずれにせよやるべきことは簡単なのです。
決められたことを決められた通りに正しく継続するだけです。
本当に簡単です。
投資家の精神確立がすべて
最後までお読みいただきありがとうございました。
相場は簡単である。
まさに理屈としては本当に簡単です。
だから経済の専門家と称する人間がてんで儲かっていない一方で一見何も知らぬ素人に見える素性の人間が大儲けしていたりするわけですね。
相場で稼ぎ続けるために経済や相場の専門知識は必須ではないのです。
むしろ邪魔になるくらいです。
相場をどう張ればよいかは本当に簡単ですからだからこそ専門知識を持ち合わせていない人が大富豪にもなっていますし、専門家と称する人なのにてんで儲かってないということも起こっているわけです。
相場は常にその相場を張る投資家自身の心が9割以上成否に占めており、その確立こそがすべての投資家にとっての至上命題だからです。
これが出来ていなければどんな相場知識、経済知識を深く持っていようともてんで儲かりませんし、これが出来てさえいればほとんど相場知識、経済知識がなくても儲け続けることが出来ます。
相場での成功者の肩書がバラエティ豊かなのはこの私の主張がまさに真理だからです。
相場での成功は投資家の精神確立がすべてなのです。